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SMAPが出演した番組レポメインなブログです。たまに、ドラマや映画の感想などもあり。

『神様のベレー帽~手塚治虫のブラックジャック創作秘話~』

2013-09-25 22:45:07 | ドラマ
『神様のベレー帽~手塚治虫のブラックジャック創作秘話~』
(2013年9月24日)

<あらすじ>
物語は、昭和48年、ヒットから遠ざかり、アニメ事業も失敗、果てには会社も倒産させ、
人気低迷の状態であった手塚治虫の元に、
ひょんなきっかけで現代から入社一年目の新米編集者・小田町咲良がタイムスリップしてくる。
実は漫画になんてこれっぽっちも興味がない咲良。
突如現れた“謎の男”のはからいで、当時の編集部で働き始めることに…。
手塚番の編集者らと共に過ごす中で目にしたのは、会社を倒産させ、
借金まみれでボロボロの手塚、つまりは『マンガの神様』のあまりに意外で、情けない姿が!?

しかし、そんな状況の中でも手塚の作品への飽くなき探求心とこだわり、
睡眠時間を削ってまで、働き続ける仕事への執念は凄まじいものがあった。
そして手塚の『熱』に振り回されながらも、いつしか巻き込まれ、引きこまれ、
共に走り抜く周囲の人々や、手塚を信じて最後まで原稿を待ち続ける編集者・壁村の姿。
“モノづくりの面白さ”がココにある。
完全復活のターニングポイントとなった『ブラック・ジャック』の誕生と制作の舞台裏。
そして一度は失敗したアニメへの挑戦―。
“手塚治虫の生きざま”を通して、見えるものとは!?





剛が演じた手塚治虫をはじめ、当時の手塚プロの面々や秋田書店編集部の人達のキャラクターがとても魅力的だったので、
タイムスリップとか余計な要素は入れずに原作通りにガッツリと「ブラックジャック」制作秘話を見せて欲しかったです。
どうしても必要だったのであれば、タイムスクープハンターぐらいぶっ飛んだ設定にするか、
ベタに資料室の脚立などから落ちて〜とかにすればよかったのに…。
鼻持ちならない小娘編集者の成長を促すみたいな感じにしたせいで、
なんかブラック企業のセミナーですか?みたいなことになってしまっていたのがなんとも…(;´Д`)
手塚さんの仕事のやり方は無茶苦茶で、無理を重ねたから早く亡くなられてしまったのだと思いますが、
歴史を今の物差しで測れないように、あれをブラック企業だ!と捉えるのは違うのではないかと。
まさに「生き急ぐ」という言葉にピッタリ当てはまりますが、
やっぱり戦争体験が大きく関わっているのではないでしょうか?
(*大阪大空襲が原体験になっているとのwiki情報あり)
言論・思想・表現の自由…それまで抑圧されていた分の喜びは相当のものだったでしょうし、
多くの人が死を覚悟したことがあると後に証言していることを考えると、
生きているうちにやれるだけやってしまおう!となるのは無理ないのかな〜なんて。
最期の言葉が「頼むから仕事をさせてくれ」という逸話もあり、
理由とかそんなものは関係なくものすごい漫画バカ(良い意味)であったということですね。
とはいえ、手塚プロのスタッフになるのは御免被りますけど(爆)
現代の漫画家・作家さんたちの労働環境の改善の声に対してまったく異論はないものの、
手塚治虫という人はこういう人生を送ったと冷静に受け止めるだけで、
見習うとか否定するようなことではないと個人的に思うのでした。

ドラマのオリジナルキャラクターである大島さんの役の視点で描かれていたのが不満だったかもしれません。
第三者視点だとしても当事者の熱を感じたかったです。
あと、女性が1人しかいなかった違和感も…だったら全員男でも良かったんじゃ!?なんて。
そこらへんがすごくモヤモヤしてしまいました…う〜ん。




ではでは

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