Catch of the day

food planner cacoの日々もぎたてスピリッツ・・・

chiffon cake

2012-10-28 21:24:24 | 



左の20センチのシフォン型を最近購入してちょっとご機嫌なんです。

右のシフォン型はずいぶん昔のもので独身の頃から使っている愛着のある型です。

がしかし、この型は表面にコーティングがしてある為、

生地が型に沿って上まで這い上がりにくく、

卵の力だけで膨らませるタイプのシフォンには不向きなんです。

新しく買った念願のアルミのシフォン型なら上手に焼けるはず。


それにしてもお菓子の型って高いね。

パート4時間分。こんな計算今までしたことなかったけど、

大切にします。


記念すべき初焼!

どうせならノリノリの曲で!

10月も終わりだけど

いってみようか、「SEPTEMBER」










どぅゆりめんば~♪ ははははん、せっぷてんば~!

○▽◇■×△ ららら~ せっぷてんばあ。





ばーでや~♪ ららららら~





ばーでや~♪


やっぱりいいね。

映画「最強のふたり」のオープニングでこの曲が流れてきた時

思わず足を組み、腕を組み、はじけそうになる自分をじっと押さえて&押さえて  

この映画はもう一度観に行く予定です。





FIRE-!

シナモン、カルダモン、クローブ・・・いろいろブレンドして合わせてみました。

ちょっとスパイスの効いたシフォンケーキ。

「最強の二人」に出てくるドリスとフィリップのイメージかも。


ドリスの嘘のないスパイシーな科白が

フィリップの優しくせつないふわっとした笑顔と溶けあう。

フォークを入れるとシュっと音がします。

こんな音にドリスならなんて言うかな。

どんな科白を想像しますか?


せつなさとコメディがマーブルになって。

センスのいいフランス映画でしたね。


で、まだまだシフォン型活用していろいろ焼きます。



◆◇◆goo週末レシピ「和栗の米粉ロール」◆◇◆





「和栗の米粉ロール」

以前ご紹介したものですが米粉で仕上げています。

もしよろしければ素敵な秋のアフタヌーンティに。


週末レシピ
↑週末レシピはこちらから

 

熟成のフルーツケーキ

2012-10-17 21:04:44 | レシピ



やったね。完成!

先日のラム酒に漬けた宝石のようなドライフルーツ

全部この中。イギリス伝統のフルーツケーキを焼きました。


1週間に一度ラム酒をたっぷり浸みこませる作業を

11月の下旬頃まで繰り返します。

その頃になるとラム酒のアルコール分が飛んで

ラムの香りだけが残りしっとり熟成。


完成したらお部屋のクリスマスの飾りつけをしながら

毎日薄くスライスして食べるの。

クリスマスまでの時間を楽しむのが私流・・・って

クリスマスまで待てないだけです。


上にまっ白なフォンダンクリームでコーティングするスタイルもポピュラーです。


ダンディケーキという似たケーキがありますが、

ダンディケーキの場合は上にアーモンドがたっぷりとトッピングされるのです。





焼きたてを食べたくて、小さめの15センチの型を味見用にと

2台焼いておきました。


すーっとナイフを手前にスライドさせた瞬間

クローブのスパイスがラムの香りと一緒に立ち上がります。

口に入れるとシナモン、後からナツメグ。

マラスキーノチェリーがいいアクセントです。


少し肌寒い夜はイギリスの正統派に心をよせて。

気品のF&Mの紅茶、

フォークはあの美しい銀色のマッピン&ウェッブだったら・・・嗚呼~


今年のクリスマスが待ち遠しい。

イギリスの伝統という重厚感を感じるとてもいいケーキになりそうです。







1ヶ月経っておらずまだ完成していないのですが、

レシピを仕上げてみました。

ベーキングパウダーなどは使いません。

グルテンを出さないように粉をさっくりと混ぜ合わせて仕上げます。

難しいポイントはバターを分離させないようにゆっくりと卵を加えていくところです。



◆◇◆フルーツケーキ◆◇◆

<ingredients 径20センチ型一台分>

ラム酒に一晩漬けたフルーツピール 500~600g
アーモンド 50g(粗めに砕いておく)
薄力粉(ドライフルーツ用)50g

(ボールA)
薄力粉 130g
アーモンドパウダー 25g
シナモン 小さじ1
ナツメグ ひとつまみ
クローブ ひとつまみ
塩 小さじ1/2

(ボールB)
無塩バター 200g
ブラウンシュガー 150g

溶き卵(Mサイズ)3個分



※一週間に一度刷毛で塗るラムの量は一回につき大さじ1~2くらい。

 最初はたっぷり、途中大さじ1くらいで調整してみようかと思っています。


<instructions>

1.フルーツピールが沈まず全体に散らばるようにする為に薄力粉をまぶしておく。

2.スパイスは全てパウダー状にしてからボールAの全てを合わせて振るっておく。

3.ボールBを泡立て器ですり混ぜてからしっかりとホイップ。ふっくらとしたクリームに。

  そこへ溶き卵をゆっくり入れながらすり混ぜていく。

  (溶き卵はバタークリームと分離しやすいのでゆっくり少しづつ加える)

4.ボールAをボールBにさっくりと混ぜ合わせる。ドライフルーツ、アーモンドも合わせる。

5.バターを薄く塗った型に生地を流し込む。(焼き上がりはあまり高さが出ない)

6。150度に温めたオーブンで90分。余熱でそのまま放置30分。出来上がり。


冷めて型から出したら第一回目のラム酒を刷毛で塗る。

ラップをして缶に納めたら高温多湿を避け冷暗所で保管する。

一週間に一度刷毛でラム酒を塗る。

1ヶ月間この作業を繰り返す。


※型は20センチ丸型1台分にしていますが、今回は18センチと15センチの2台に分けて焼きました。

 20センチで焼く場合は竹串をさして焼き上がりをチェックしてください。竹串になにもついてこ

 なければ完成です。


※フルーツピールはレーズン、レモンピール、オレンジピール、ドライクランベリー、

 ドライブルーベリー、マラスキーのチェリーなどを使いました。

 お菓子作りですっかり残ってしまったピールやナッツ類を使いきってください。


※スパイスは細かく砕くすり潰すものがなければすり鉢で。


風邪が流行っています。

みなさまお気をつけて 



週末レシピ
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輝く瞬間

2012-10-10 02:11:37 | 



レモンピールをたくさん作って瓶詰にし保存して一年経ちました。

一年間ずっと瓶のなか。

どんな気分だった?


腐ってやろうかとも思うけど

脱気されてるし、甘い養分与えられているから

腐りようがないらしい。





自家製のラムレーズンもたっぷり作っておきました。

こちらは酒浸りでへべれけというかすっかりいい感じに出来上がっておりました。


クランベリーやブルーベリーは

賞味期限もそろそろのようで

「ええ加減にせいよ」と。


フルーツピール・・・そうよね・・・

購入する時は、

マフィンに入れよう、クッキーに混ぜようとか、

ワクワクしながら手にするのですが

少し使ったら、あとはずーっと忘れられた存在で

時々思い出したように使う。


でも一年に一度たっぷり使う日があります。

フルーツケーキ。

イギリス伝統のお菓子で、

母から娘へと代々その家のレシピを伝えられるのが

ピールをたっぷり使うこの季節のフルーツケーキ。


フルーツたっぷりのこのお菓子には

人に幸せをおすそ分けするという温かい思いも込められています。

このケーキのストーリーはとても素敵で奥が深いのです。


この秋から冬にかけて

フルーツピールたっぷり使ってイギリスの伝統に潜入。





たっぷりのラム酒に漬けて一晩置きます。

おー、宝石のようにわが家で輝く瞬間。

ほんま、宝石!

お、お、お金持ち!


関係ない話ですが

先輩がまだ小さな娘さんとお風呂から上がった時のことらしい。

娘「わあ~お母さんのパンツにすっごい素敵な宝石がついてるね~」

先輩「大丈夫だよ、大きくなるまで大切にとっておいてあげるからね」

いったい・・・どんなパンツ? 


さてフルーツピール!

ラム酒と甘い香りが漂いはじめたせいでしょうか、

そろそろあの子がやってくる?


ふと見上げるとそれはもう空が高くて

そのアングルに飛び込んでくる木々から乾燥した落ち葉がはらはら、カシャカシャ。。。

楽しげな音を立てて舞い降りてきます。

来た!


落ち葉に乗った小さな子。

わが家の妖精、おしゃまさんだ。

ちょっと手伝ってもらいながら

フルーツケーキを焼くとします。

クリスマスまで時間をかけて、

日々、お酒を浸みこませながら作りあげるのです。


口をとンがらせておしゃまさんが何か言っています。



「フルーツピールはお酒に一晩よ~く漬け込んでね。

一年で一番輝く瞬間なんだから!」




誰にでも備えられた輝く瞬間。

質が変わらないうちにポテンシャルを発揮したくても

できない時もある。

じっと待つ。

毎日が涙でも汗だくでも

しっかり熟成されて瓶から飛び出して

いろんな仲間と手をつないだ時、

とてつもなく大きな輝きになる瞬間があるのだと思います。


そんな日がすぐそこまでやって来ているといいですね。

そんな気配がしませんか?







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