『寄生獣～完結編』※ネタバレ注意

＜あらすじ＞
人間の脳に寄生し肉体を操り人間を捕食する謎の新生物パラサイトが現れ、
大勢が餌食になっていった。
東福山市では市長・広川（北村一輝）を筆頭に組織化されたパラサイトたちのネットワークが広がりをみせ、
これに対し人間側はパラサイト殲滅のための特殊部隊を結成。
両者の戦いは激化する。
パラサイトのミギー（声：阿部サダヲ）を右手に宿した泉新一（染谷将太）は、
パラサイト側からも人間側からも危険視されていた。
人間とともに歩む道を探すパラサイトの田宮良子（深津絵里）は新一とミギーにその可能性を見出すものの、
母親を殺された新一のパラサイトへの憎しみは増す一方だった。
ついにパラサイトと人間の生き残りを賭けた最終決戦がはじまる――。



田宮良子（田村玲子？）のところで号泣…はしていませんが、
涙と洟をたれ流してしまいました(T_T)
映画館じゃなかったら嗚咽をもらしていたかも!?
泣けるから良いというわけではないものの、
展開と結末を知っているのにこういうやられ方をするとちょっと嬉しくなってしまうのでしたw
深津っちゃん上手すぎ！

原作の取捨選択の仕方も良かったと思います。
後藤との最後はオリジナルだったのかな？？？
大まかな流れしか記憶に残っていない残念な自分が哀しい…。
原作だと鉄棒にはダイオキシン類が付着していたことになっていたのに対し、
福島の原発のことをうけてなのか放射能になっていたのは主題のブレのような気も。
放射能だって人間が作りだしてその除去の仕方もわからない恐ろしいものではあるので、
自然破壊という点では合ってるのか…う～ん。

ミギーとの別れの後の大ラスの殺人鬼・浦上との対峙。
蛇足じゃないか？という意見もあるようですが、
田宮良子が残した「（パラサイトを）あまりイジメるな」という言葉の対比というか、
市役所掃討戦の大義のためには非道もやむを得ずというSATの姿勢と、
同じ人間であるにも関わらず人を殺すことで快楽をおぼえる浦上のような存在。
いったい本当の化け物は誰なのだろうか？など色々考えさせられました。

しかしベッドシーン長かったなぁ…。
話の肝でもあるし橋本愛ちゃんはかなり頑張っていたと思いますが、
ラブシーン苦手なものですから(-_-;



ではでは