Catch of the day

food planner cacoの日々もぎたてスピリッツ・・・

おやつですよ。

2012-06-22 23:59:24 | 暮らし



窓の外に誰かがいて覗かれているのかと。





違うの、ビニールで窓がマスキングされています。





窓という窓のすべてが外からマスキングされており、

窓は開けられず。

なんにも見えない生活。


約1カ月間の外壁補修と塗装工事でした。

隔離された環境って辛いものですね。





塗装工事の方々は

熱い陽射しの下、汗、汗。 

台風の接近に急ピッチでの作業。雨との闘い。

おかげさまで、先日塗装が終了し

台風にも間に合いました。

やっと家に風が入り

自然の風で生活できるありがたさを感じています。





見かけ、ちょっとBU-でごめんなさい 

この日は天然酵母の抹茶あずきロール。

抹茶色に仕上げる為、ゆっくり焼きました。


冷たいお茶と一緒に、大工さんへ。

さ、おやつですよー、もしよかったら休憩してくださあい 


お世話になっている女性建築家さんと建築会社さんは

当初から何かあるといつもすぐに対応してくれるわが家のありがたい存在です。

ずっとフォローしてくださったおかげで

とても幸せな暮らしになりました。

足場もとれて残すところあと数日。

いよいよ最終段階。


ちょっとした偶然がありました。

足場を組みに来てくれた業者さんが

なんと主人の実家の家の補修でもお世話になった同じ業者さんだったのです。

東京と横浜なのに

こんな偶然てあるんですね。


壁はまっ白。

また新しく生まれ変わりました。

窓を開けて気持ちのいい風で寝ると

朝方すごい夢を見ました。

「88888888・・・」

数字が8並びで迫ってくる夢でした。

な、な、なんだこれ。

でも目覚めは良かったです。

8並び、縁起がよろしいということで、

友人たちよ遊びに来てくれたまえ。

女子会やるんだったよね。

来週には工事終了予定です。



週末レシピ
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イタリアンレストラン @カネ保水産 

2012-06-21 21:16:10 | 食空間 caco印



アプローチにグリーンがたくさんあるお店っていいですね。





ガラガラって横に戸が開くの。

自宅近くのレストラン、カネ保水産です。


メニューも全体がぱっと見渡せるし

余計な形容された言葉がなくシンプルなネーミングでわかりやすい。





すでに箸をつけた後でごめんなさい。

画像の加工はいっさいしていません。

マグロの中トロがこんなに美味しくリーズナブルに提供できるのは

たぶん三崎漁港に母体があるから。





電気窯で焼いているそうです。

このナポリピッツァ、なんてモチモチしているんだろう。

サイズも2種類選べます。

これは小さいピッコロサイズ。

二人でシェアするには丁度いいです。

自家製ツナのピッツァ。

調理が確かな店には長く愛される「自家製」がありますね。





パリッとした鶏皮の食感には

レモンならさっぱり。

甘酸っぱいバルサミコソースならコクをプラスしてくれます。

弾力な食感のなかに封じこめられていた熱々の香り肉汁が出てくる。

嗚呼~至福。


野菜は本当に美味しい。

野菜の水分がイイ感じで残っているのに

ポリっとした食感もある。

下ごしらえがきっと丁寧なんでしょうね。


カウンター式のセミオープンになった厨房ではアンテナがフル回転しているようで、

客のテーブルにお皿がなくなることのないよう

流れよく料理が出てくる。

厨房の中のオペレーションが流れるようなのです。


厨房のなかは間違いなく料理人という人がいます。

かなりセンスがいい人です。


ここにはもうひとつ!

美味しいポテトサラダがあります。

見た目は普通のポテサラ。

が、今まで人生のなかで食べたポテサラのなかで一番美味しい!

ぜひ。


このブログには、もう「本当に美味しい」しか掲載しません。

横浜の方でお近くならぜひ行ってみてください。

最寄りの駅は田園都市線藤が丘駅になります。

久しぶりにいいお店のご紹介です。


週末レシピ

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海の上の時間

2012-06-18 21:25:37 | ふと思うこと



この解放感、この陽射し。


この海のずっと向こう。

船で行くとしたらどこへ行こうか・・・

海の上を素足で歩けたら、

波が足裏にくすぐったく、

絶対に・・・

おもろい。





横浜は大さん橋の海の上のカフェで

ゆっくりと来月の大学の講義内容をまとめようと思ったけれど

心はすっかり海の上を歩いています。


来月、山梨学院大学へ講義でお邪魔いたします。

武庫川女子大学でも特別学期の講義を引き続きやらせて戴くことになりました。


私もまだ夢の途中だけど、

若い人はこれからもどんどんこの海を渡り、海外へ行くでしょう。

世界でオリジナルを知るということ、

その土地の空気を肌で感じることが如何に大切な情報であるかに気づくと思います。

オリジナルを知らないでアレンジをまたアレンジし重ねていくと

ストーリー性は薄れ、そのうち何も語らないただのモノになると思っています。

オリジナルに敬意を表すというエネルギーが宿っていないからでしょうか、

私が関わるフードは特にそうです。

イタリアンレストランの厨房で働いていても

イタリアへ行ったことのない人が多いのが現状です。


オリジナルのストーリーを知ることから生まれるものには華があります。

ここから発信されるものは

もはやアレンジではなく

独自のオリジナルにつながっていきます。


大学ではこんな話も・・・

みんなが好きなフランスの食文化、建築、アート等をベースに

人間力、女性のキャリア形成等、いろいろ講義を予定しています。


愉しい時間を持っていきます。

待っていてください 





ふ~、海の風は気持ちが良い。

すぐ右にベイブリッジで、

左側が赤レンガ倉庫。

どちらも絵になります。

こういうところで写真を撮ると必ずそれをお約束のように

アングルに入れてしまうわけです。

でも外してみた。


当たり前にしていたものから

少し心をフラットにする。


上手に撮ろうとかそんなことからも少し解放すると

赤レンガ倉庫もベイブリッジもない風景だけど

私には海の風が心地よいショットです。


正直になった時、 

すっかり大人になってしまった体裁の陰から

ずっと隠れていた本当の自分が顔を出す。

新鮮な風で呼吸をしたら

エネルギーチャージしたかな。


で、新しいエネルギーがチャージされたことを、

視覚で確認できるのだと最近気づいたのです。


旅行から帰ってきた時、経験ありませんか?

出かける時とは部屋の感じが変わっているような妙なあの感覚。

あれは旅行へ行き、新しいエネルギーでリフレッシュした証拠。


海風でチャージされたのかな

帰り道の風景が行きとは全く違って見え、

帰ってきたら部屋の感じが変わって見えました。


これからのシーズンは横浜の海の上、最高です。


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ほんの数秒の思い付き

2012-06-14 00:37:36 | ふと思うこと
ちょっとやってみようかな。

ほんの小さな気まぐれ。

思い付きからぼっと火がついて

すっかりはまり、

いつの間にか自分の得意分野になっていた。

そんなことってあります。





この日ちょっとした気まぐれで始めた調理、まぐろのコンフィ。

数々のハーブ、ペッパー、その他いろいろ調合し始めると

すっかりはまってしまい、

なんだかイイ感じのハーブオイルができました。

このオイルを使って低温でゆっくりゆっくりと火入れしていきます。


美味しいって好評だったけれど、

私はもっと美味しくなると思うのです。

もしかしたらこれ、得意料理になるかもしれない。





パスタにトッピングしてみました。

マグロの身がほろほろとして

ハーブとスパイスの香り。


パセリがあるといいですね。

もっと美味しいを目指したい。

只今奮闘中。


ちょっとやってみようかな・・・

このほんの数秒の思いつきって大事にしたい。

どこからかすーっと風が入ってきて

眠そうにしていた好奇心が心地よく目覚める。


本棚から手にする一冊の出会いのようであったり、

きまぐれな朝のお散歩だったり、

ふとレモンを入れてみたり、

小さな思いつきには素敵な奇跡が潜んでル。



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竹林と茅葺き屋根の家 @旧白洲邸 武相荘

2012-06-08 23:47:21 | 暮らし



自宅からそう遠くない場所、旧白洲邸へ。

白洲次郎さんと正子さんが晩年まで生活された茅葺き屋根の家の愛称は

「武相荘」

第二次世界大戦で参戦当初から日本の敗戦を見抜いた白洲次郎さんは

食糧難に備え町田市鶴川にあるこの古い民家へ移り住み

農業に従事されたそうです。





臼は新聞受けに。

イギリス留学経験がある方なのに、

日本の「美」を凌駕するもの無し・・・そんな精神が感じられるのです。





この鶴川の地から日本の中央をじっと見据えていたことも事実なわけで。

大木を這いあがる凛々しい「気」はこの家の主そのものでしょうか。





農機具がお洒落に見えてしまうのも白洲マジック?





もしかしてこのペパーミントグリーン・・・シャッシャツ・・・氷を削って

こんなものがお家にあったのですね。

何味のシロップだったのでしょうか。





ウッドデッキ床に

竹棚が落とす碁盤の目の影が

より一層、和を感じさせてくれます。


お部屋にはイタリアのムラノグラスがありました。

ヴェネチアングラスです。

底はまるいのに飲み口は五角形のうすはりに見える素敵なグラス。

縁どりに金が蒔いてあったのだと思います。

すっかりかすれていました。

どんな高価なものでもしまいこんでおくのではなく

日常に使用されていた正子さんのお人柄がうかがえます。


お二人の好みが少し違っていたのも愉しい。





庭の竹林の中にある三重塔の下に正子さんは次郎さんの遺髪を埋めたとのことです。

いつまでもそばにいてほしい最愛の人。

正子さんは晩年、ここで13年間一人で過ごされました。


家は不便なもので、

詳細まで念入りに設計したからといって、暮らしやすいかといえばそういうものでもない。

不便に少しづつ手を加えていく過程を愉しむ。

自然と生きるすべが随所に感じられました。


清々しい空気のなか、

久しぶりに豊かな時間を過ごせました。


ふと思い立って行く場所ってあります。

それは偶然じゃなくやはり必然に与えられた場所なんだと思います。

毎日の生活でインスピレーションを大切にしてみる。

心をフラットにした時、ふと誘われる場所には

確かに必然のメッセージに出会えるものだと感じました。


これから初夏にかけて訪れるにはとても素敵なスポットだと思います。

行ってみたい!と思った方は

たぶん必然な場所かもしれません。

行ってらっしゃいませ。



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アーモンドとチェリー 

2012-06-05 22:30:48 | 



カチンと音をたて

今まで栄養をたっぷり戴いた種を

強かに追い出し??





スウィートなお風呂にちゃぷんと入り

さっきまでつやつやでやんちゃだった赤い実は

しっとりとしたレディーになる。





今年も1キロ、シロップで煮ました。

これだけあればお菓子作りが愉しくなる。


私は冷めてからアーモンドエッセンスを少し加えます。

チェリーらしくなりますよ。

アーモンドエクストラというのも考えましたが、ちょっと高価ですね。


不思議ですね、アメリカンチェリーの種のなかの仁と

アーモンドエッセンス、同じ香りがしました。

チェリーの仁にはなんとかなんとかっていう毒性のものであまり身体によろしくないので

私のまねをして口にしないようにしてください。


チェリーとアーモンド。

不思議な関係です。


アーモンドにはちょっと切ないギリシャ神話があります。

トロイ戦争へ行った王子様を王女様がずっと待っていて

王子はもう死んだんだと思い悲しんでいる王女の姿を見て哀れに思った女神さまは

王女をアーモンドの木にしてしまったのです。

その後、王子がなんと生きてもどってきました。

王子は葉もない王女の木を抱きしめると

花で満開になったとのこと。

なのでアーモンドの木は葉よりも花が先に咲くそうです。


せつないお話ですね。


音楽界の異端児といわれる?あの作曲家のエリック・サティの作品で

「アーモンドチョコレートのワルツ」なんて面白い音楽もあります。

ちょっと不思議なの。


アーモンドって・・・





そんなことを考えながら

チェリーとアーモンドをチョコレートの中に封じ込めました。

チョコレートブラウニーっていうか

チェリーブラウニー。


日本人は唾液の量が少ないのでパサっとした焼き菓子は苦手。

焼き菓子を焼く時は

低い温度でじっくり焼くと、

なかはいつまでもしっとりとした感じに仕上がります。





チョコレートがしっとりとしたタイプ。

二つだけにしようと思ってもきっと後からもう一つ食べたくなる。

だから今日は三つまで。


甘酸っぱいチェリーはやっぱりこの季節のもの。

これから梅雨のお天気は心が少しブルーになりがち。

甘酸っぱいこんなお菓子を焼きながら

素敵なストーリーや音楽、

芸術に少し触れて明るく過ごしましょ。


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連載終了のお知らせ

2012-06-02 14:38:44 | gooグルメ週末レシピ 



2005年よりgoo「週末レシピ」の連載をしてまいりましたが

このたび私自身の諸事情により連載を終了させて戴くことになりました。

が、goo「週末レシピ」はこのまま引き続きgooグルメ&料理にて

ご覧戴けるようになっています。

ヘッダーのナビゲーションからアクセスが可能ですので

バックナンバーとして「週末レシピ」を今後とも活用して戴ければ嬉しいです。





週末レシピのTOPページでは

スタッフにお願いをして、

バックナンバーレシピからのローテーションで季節レシピを更新して戴きます。

季節に合わせたレシピをご提供できればと思います。





私の現在のブログは週末レシピを連載させて戴いていることから

gooの公式ブログとして更新させて戴いています。

こちらはこのまま変わらず今後も

gooオフィシャルブログで続けさせて戴きます。

スタッフのみなさまにはとても感謝しています。

ありがとうございます。


最近はちょっと滞りがちなブログで・・・申し訳ないです。

私にとってこのブログを更新している時間がとても愉しい時間です。

今後とも大切にしたい時間です。





このブログを通して今までの週末レシピを

またひと味違ったスタイリングでup-to-date!

そのように考えています。





goo週末レシピ、連載「お結び」の儀。

みなさまいつも本当にありがとうございます。

これからも週末レシピのバックナンバーを

よろしくお願いいたします。


gooスタッフのみなさま

お忙しいなかページの変更等、ありがとうございました。

週末レシピ担当のSさん。いつも本当にありがとうございます。





敬具ッ! 


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