「蓮」と「睡蓮」

前日のハート型の壁掛けとか、大分前になりますが、お正月飾りとかに、

この材料、フレキシブルバインを使いました。正にフレキシブルです。









高さ40センチです。



お花は「蓮」を使いました。「睡蓮」ではありません。

「蓮」と「睡蓮」、お花は似ていますが、咲く位置（高さ）が違います。

「蓮」は高い位置で咲きます。「睡蓮」は水面で咲きます。

「蓮」の葉には切り込みが入っていますが、「睡蓮」には切り込みがありません。

詳細はこちらをどうぞ。


よく「蓮」の花で「仏」をイメージしてしまい、縁起悪いだの気持ち悪いなどと

おっしゃる方がいらっしゃいますが、花言葉を調べてみますと、

「睡蓮」は、「清純な心」「信頼」「信仰」

朝に花を開き、夕方に花を閉じるスイレンは、古代エジプトにおける太陽のシンボルとされ、

エジプトの装飾や神話にも多く登場します。

花言葉の「信仰」もこれにちなむといわれます。花言葉において、白い花は「純潔」「清浄」

をあらわすことが多く、スイレンの花言葉「清純な心」も野生のスイレンの多くが

白い花であることに由来します。


「蓮」は「清らかな心」「神聖」「離れゆく愛」「雄弁」

仏教では泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせるハスの姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされています。

また、よい行いをした者は死後に極楽浄土に往生し、同じハスの花の上に身を託し生まれ変わる

という思想があり、「一蓮托生」という言葉の語源になっています。



よく「睡蓮」を「水蓮」と勘違いする方がいらっしゃいますが、決して「水蓮」ではありません。

この「睡蓮」にもちゃんと名前の由来があって、花は開いて閉じてを３回繰り返します。

これを人間のサイクルに例えて　日中（開く＝目覚める）夜（閉じる＝眠る）というところから、
「睡眠する蓮」→「睡蓮」ということなのだそうです。




さてここにウォーターリリーとかロータスとかの洋名が絡んでくると増々ややこしくなります。

「睡蓮」の英名がウォーターリリーでロータスは「蓮」です。

仏様＝蓮　油絵＝睡蓮　レンコン＝蓮の根っこです。








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