民主党代表になったとき、自民党に対し、主要な政策課題については対案を示しつつ、真の改革を競うと言った前原誠司氏が「永田議員贋メール問題」でやっと代表を辞任した。永田寿康氏は議員辞職。しかし、永田氏のほうは、最初永田氏本人が議員を辞職すると言い会見の席まで準備していたのを、前原民主党執行部が鳩山由紀夫氏に永田氏の出処進退の件を一任すると称して、止めに入ったので永田氏は辞めなかったのではなかったか。 . . . 本文を読む
次の数字を見ていただきたい。
■生命保険料世界シェア(1998年)
日本 28% 3611億ドル
アメリカ 27% 3494億ドル
イギリス 10% 1240億ドル
フランス 6% 740億ドル
ドイツ 5% 584億ドル
その他 24%
一方、損害保険料の世界シェアは、
アメリカ 44%
日本 10%
ドイツ 9%
イギリス 6%
その他 31%
となる。
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2月14日の”疑惑のショッピングモール街・安倍晋三官房長官”というエントリーで、ホリエモンのヤメ検中心の「最強の弁護団」のトップの高井康行弁護士は創価学会エリートだったということが判明したと書いたが、この高井康行氏が、元創価学会員だった山崎正友氏(経歴=昭和34年4月、創価学会入会。昭和37年3月、京都大学法学部卒業。昭和38年12月、学生部法学委員長。昭和39年4月、東京弁護士会弁護士登録。昭 . . . 本文を読む
魚住(昭) 今回の検察のライブドア捜査に関して、私はいつにも増して違和感を持っています。なぜかというと、摘発の必然性というか大義名分が見えないんです。
…(略)…
私は、ホリエモンはフジテレビを取りに行って、検察官僚の虎の尾を踏んでしまったと解釈しています。
日本というのは基本的に、官僚組織と放送局・新聞社を中心にした巨大メディアとの阿吽の呼吸での共犯関係、相互扶助の関係で成り立っている国だ . . . 本文を読む
ここ1週間ほどは、民主党の「永田メール事案」で新聞・テレビ、またそれを受けてネットでもその話題が花盛りといったところである。
実際のホリモンと武部家の癒着、また金の流れの存在の有無などはどうであれ、メールについては裏取り一つしていなかったような実態は、とても国会での出来事だとは思えないものだと言える。
しかし、それを言うなら、もう随分と前から「国怪」はいい加減な受け答えが罷り通る、国の最低議 . . . 本文を読む
次の5つの見解を、順番に日本の現況を表す5段階の分布図とした場合、多くの庶民の実感はどのあたりに位置するのだろうか。
A 大新聞の社説など
B 民主主義はたぶん”空気”じゃない(雑観練習帳)
C 調査報道と分析能力を失えば新聞はネットに完敗する(コロンビア・ジャーナリズム・レビュー)
D 国やマスコミよりも信じられるもの・・・(らんきーブログ)
E 書く気力が萎えてきた(「メディアを . . . 本文を読む
”国やマスコミよりも信じられるもの・・・(らんきーブログ 2006.02.09)”及び”情報の共有で賢くなろう (らんきーブログ 2006.02.19)”を読んで、改めて『プロパガンダ─―広告・政治宣伝のからくりを見抜く』アンソニー・プラトカニス&エリオット・アロンソン 共著(1998年刊)の中の「認知的倹約家」というくだりを思い出し、小泉首相の「ワンフレーズポリティクス」の受けの良さにも関わる . . . 本文を読む
安倍晋太郎氏の時代からの後援者と、安倍晋三氏自身を囲むベンチャー経営者をまとめる性格を持つという「安晋会」(安倍晋三氏の後援会)の会長が、米AIGグループの日本法人代表の吉村文吾氏であることが判明したようだ。
小嶋進・ヒューザー社長は1月17日の国会証人喚問で、この「安晋会」会長の紹介で安倍官房長官の秘書に会って国土交通省側に働きかけてもらったと証言している。
詳しいことは『週刊大衆』200 . . . 本文を読む
「きっこの日記」のアクセス数が1月15日を境に、一日6万ほどから10万超えになっている。
これは昨年の12月24日の「きっこの日記」で、下記のような予告があったのが直接の要因なのだが、17日の小嶋進・ヒューザー社長の国会証人喚問が過ぎた後もずっとアクセスが増えたままというのは、世の中が「耐震偽装問題矮小化計画 by 東京地検特捜部」の思惑通りには動いていないという証左かもしれない。
「きっこの . . . 本文を読む
1999年に出版された『買ってはいけない』に次のような一節がある。
日本消費者連盟にいたときに、九州でせっけん運動を10年以上やっている女性から電話がかかってきました。ライオンの小林社長(当時)が、ライオン奥様サロンとかいった集まりに妻を連れてきたので、「ライオンさんはあれだけ合成洗剤のテレビ広告をやって、なんですか。今日はライオンの社長さんがおるから聞きたいのだけど、あんたのところは、おたく . . . 本文を読む
・キレの良いのが珠にキズ:歴史の偽装 牧太郎 (毎日新聞 2006/01/31)
「ネットが世論を形成する時代がそこまでやって来ている。しかし、どこの馬の骨か分からない匿名氏に“歴史のデッサン”を任せていいのか、という疑問は常について回る」と書いているが、ブロガー他、ネットで書き込みをおこなっている人々で毎日新聞を読んでいる人も「どこの馬の骨か分からない匿名氏」ということになり、よくもまあこん . . . 本文を読む
森田実氏の27日のWeb日誌に、「日本の情報をコントロールし、日本の政治を動かす政治権力の一種の親衛隊」という話が出てくる。
森田氏の友人によると親衛隊の実態は次のようなものだという。
(1) 「親衛隊」の構成は、官庁、巨大広告企業、各種報道機関、大企業、大銀行、研究機関のメンバーと各種専門家などの約100名。ボスは現政権の某中心幹部。
(2)性格は一種の情報機関。約100名のメンバーは諸 . . . 本文を読む
ライブドアの事件で今更ながら思いを新たにしたのは、ネットではテレビや新聞のように編集や人選、発言の制限などの”色が付いていない”、その道の専門のかたがたの意見が聞けるという有り難み、有益性だった。これにはマスメディアに所属する記者諸氏などの個人の意見も含まれる。
世の中のアジェンダの決定にはマスメディアが決定権を未だに握っているが(今回のライブドアの件でも、ホリエモン逮捕後も情報をリークした . . . 本文を読む
『週刊ダイヤモンド』2006/01/28号に、現在の空気をよく読んでいるコラム記事があったので少し紹介したい。
経済と道徳 (辻広雅文)
鈴木宗男事件に連座した元外交官、佐藤優氏の著書『国家の罠』を読めば、捜査当局が時として、時代のけじめをつけ、転換する意図を持って、象徴的な事件を作り出し、それを断罪する存在であることが、身に迫って理解できる。
ライブドアの堀江貴文社長が、粉飾決算、株価 . . . 本文を読む
「泳がせ捜査」記事でおわび 裏付け取材が不足 「組織的捜査」確証得られず 北海道新聞 2006/01/14
…(略)…
稲葉元警部が暴露し、記事にも明示した「覚せい剤130キロ、大麻2トン」という莫大(ばくだい)な道内への流入量についても、元警部の証言以外に十分な根拠はなく、流入後の行方も不明のままです。
こうした点についていずれも裏付け取材が不十分でした。
泳がせ捜査は、密輸さ . . . 本文を読む