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◆先日、いつもお世話になっているかたの誕生日のお祝いに行って来た。 ..............................
私が持参したケーキに、ろうそくを立て、主役に火を吹き消してもらった。
その後も、しばらく、ろうそくの灯かりだけで過ごした。
ほんのりとした灯かりのなかで、それぞれ、呑んだり食べたり、語らい合ったり、レコードの音に耳を澄ませたり。
ゆったりとした、とてもたのしい夜だった。
たくさん呑んだはずなのに、まったく、悪酔いもせず。
どうしてだろう。
ろうそくには、なにか、不思議な力があるのだろうか。
そういえば、以前、東京・国分寺にあるカフェ、『スロウ』 の 「暗闇カフェ」 と銘打たれた夜に、友人といっしょに行ったことがある。
ろうそくの灯かりだけのなかで、お茶を飲んだり、食事したり、生演奏を聴いたり ... 。
暗いから、ほとんどなにも見えないから、コーヒーのかおり、ケーキの味、友人の表情、空気の流れ、フルートの音色 ... いろんなものが、敏感に感じとれる。
五感が鋭くなっている、ということだろうか。
ビールを呑んでいても、いつもよりも、ずっとおいしく感じられて、ゆっくり、味わって呑むことができた。 いつものような、ばかみたいな無茶呑みをしないから、変な酔い方をしなかった。
こんな、夜も、あるのだなあ ... と、とても感動した。
そして、灯かりがあることのすばらしさ、灯かりがないからこそわかること。
いろんなことを考えた。
遠くはなれた、まっ暗闇のなかにいる人たちに、こころの灯を。
こころの闇を照らすのは、こころの灯しかない。 ... なんてね。
ところで、昨日、「読書」 についての記事 (「読書週間 / 手づくりブックカバー」) を書いたのだけれど、読書するときにちょうど良い、あかるさ、というものがあるのかな、と考えた。
蛍光灯の煌々とした明るさよりも、間接照明などを用いて、ちょっとうすぐらいくらいのほうが、目が疲れない、のかもしれない。
NIKKEI ShopBiz の 『まち・みせ観察記20【照明について考える】』 によると、
とある。
なるほど。 わかるような気がする。
『暗闇カフェ』 が意図するところも、そんなところにあるのかもしれない。
別のサイトをいろいろ調べてみると、どうやら、自然光に近い照明を使うこと。 そして、やはり、間接照明を多くするといいそうで。
それから、ついでに、眼の健康を考えると、乾燥を防ぐために、室内に適度の湿度を保ち、ときどき休憩を入れながら読むといいとのこと。
なるほどなるほど。
秋の夜長、いくら面白い本でも、あまり熱中しすぎても、いけないようですね。
* 灯かりのあるしあわせに感謝して。 (2004.10.29)
参照リンク:
・光・明・暗・闇 - 「■谷崎潤一郎の「暗さ」の感覚」
(谷崎潤一郎さんの 『陰影礼賛』 における 「光と影」 の感覚について書かれています)
・ノムコム - 「あかりで変わる住み心地」
・AssistOn - 「Everest UltraLife Reading Light」
(Everest 社製 携帯用 リーディング・ライト)
(サイズ比較の写真がいいですねえ ... )
当 blog 関連記事:
「8.15 灯かりのあるしあわせ」
BGM:
Grateful Dead ‘Turn on Your Love Light’
(愛の灯を、ともして ... )
私が持参したケーキに、ろうそくを立て、主役に火を吹き消してもらった。
その後も、しばらく、ろうそくの灯かりだけで過ごした。
ほんのりとした灯かりのなかで、それぞれ、呑んだり食べたり、語らい合ったり、レコードの音に耳を澄ませたり。
ゆったりとした、とてもたのしい夜だった。
たくさん呑んだはずなのに、まったく、悪酔いもせず。
どうしてだろう。
ろうそくには、なにか、不思議な力があるのだろうか。
◇
そういえば、以前、東京・国分寺にあるカフェ、『スロウ』 の 「暗闇カフェ」 と銘打たれた夜に、友人といっしょに行ったことがある。
ろうそくの灯かりだけのなかで、お茶を飲んだり、食事したり、生演奏を聴いたり ... 。
暗いから、ほとんどなにも見えないから、コーヒーのかおり、ケーキの味、友人の表情、空気の流れ、フルートの音色 ... いろんなものが、敏感に感じとれる。
五感が鋭くなっている、ということだろうか。
ビールを呑んでいても、いつもよりも、ずっとおいしく感じられて、ゆっくり、味わって呑むことができた。 いつものような、ばかみたいな無茶呑みをしないから、変な酔い方をしなかった。
こんな、夜も、あるのだなあ ... と、とても感動した。
そして、灯かりがあることのすばらしさ、灯かりがないからこそわかること。
いろんなことを考えた。
遠くはなれた、まっ暗闇のなかにいる人たちに、こころの灯を。
こころの闇を照らすのは、こころの灯しかない。 ... なんてね。
◇
ところで、昨日、「読書」 についての記事 (「読書週間 / 手づくりブックカバー」) を書いたのだけれど、読書するときにちょうど良い、あかるさ、というものがあるのかな、と考えた。
蛍光灯の煌々とした明るさよりも、間接照明などを用いて、ちょっとうすぐらいくらいのほうが、目が疲れない、のかもしれない。
NIKKEI ShopBiz の 『まち・みせ観察記20【照明について考える】』 によると、
読書の醍醐味は、紙に印刷された文字から、作者の意図をイマジネーションで読み取っていくところにある。イマジネーションを高める、すなわち、集中出来る環境は、本来は静謐で、ほのかに明るいことが望ましい。
とある。
なるほど。 わかるような気がする。
『暗闇カフェ』 が意図するところも、そんなところにあるのかもしれない。
別のサイトをいろいろ調べてみると、どうやら、自然光に近い照明を使うこと。 そして、やはり、間接照明を多くするといいそうで。
それから、ついでに、眼の健康を考えると、乾燥を防ぐために、室内に適度の湿度を保ち、ときどき休憩を入れながら読むといいとのこと。
なるほどなるほど。
秋の夜長、いくら面白い本でも、あまり熱中しすぎても、いけないようですね。
* 灯かりのあるしあわせに感謝して。 (2004.10.29)
参照リンク:
・光・明・暗・闇 - 「■谷崎潤一郎の「暗さ」の感覚」
(谷崎潤一郎さんの 『陰影礼賛』 における 「光と影」 の感覚について書かれています)
・ノムコム - 「あかりで変わる住み心地」
・AssistOn - 「Everest UltraLife Reading Light」
(Everest 社製 携帯用 リーディング・ライト)
(サイズ比較の写真がいいですねえ ... )
当 blog 関連記事:
「8.15 灯かりのあるしあわせ」
BGM:
Grateful Dead ‘Turn on Your Love Light’
(愛の灯を、ともして ... )
おおーそんなところにカフェがあるとですか!!(←誰? 笑
パチンコ屋の前あたりかなぁ?
よく近辺でサボって煙草つけたり、国分寺跡地でフリスビーとかしてたんですよー・
>本来は静謐で、ほのかに明るいことが望ましい。
読書は主に電車とバイト先。
うーん、いわれるともっともですねー。
朝のラッシュ時は静謐だけど、明るいし。
バイト先はほのかに明るいけど、うるさいし。
でも、家じゃ読まないしなー(笑
優しい言葉ですねぇ。
byrdieさんの心の灯りは大切な人を照らしているんだなって思います。
こぼれた灯りを分けてもらいました(笑)
読書に適した灯り。
小説は地下鉄の中であの揺れと、ちと薄暗い感じのライトがもう私にはこの上なく没頭できたりします。
気がつくと駅は遥か遠く、また戻ることになるのですが。
国分寺かぁ。懐かしいなぁ。
> 国分寺は高校時代、予備校時代のホームでした。
まあ、そうだったのですね。
> フリスビー ...
若い!ですね。
えと、雑談ですみませんが、「スタ丼」って知ってますか??
その近辺の某大学出身の友人がいるのですが、なにかというと、「スタ丼」って言うのですよね ... 。
「スターバックス丼」のことかな??とか思ったのですが ... 。
> パチンコ屋の前あたりかなぁ?
えと、もうちょっと先 ... かナ??
(よく憶えていなくて ... すみません)
えと、わたしも、読書は電車のなかが多いです。
あとは、ごくたまに、仕事帰りや待ち合わせに入ったカフェやバーなどで。
読書に適した環境、あくまで一般論のようなもので、じぶんが読みやすい環境というのは、またちがうのかもしれませんね。
静かすぎると、逆に集中できない人もいるのかも ... 。
ほの明るいくらいくらいだと、だめな人も ... 。
でも、静謐で、ほの明るいところで、集中して読書してみたいなあ ... とは思います。
> でも、家じゃ読まないしなー(笑
そうなのですよね ... 。
家だと、誘惑が多すぎて、集中できないのです ... 。
つい、音楽を聴いたり、インターネットしてしまうのですよね ... 。
いえ、そんな ... 。
こぼれた灯かりでよろしければ、いくらでも ... :)
> 小説は地下鉄の中であの揺れと、ちと薄暗い感じのライトがもう私にはこの上なく没頭できたりします。
しなたまさんへのコメントでも書きましたが、じぶんにとって、ちょうどいい環境って、ありますね。
某地下鉄の始点から、ほぼ終点のところまで、約三十分かけて通勤していた時期もあったのですが、本が、おもしろいようにすすみました。
地下鉄の独特の暗さとか、均一的な揺れとかが、ちょうど良かったのかもしれませんね。
いま、中央線で通勤しているのですが、ものすごく混むのと、カーブが多いためか、ひどく揺れるので、あまり集中できません ... 。
(ちなみに、二時間以上かけて通勤していたこともあって、そのときも集中できました :) )
> 気がつくと駅は遥か遠く、また戻ることになるのですが。
わたしもときどき、やりました ... 。
つい心地よくて、そのまま乗り過ごしてしまうのですよね。
> 国分寺かぁ。懐かしいなぁ。
なつかしの地なのですね。
国分寺 ... 何人か友人、知人がいますが、住みやすくて、味のある街のようですね。
ろうそくの炎って幻想的ですよね。
昨年と今年の夏、久しぶりにキャンプしたとき、炎の灯のありがたさと、温かさを再認識しました。
暗闇の中の小さな灯、大きな存在ですね。
ときには、街中の電気を消して、灯のありがたさを感じたら、やさしさも溢れる気がしました。
「スタ丼」とは「スタミナ丼」の略です。
にんにく味のタレで炒めた豚肉を丼にのせて生卵を乗せた
シンプルなスタイルの丼で、しかも満腹になるという
学生必須の店です。
http://www.sutadon.com/index.html
国分寺には友達が住んでいて
ものすごくお世話になったり、
3寺同盟(高円寺・吉祥寺・国分寺)を結んだりして
「名曲喫茶でんえん」や「ほんやら堂」にいたりしました。
ちょっといいサイトが見つからなかったので
足で探してみてください(笑)
どちらも国分寺駅近くです。
よろしければウチのブログに鍵コメしていただければ
いつでもお連れしますよ(笑)
ありがとうございます!
> ろうそくの炎って幻想的ですよね。
そうですね。
あの、ほのかな灯かりが、とてもやさしく、こころを和ませてくれますね。
とくにキャンプ地で、みんなでろうそくの灯かりを囲んでいると、いろんな思いがあふれてきそうですね。
そして、暗闇のなかだからこそ、ありがたみが、わかりますね。
> ときには、街中の電気を消して、灯のありがたさを感じたら、やさしさも溢れる気がしました。
わたしが住んでいるところは夜でも明るいところなので、出歩くには、便利で安心できますが、ときに、その明るさが虚しくなるときもあります ... 。
まっ暗闇にひとりぼっちだと、こわいのですけれど、遠くの家の灯かりなどが見えると、ほっとして、うれしくなったりします。
小さな灯かりのありがたさを、感謝できるようになりたいですね。
ありがとうございます!
> 「スタ丼」とは「スタミナ丼」の略です。
なるほど! そうなのですね。
う~ん、ほんとに、とってもスタミナがつきそうですね。
にんにくダレのお肉って、ときどき無性に食べたくなります ... 。
> 3寺同盟(高円寺・吉祥寺・国分寺)を結んだりして ...
いいですね!
(わたしは、某寺のお隣の駅ですが ... )
どちらも味のある街ですよね。
> 「名曲喫茶でんえん」や「ほんやら堂」
調べてみますね!
えと、国分寺では、「あなぐら」という名まえの呑み屋さんに連れて行ってもらったことがあります。
トイレにロックスターの写真がぶぁあっと貼ってあったのが印象に残っています。
> よろしければウチのブログに鍵コメしていただければ ...
ありがとうございます! では、おことばに甘えて、折を見て、きっと ... !
Excite の blog は、「鍵コメント」が残せるのですよね ... 。
おもしろい機能ですよね。
あまり明るくないほうが
興奮しないしちょうどよいと
聞いたことがあります。
でも、めちゃめちゃ
明るくして読んでますがね・・(汗)
なので毎日興奮しているというわけですかね?
「ライトセラピー」
なるものが、あるらしいです。
以前、遭難した山岳グループが、
雪穴の中で救出を待っていたとき、
無線でレスキューからのアドアイスで、
ローソクの炎を見つめると落ち着くから
と言われ、効果があったってな話を
聞いたことがありますよ。