Cafe SLOWHAND

珈琲と紅茶の小さなカフェのお話

魔法のルール

2015年08月30日 | 日記

8月も残すところあと一日。
あの暑かった短い夏も終わり、秋が来よ
うとしている。
朝晩はめっきり涼しくなり、パパはタオ
ルケットを体に巻きつけて丸くなり、レ
イラはパパの足元のクッションの上で丸
くなっている。

さて、2号店がオープンしてから2週間
が経過した。
この間、店長さんは、よく頑張ってくれ
たなぁ。
それに、うちのお店の常連さんも次から
次に2号店に足を運んでくれたみたい。
2号店に駐車場はないからね、おそらく
近くの有料駐車場に車を停めて、わざわ
ざ行ってくれたに違いない。
ありがたいやら申し訳ないやら、パパと
ママ、店長さんは恐縮している。

ところで、最近パパはよくコーヒーのこ
とについて聞かれる。
きのうもね、コーヒーのお仕事をしてい
る若い人がパパを訪ねてきた。
そいでね、その人がパパに聞いたんだ。
どうすれば美味しいエスプレッソが淹れ
れるか?ってね。
パパはね、返事に困ってしまった。
だってさ、パパにだってどうしたら美味
しいエスプレッソが淹れれるかなんてわ
かんない。
それが分かってりゃ、競技会(エスプレ
ッソの世界でも、実は大会がある)で日
本一になってるし、世界大会にも出場し
てるさ、ってパパが。

それは「宝くじ」と同じ。
かすかな可能性しかないけどさ、買わな
きゃ当たる確率はゼロ。
エスプレッソもね、淹れなきゃ美味しい
のが出せる確率はゼロなんだな。
だからね、毎日毎日ひたすら淹れるしか
ないんだって、美味しいエスプレッソに
出会いたけりゃね。

2号店の店長さんにもね、美味しいエス
プレッソの淹れ方なんてレクチャーした
わけでもなんでもないってさ。
ただ、マシーンの取り扱い方法について
「説明」しただけ。「教えて」なんかな
いんだよ。
あとはね、店長さんが毎日毎日静かに淹
れ続けるしかないんだね。

ただね、2号店の店長を務めるにあたっ
て、パパは彼にたった一つのことをお願
いした。
あることをシッカリ守ってくれれば、お
店は繁盛するし、立派な店長になること
ができるという魔法のルール。

お店に限らずね、そのルールはお仕事を
する上でいちばん大事なこと。
実はね、悲しいことにそのルールが守ら
れてるお店はすっごく少ないらしい。

ねぇ、パパ。
一つ守りゃ必ず立派なお店になるって、
そんな便利な約束ってなんなのさ?

でも、パパに聞いても教えてくれない。
だって、このブログ、多く人が見てっで
しょ、だから簡単には教えらんない。
それは「秘密」なんだってさ。

さあ皆んな、考えてごらんよ。
そんな便利な魔法のルールが何か。
ヒヨっとしたら、このブログの中に答え
があっかもよ~ん・・・


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