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★イ・ビョンホン★あなたにどんどん堕ちていく・・とまらないこの気持ち★尚、画像は個人の趣味の範囲内で使用しております

It's KOREAL 3月号・・・その②

2007-01-27 00:33:42 | ビョンビョンの本&新聞

It's KOREAL 3月号・・・その②

演技派俳優の真実イ・ビョンホン

   クールでタフな努力家

    彼を現在の地位まで導いたもの、それはルックスだろうか

    人柄だろうか天性の才能だろうかそれとも地道な努力だろうか

    ビョンホンは自らの俳優人生を振り返り、こう語った。

 

    「そうですね・・・。まず運がよかったと思います。私よりハンサムで

    演技がうまいのに、この世界に全然興味のない人もいれば、才能がある

    はずなのになかなかオーディションに合格できなかった人もいるでしょう。

    そう考えると私がこうやって俳優を続けられるのは、運も相当影響している

    と思います。」

 

    もし彼が「一生懸命努力しました。」と答えていたら、私たちは少々がっかり

    したかもしれない。なぜなら彼の魅力は、そのクールさとタフさとスマートさに

    あるからだ。もちろんそれらのイメージは私たちが勝手に抱いているものに

    過ぎない。実際のところ、彼はいつでも一生懸命に取り組んでいるし現場では

    極度に神経をとぎ済ましているのだ。

    ビョンホンはこう語る。

 

    「アーティストがのどを痛めるほど声を出して練習するのが努力だとすると

    俳優に出来る努力とはいったい何なのでしょう俳優とは他人の人生を少し

    の間かりて、、その人生について研究し、その人になろうと努力しその人の

    人生を代わりに見せる存在だと思っています。とすると、何をどう努力したら

    その人になることができるのか。習いにいったり、本を読んだりして得られる

    のは技術的な面にしかすぎないのです。もちろんもっと演技がうまくなるよう

    努力しようと思ったって、すぐに出来るものではないと思います。」

 

    そうなのだ。ビョンホンにとって、俳優デビューからの十数年間は「俳優

    として何をどうするべきか」という自問自答の繰り返しだったのだ。そして

    たどりついた一つの結論がある。それは「他人の人生を演じるからには、

    いろんな経験をしなくてはならない。そして常に他人の人生を観察しなくては

    ならない」ということだった。

   心と体で覚える

    「俳優は温室で過ごしてはいけないと思います。なぜなら、狭い世界の中に

    いたのでは、限られた人の人生しか見えないからです。世の中には、私たち

    の想像もつかないような日々を過ごす人たちが大勢います。そのすべての

    人生を経験するのは無理ですが、俳優として少なくとも出来る限り経験しよう

    と努力することが大切だと思っています。」

 

    ビョンホンはそう語ると、他人の人生を経験するために自ら実践している

    興味深い方法を教えてくれた。

 

    「後輩によく言っているのは、『飲み屋に行って注目を集めたり、サインを

    頼まれたりすることを恐れてはいけない。死ぬほどお酒を飲んでお店に迷惑

    をかけてみるのもよし。もし飲みすぎて店で眠ってしまったら閉店後にそこの

    主人に起こされるときの感覚を覚えることだ』ということです。普通に道を歩い

    ていて、くだらないことでケンカになったら、そのとき大事なのはケンカしたこと

    ではなく『殴られて道ばたに倒れたときの感情』なのです。つまりある状況に

    陥ったときの感情は、頭で考えることではなく心と体で覚えるものだ、という

    ことです。そういう積み重ねが俳優の財産になります。」

 

    ビョンホンの初期の作品は、興行的にことごとく惨敗した。そしてその

    原因は「オーバーな演出と非現実的なキャラクターにある」と指摘された。

    しかし今、ビョンホンの演技はとても自然でリアリティーがあり、国際的

    にも高く評価されれいる。その影には、苦い思いを抱きつつ重ねた努力が

    あったのだ。