100日で習慣を変え、マインドセットを書き換える

迷いがなくなり、行動を加速させるマインドセットで新たな人生脚本を描く。

個人と組織...

2015-05-25 11:32:26 | 関係性イノベーション

関西でよく聴く言葉で
「みんなで渡れば怖くない」というのがあります。
点滅になっている横断歩道でも
一人なら躊躇するけど、数人が渡っていると
何の躊躇もなく自分も渡ってしまうでしょう(笑)

逆に人がやっていないことを
自分がやるのは勇気がいります。

目立ちたくないし、人の目が気になりますからね。 

 

 

目立ちたくないと言えば、

先日、電車の中で
明らかに服装も体系も妊婦さんに見える女性に
「どうぞ」と席を立って譲った際、
「私、妊婦じゃありませんので結構です!」 
と言われました。

なんて失礼なことを言ってしまったのだろうと
自己嫌悪と恥ずかしさで、
降りる予定ではない駅で降りてしまいました(笑)

このようなシチュエーションの時に
気の利いた言葉のひとつも出ればいいのですが、
完全に舞い上がってしまいます。 

 

話を戻しますが、

大勢で掃除をしている時、
一人くらい手を抜いても分からないような
安心感がありませんか。

同じことを皆が無意識に感じているので
意外に人数だけが多くてもダラダラと効率が悪く、
少人数でやっている方が
効率的なことが多々あります。 

 

例えば、これがオーケストラだったら・・・ 

オーケストラで、
「一人くらい間違っても大丈夫だ」
なんてことを思って個々が演奏していたら
大変なことになりますね(笑)

ここで疑問が湧きます。

何故、オーケストラは一人の指揮者によって
あのような素晴らしい演奏ができるのでしょう。 

その理由は、
各パートに「譜面どうりに演奏する」という
最低限の責任を与えているからです。

 

高校の時、私は
ブラスバンドでフルートでした。

フルートのパート譜を与えられ
その譜面の通り100%演奏していればOKです。
余裕があるからといって
他のお手伝いをすることはできないので、
自分の役割の中で、
120%の演奏をする努力をしていました。

もちろん、譜面通りに
演奏すれば良いというものではありませんが。

 

オーケストラが指揮者ひとりで
素晴らしい演奏ができるのは
各奏者の責任の範囲が明確で、
奏者の能力を120%引き出す指揮者との関係性。
ある意味それが信頼関係で成り立つ
チームワークなのかも知れません。

組織の中で、効率よく人が動くのは
個々の役割分担を明確にすることで
行動を促しているのでしょうね。

 

これは大きな組織だけではなく、
家庭やプライベートなグループ活動でも
応用できるのではないでしょうか。 

ただ、リーダーの考え方を一方的に
押し付けるだけでは反発をかうだけですから、

リーダーは本人の
責任の範囲を自分でイメージできるところまで
話し合って気付きを引き出してあげる。

 

自分が何をすべきか明確になっていれば
脳は自動的に必要なアイテムを探し、
軌道修正しながら目的に向かって進んでくれます。

 

今回の内容を、
あなただったらどんなところへ応用しますか?