Catch of the day

food planner cacoの日々もぎたてスピリッツ・・・

ワイン造りと人生の地図

2014-04-19 14:13:44 | ふと思うこと
ワイナリーでお話を伺うたびにふと思うことがあります。

人生はワインづくりに似てる。


最初の頃はボジョレーヌーボーのようにクリアーな状態で成人を迎えます。

第二の人生になると

瓶のなかで経験と知恵という酵母が役目を果たすのです。

少し古くなったものが澱となる。

この澱は自分が今まで絶対としてきたもので

お役目となったことを認め退散させるのが困難。

この難しい澱ひきの作業で「新しい」が生まれる。

人の人生がそうであるように。


若い頃は就職をきっかけに夢を探る。

こういう時はどこそこの企業に入社したいと

軸が定まる。

そのまま入社を続け定年までという人もいれば

今の時代はそうもいかない場合もある。


大学で講義をしていると

若い学生が○○になりたい!

そんな眩しい姿を幾度となく見てきたわけです。

ほんと、夢を語るこの瞬間、若い乙女たちの美しいこと。


「ビジョンがないとダメ」

こんな言葉があるから

ビジョンを持てない時、見えない時に振り回される。


私が歩き出した第二の人生は

足元の地図を探りながら進んでいく、

とりあえず進んでみようという感じでした。


今までの経験と知恵で組み立てたランタンで

足元を照らしながら進んでいく。


なんともミステリアスで

見えないことの不安、

でもここだ!と探り当てた瞬間

ぱっと明るくなる視界の中に立っているんだと思います。

人によってビジョンの持ち方、タイミングはそれぞれ。

人と自分は違います。同じじゃない。


ワインにはその年に収穫した出来の良いブドウだけで造られるビンテージもあれば

ブレンドされるものもある。

人生のなかで自分自身がネゴシエーターとしてどれだけのクリエイティブを発揮するのか。


完成されたボトルに貼られたエチケット。

そこには自分の名前と誕生した日付から完成までの熟成期間。

ブドウの種類が記載されます。

自分自身で素晴らしい格付けができるボトルが完成するといいですね。


私達ひとりひとりも自然とおなじ、時間をかけて育てられてきた天からの恵み。


そうとちゃいますか?



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フードプランナー @厨房

2014-04-12 22:25:55 | 仕事
目覚ましがなり、時計を見ると05:30。

またこの時間がやってきたか・・・起きるぞ。


週3日間、都内ど真ん中のビルの一角にあるレストランの厨房で

メニュープランをしながらコックコートを着て働いています。

09:00~21:00まで。

最初のうちは慣れなくて、夜中に足がつり、

夢の中でも足がつり


ようやく最近、コックコートが身体になじみ始めました。

新店のため、立ち上げの厳しい状況で何人かはやめていきました。

残った仲間で頑張った。

帰り道、気が付くと、手はぼろぼろ。とほほ。


今まで厨房の外でプランをしていた時、

大切なものに触れていない感に悩まされていました。

依頼を受けミッションとして挑んでも手ごたえを感じなくて

この仕事から少し離れていました。


が、何故か敢えて、突入。


厨房のなかでプランをするようになり、

いろいろなものが見えてきました。

自分が今まで一番欲しかった手ごたえのあるものに触れたと感じています。



週3日間以外のウィークデーは

今まで通り、フードのスタイリング&撮影、講師のお仕事、

そしてフードプランナーとして。


レストラン、カフェで以下お困りのことについて

ご相談、立て直しを致します。


人を雇ってもすぐにやめてしまう、

美味しいデザート、メニューのはずなのに人気が出ない、

ビュッフェスタイルに切り替えたいがオペレーションが解らない、

新しく立ち上げる際の厨房のゾーニング(レイアウト)のこと、

厨房のオペレーション、

仕込みのこと、

その他、従業員のワークスケジュールまで

カフェ、レストランの経営が上手くいかない問題点等をお伝えし立て直し致します。


いずれのご相談でも厨房の図面、または実際の厨房を見せて戴くことが必要となります。

ご予約はHPよりアクセスくださいませ。


自宅でのライフスタイル&料理のレッスンも今後再開の予定でいます。

その時になりましたらまたご連絡をさせてくださいませ。


未来の夢へ一歩でも近づく為、

いろんな変化に挑戦している今日この頃であります。
 


旅するようにまなぶ世界の食~PARISの街角編~ 東急セミナーBE公開講座 4月20日(日)



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