Cafe SLOWHAND

珈琲と紅茶の小さなカフェのお話

名前を添える

2012年12月31日 | 日記

風は冷たいけれど、
なんとか穏やかな天気にめぐまれた大晦
日。
ことしも、きょうで終わりなんだと思う
と、なんだかしんみりしてしまうレイラ
です。

この一年、いろんなところへ出かけたし
いろんなことがあったなと思い出す。
カフェやバーなんかへ行くと、
「あら、SLOWHANDさん!」と、
みんな歓迎してくれた。
ああ、自分たちのこと覚えててくれたん
だ、とパパとママはそのたびに嬉しくな
ってしまう。

パパが大好きな「いいことを書いてある
本」に、こんなことも書いてある。

こんにちは、さようなら、という言葉の
あとに、相手の名前を添えましょう。
お互いに温かい気持ちに包まれるでしょ
う・・・。

なるほど、
確かに、そう言われてみると、そんな気
がするな。
「あら、いらっしゃいませSLOWHAND
さん」なんて。

ことしもあと少しで終わってしまう。
じゃ、こうだね。
「さようなら、2012年さん」
「こんにちは、2013年さん」
これできっと、みんなが温かい気持ちに
包まれるさ。

ことし一年、大変お世話になりました。
どうか皆さま、
よいお年をお迎えくださいませ・・・。


モヤモヤする

2012年12月27日 | 日記

クリスマスも過ぎた12月の末にしては
珍しいポカポカ陽気。
きのう、レイラは一日遅れのクリスマス
プレゼントをパパからもらった。
お天気がよかったからね、お家のお風呂
場でシャンプーしてもらったの。
久しぶりの自宅シャンプー。
これがパパからのプレゼントだってさ。

さてさて、
けさも、パパはいつものように珈琲を淹
て新聞を読んでいる。
いつもだったら、読みもしないで横に置
ちゃう新聞の折り込みチラシの束。
でもね、けさは一枚のチラシが目に留ま
た。

それは、
先日、新聞社が読者へのプレゼントとし
折込みで配布した「地図カレンダー」
こと。
実はね、そのカレンダーの中に、間違っ
記載があったらしく、
お詫びの文章を書いたチラシと差し替え
の新しいカレンダーが折り込んであっ
たんだ。

新聞社が間違えちゃったのは、ほんの1
字。その1文字のために、何千枚も新
しい
カレンダーを刷り直して、もう一度
みんな
に配ったってことなのね・・・。

パパはなんだか複雑な心境。
1文字のために、どれだけの紙とどれだ
の経費を使ったの?って。

これをさ、お役所がやったら、市民やマ
コミから叱られっだろうなって。
税金だから叱られるってものじゃない。
購読料だって同じことじゃないかな。

パパは、あんまり「モンスター読者」な
かになりたくはないけれど、今回の一
件は
なんだかとても気になったらしい。

その新聞社の本紙の1面。
社名の下に、社のマークとこんなキャッ
コピーが書いてある。
県産宣言。

これ、県内の林業振興のために、地元で
とれた材木でできた紙を
積極的に使いま
す!って方針なんだろう。

なんか、理にかなってるような、そうで
ないような・・・


なんだかモヤモヤしたけさのパパです。 


郷に入る

2012年12月25日 | 日記

冷たい雨が降る朝を迎えたクリスマス。
さて、みんなの枕元には、
サンタさんからどんな贈り物が届いたのかな。
きっと、用意しといた靴下の中には、
ずっと前からお願いしてた
とっておきのプレゼントが入っていたに違いない。

それにひきかえ、
レイラの方は寂しい結末。
レイラはいつも、パパのベッドの足元で寝てんだけど、
けさ起きたらさ、
プレゼントなんて届いていない。
それどころか、
脱ぎ散らかしたパパの靴下が落ちてる始末さ。
最悪でしょ・・・。

さてさて、
以前お話ししてた、突然お店を閉めて遠くへ行った
カフェのオーナーさんのお話し。
どうやら噂どおり、またまたカフェを再開するらしい。
それもね、
パパが予想してたとおり、
「市役所近く」から「県庁の近く」に昇格するみたい。
そう、今度はね、
知らない土地で再起を図るんだな。

未知の世界での再出発。
きっと、本人はとっても不安だろうな。
でもさ、きっと楽しいこともある。
新たな出会いが、いっぱい待っているだろう。

最初はなかなかうまくいかないこともあるだろうけど、
きっと誰かが助けてくれる。
きっと近くには、昔っから喫茶店を営んでる先輩たちがいるだろう。
そんな人たちが、あしげくお店に通ってくれて、
いっぱい、いっぱいアドバイスをしてくれるに違いない。
経営のことだったり、その土地の習慣だったりね・・・。

郷に入れば郷に従え。
そのオーナーさんは、とっても温厚な人柄だから、
その人たちと仲良くなって、
新天地でも、きっとうまくいくに違いないさ。

クリスマスが終わると、
さあ、こんどはお正月の準備をしなきゃ。

再出発を果たすオーナーさんのことを、
自分のことに置き換えながら、
新しい年は初心に返って、
地域の人たちと仲良くがんばろうと思う
パパとママ、そしてレイラです。
 


マナーモード

2012年12月23日 | 日記

きのうまで降ってた雨もなんとかやんだ。
それでもやっぱり、頭の上にはどんよりとした雨雲が広がっている。
こんどは、雪を降らせちゃおうって魂胆なのか、
空からは、冷蔵庫の扉を開けたときのような冷気が吹き出している。

ここ最近、お店ではずっとモーツァルトなんかの
クラッシックのピアノ曲が流れてる。
なんだかパパはそういう気分らしい。

そんな店内で、
きのう、あるお客さまがお会計のときに、
「すみません、電話の呼び出し音が鳴ってしまって・・・」
って言ったんだね。
どうやら、お茶していたら携帯に電話がかかってきたらしい。
パパもママも、そんなことには気づきもしなかった。
だって、そんな格調高いお店じゃないからさ、
そんなの全然OKだもの。

さすが、モーツァルトの力はすごいもんだと
二人は感心したんだな。
なぜかみんなをお行儀よくさせちゃうんだからさ。

ところで、あしたはクリスマス・イブ。
チビっ子たちのもとには、待望のサンタさんがやってくる。
だからさ、このところチビっ子たちはとってもお利口さん。
例の「んなことしてたら、サンタさん来ないよ!」の
一言で、みんないい子になっちゃうんだな。
さすが、サンタの力はモーツァルト並だ。

きっとね、この時期、チビっ子の背中には
ON、OFFの印のついたスイッチが付くんだ。
そして、いまは「ON」の状態。
つまりね、マナーモードになってるってわけさ・・・。

もしかしたら、雪になりそうな今年のクリスマス。
どうか、チビっ子たちにステキなプレゼントが届きますように。
いい子にも、ちょっぴりそうでもない子にも・・・。


頂上でガンバル

2012年12月22日 | 日記

空には雲が低くたれ込めて雨続き、
けさも霧のような小さな雨が降っている。
それでも、冷たい路面を軽快な足取りでお散歩通勤したレイラです。

軽快な足取り・・・。
そう、ちびっ子たちはきょうから冬休み。
クリスマスを間近にひかえ、みんな笑顔になっている。
それを見てたら、レイラの足取りも自然と軽快になったんだな。

そうか、世の中はクリスマスか。
パパとママにとっては、実は恐怖のクリスマス。
そう、この時期、
うちのお店はお客さまが少ないんだよね。
史上最悪の来店者数を記録した、おととしのクリスマス・イブ。
ああ、ことしはその記録を更新することにならなければいいんだけど・・・。

でも、そうだよね。
クリスマスの夜はさ、彼氏や彼女と二人で
きれいな夜景を見たあとにディナーに行ったり、
パパがデパートで買ってきたチキンを、
家族みんなで食べたりしたいもの。
喫茶店の出番じゃないんだな、きっと。

そうそう、夜景と言えば、
この街の夜景が一望できる山の頂上に、
カフェがオープンしたんだよ。
なんでも、平べったい丸るいパンに具材を入れて食べる
「ピタパン」っていうのを出してるんだって。
そのお店、車を改造して作ったらしく、
とってもオシャレでかわいいって評判だ。

この時期、きっとそのお山の頂上もすっごく寒いことだろう。
でもさ、夜景を見にそこまでドライブに来たカップルは、
寒かないんだな、アツアツに決まってる。
そいでさ、二人の目はキラキラ輝いてんだ。
この街の夜の灯りよりも、もっともっとね。

霧のような冷たい雨が降るクリスマス。
アツアツのカップルに、熱々のピタパンを焼く
頂上のカフェの店主さん。
心に残るクリスマスが過ごせるようにと、
凍えながらガンバってんだろう。
服の下には、カイロをいっぱい貼ってさ・・・。