Cafe SLOWHAND

珈琲と紅茶の小さなカフェのお話

バスケット

2012年05月29日 | 日記

春の霞なのか、黄砂なのか、向こうのお山がかすんで見える。
今日も暑くなりそうだと、エアコンの効いたお店のクレートで
暑さは人ごとみたいに朝寝を楽しむレイラです。

さて、きのうは運動会の振替休日だったのかな。
朝の集団登校の景色は見えず、
お店の前の公園もひとっこ一人見あたらない。
きっと、疲れてみんなお家で寝てたんだろう。

さてさて、焙煎豆屋さんが今回送ってくれたコーヒー豆が
とっても好みに合ったみたいで、
ここ数日パパは上機嫌でコーヒーを淹れている。

そいで、欲を出して、あるものを手に入れた。
それはね、エスプレッソを淹れるとき、
挽いた豆を詰める「バスケット」っていう部品。

今まで使ってたのはね、マシーン本体に当初からついてた純正品。
ところがね、世のバリスタたちは違うヤツ使ってるっていうじゃない。

車だって、お洋服だって、お靴だって、
新しいものが出ると買いたくなっちゃうでしょ、
コーヒーの部品も同じなんだな。
例によって、新しもの好きのパパは、
お友だちに無理に頼んで、はるばるアメリカから輸入したんだ。

「バスケット」には、サンドイッチやフライドチキン、
冷たいジュースやドーナッツ・・・
いっぱい美味しい宝物が入ってると相場は決まってる。

きっと、新しいバスケットの中からは、
おいしいおいしいエスプレッソが出てくるんだろう。

さあ、芝生の上にチェック柄のシートをひいて、
本でも読みながら、気長にそれを待つことにしましょうか‥‥。


運動会

2012年05月27日 | 日記

強い日差しが照りつける真夏のようなお天気、
けさも舌を出してハアハア言ってるレイラです。

こんないいお天気に恵まれて、
きょう、各地の小学校では運動会をやってるらしい。
ちなみに、運動会を「やってる」てのは標準語、
運動会が「あってる」てのは方言らしいけど。

♪ 待ちに待ちたる運動会、来たれり、来たれり・・・ ♪

こんな歌、いまは歌わないのかな、
パパの子どもの頃は、
嫌がおうにも、自然と士気が高まるリズムと歌詞の
こんな歌をうたって運動会を待っていた。

スポーツが苦手のパパが、楽しみにしてた?
そう、パパはかけっこが好きで、健脚に自信があったらしい。

当時はね、ランニングシューズなんてなかったからね、
運動場では裸足の人も多かった。
この時だけ使う運動会専用の「白い足袋」ってのもあったって。
一日だけ履ければいい、とても簡易な作りだから、
閉会式の頃には、その足袋はボロボロになるんだな。

開店の準備が整った静かなお店で、
パパは当時のことを思い出してる。

校庭の大きなくすの木に縛られたスピーカーから
割れた音のマーチが流れ、笛が鳴り、
みんなの歓声がこだまする。

若い力は、第1コーナーから第2、
そして、腕を大きく回しながら第3コーナーを曲がって、
一気にゴールへと駆け抜けていった・・・。

パパとママは、いま第3コーナーにさしかかる頃?
そう、あとはね、転ばないように、
ちゃんと足元を見て、あわてずにシッカリ進むんだ。

なんかいま、遠くからみんなの声援が聞こえたような気がする・・・。


6月9日は臨時休業

2012年05月26日 | 日記

早いな、もう5月も終盤かと、
歳をとるごとに時の経過が速く感じるレイラとパパたちです。

仕事したくないなと、5月病にかかってた新入社員さんも、
この時期になるとあきらめがついて、
もうしばらくこの仕事続けるか、と快方に向かってるに違いない。

仕事が終わると、職場の仲間や友達と、
上司の悪口に花を咲かせてジョッキを傾ける。
それでいいんだ、とパパも思ってるみたい。
それでも、翌日はシッカリ会社に向かってんだから・・・。

そうこうしてると、6月になる。
ビアガーデンもオープンして、
社の方針が間違ってるだの、部長の考えに賛同できないだの、
「屋上第2会議室」では、ますます熱い議論が展開されるんだな。
みんなまじめだな、とパパは思っているみたい。
仕事終わってからも、やっぱり仕事のこと考えてんだから・・・。

そんなまじめなみんなをよそに、
6月は一日だけ、パパとママはお店を休んじゃいます。
実はね、友人の結婚式があるの。

6月の花嫁か・・・
きっと二人は幸せになるだろう。
まさか、うちのお店が第2会議室になるってことはないさ・・・。

   ※ そんなわけで、6月9日(土)は臨時休業いたします


遠近両用

2012年05月23日 | 日記

きょうも、いいお天気。
っつうか、ちょっと汗ばむくらい気温が上がり、
舌を出してハアハアいわざるを得なくなったレイラです。

きょうは定休日で、午前中は雑用をやってたパパたち。
それでも、例によって午後は二人で出かけていった。

で、行った先はというと、眼医者さん。
パパたち、眼の病気?
いやいや、コンタクトレンズの定期検診。

で、実は今回、新たな試みに挑戦。
そう、歳のせいか、二人とも近くの文字が見づらくなってきたのね。
そいで、「遠近両用」のコンタクトに交換することにした。

つけてみたら、なんとバッチリ。
新聞の小さなフリガナや、商品裏側の成分説明もはっきり見える。
先生に診断してもらってOKも出たってわけ。

二人の景色は、今まで以上に鮮やかで、
気分がよくて、お店に帰って珈琲で祝杯。

沈みかけたお日様の光がお店の中に差し込んで、
なんだかレイラまで気分がよくなった。
そいで、二人っきりでお茶する姿を、
レイラは思わず写真に収めたんだ。

わざわざ遠くから車で来てくれるお客さま、
ちょいと寄ってみるかと、徒歩でやってくるご近所のお客さま。
うちのお店、
毎日いろんな人が、いろんな所から来てくれて、
ホント、ありがたいの一言だ。

これからも、こんな風に「遠近両用」のお店でありたいな・・・。


出会う・その2

2012年05月22日 | 日記

テラスでお昼寝していたら、真夏のようなお日様に照らされて、
きょうは少しばかり日焼けした。
水着のあとがついちゃないかと心配しているレイラです。

さて、ハンガリーの人が旅に出てしまったかと思うと、
きょうはイタリアの人がお別れのご挨拶にやってきた。
京都を経由して、本国に帰るとのこと。
「チャオ!」と言って、笑って去って行った。

そうこうしていたら、アメリカからお客さまがやってきた。
聞くと、この人はしばらく日本に滞在するとのこと。
んで、その間に日本語検定を受けるらしい。
目標は検定一級合格。

日本語検定はどんな問題が出題されるの?
って、レイラはパパに聞いてみた。
そしたら、「んーっ、こんなんじゃない?」って、パパが。

「バラをながめているとゆううつになった」って、漢字交じりで書きなさい

そんな、かなり難しいじゃない。
それだと、きっと日本人のパパだって検定にうかりっこないよ。

そうだな、って納得するパパ。
どんな漢字だったっけと悩んでいたら、
意識が「もうろう」となってきた。

ねえ、これも漢字で書いてみなよ、パパ。

新たな出会いで、自分の漢字力の無さに気づかされ、
「がくぜん」とするパパなのです。

 ※正解   バラ・・・薔薇、ゆううつ・・・憂鬱、
        もうろう・・・朦朧、がくぜん・・・愕然