Run, BLOG, Run

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ああ、無情 / 喫煙シミュレーション

2004年06月30日 21時51分15秒 | about him
 ここのところ。 眠れぬ夜がつづいている。 友人 (というか彼) が、泊まりに来ているのだ。

 別の友人にそう話したら、「あらあら、お盛んねえ」 ... なんて言われてしまったが、そんな話ではなく!!! (ほんとうに ! )

 彼は、もともと身体が丈夫な人ではないようなのだが、肌もデリケートなようで、寝ているときに、身体中がかゆくなって、全身をバリバリバリバリかきむしってしまうらしい。 目が醒めると、あちこち血だらけになっているそうだ ... (はひ~ん)

 あまりにも痛々しいので、となりでバリバリやりはじめたら、いそいで湿疹用のローションを塗ってあげているのだけれど、あまり効果はないもよう ... 。

 寝汗であせもになってしまうのか、食べもののせいなのか、東京の水が合わないのか、布団のせいなのか。

 とりあえず、わが家のシャワーのヘッドというのか、水が出るところを、浄水機能つきのものに変えてみたり、無添加・無香料の石鹸を買ってきたり、つねにシーツやパジャマを清潔にするようにしたり、部屋の風通しをよくしたり ... と、いろいろやってみたのだけれど、それでもかゆいという。

 決して他意はないのだけど、私は、煙草のせいではないのかしら、と勝手に思っている。 ほんとうは、身体に合っていないのでは? と。

 そこで、無理やりやめさせるなんてのは、かわいそうだから、じぶんからやめたくなるように仕向けられないかしら ... などと考えていたら、こんなサイトに出合った。


   『喫煙シミュレーション』


 煙草を吸いつづけた場合の余命と、今までにかかった煙草代・死ぬまでにかかる煙草代を計算してくれるもの。 むごいことかとは思ったが、試してもらったところ、余命うんぬんよりも、いままでに費やしてきた煙草代のほうに絶句していた。

 ああ、無情。 (ごめんね ... )

 これで、ほんとうにやめる気になればいいのだけれど、ちょっとうしろめたい気もする、ワタシ。



 ところで。

 こちら、『電撃的東京』 - 「死ぬまでに、いくらかかるのかな?」 でご紹介されていた、「死ぬまでに、いくらかかるのかな」 を試してみて、じぶんがこれから死ぬまでに費やすであろうビール代の概算を目の当たりにして、まさにめまいがしそうになった ... 。

 ひえ~ん。

 やはり人にしたことは、じぶんに返ってくるものなのね?!



 BGM:
 Hideki Saijyo ‘Boomerang Street’
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BABA / Ace of Heart

2004年06月30日 17時13分50秒 | 想在
 「トランプ・ゲーム / ハートのエース」



 けさの雨で、梅雨が明けてしまうのだろうか?

 なんとなく、ウィリアム・サマセット・モームの 『雨』 を読み返した。

 ここのところ、長編小説ばかり読んでいたのだが、この、blog (のようなもの) で、短編の物語 (のようなもの) を書くことがあるので、短編小説をひさびさに読んでみよう、と思った。 短い尺のなかで、どれだけその物語の世界に引き込めるか。 そして、どんな読後感を与えられるか。 一字一句、無駄にできない。 いや、長編にだって、無駄があってはいけないけれど。

 短編小説、というのは、短い物語を書くこと、ではなく、文章を削ること、なのではないかな、と思ってみた。 あるテーマに沿って長編を書き上げることは、だれにでも可能であろうか。 描写をふくらませたり、エピソードを追加したり、いろいろ? しかし、同じ題材でも、手短かつ的確に伝えるには、相当の技術がいるのかもしれない。 ああ、でも、長編だって、ただ冗長なだけにならないように書き上げるには、技術がいるのか?

 さて。 話はふっとんで。

 PC のハード・ディスクの整理をしていると、ときどき、「やばいもの」 を見つける。

 むかし書いた日記とか、メモ書きとかなんとか。 読むとはずかしい。 でも、読んじゃう。

 二年ほどまえに書いた日記が目に留まった。 そのころは、あらゆることが裏目に出てしまい、なにをやってもうまくいかず、絶望のズンドコにあった。 なぜ、私が、こんなにも貧乏くじをひかねばならないのか、とさえ思っていた。 そんなときに、こんなことを書いていた。




 私用にて、午前中、病院へ。

 午後、ずっと探している本をもとめて***の古書店へ行くが、お目当てのものは見つからず。 同じ建物内にある、某中古 CD 店に行き、CD を 10 枚ほど購入。

 そのあと、図書館まで足をのばす。 コンピュータの蔵書検索システムをはじめて利用してみると、管轄内の別の図書館にあるという結果が出、さっそく問い合わせてみたところ、現在貸し出し中とのことだが、返却され次第、取り寄せて連絡をくださるとのこと。 なんとも便利な世の中だ。

 午前中の病院でのことで、気が滅入っていたので、ぷあ~っと飲んだくれようかということで、***のバーで L と飲んだ。

 ふらふらになりながら、帰宅。

 なんてことだ。 こころの底から、居たいと思う場所は一箇所しかないのに、別の場所に行かなくてはならないなんて。

 希求心はとめどもなく、やりたいこと、やらなければならないことが、たくさんあるのに、のぞまぬものがふってわいたり、欲していないものがぽっこりとあらわれて、八方ふさがりになり、まんじりともできない。 ほんとうに現実は、うまくいかないことが多い。

 しかし、のぞまぬもの、欲していないものでも、それは、じぶんにふられた、トランプのカードのようなものだと思って、その札をもって、なんとかしていくしかないのだろうか。

 いい札がそろってばかりじゃないけれど、ときに 「ババ」 をひくこともあるけれど、あたえられたカードを生かすも殺すも、じぶん次第、なのだろうか。



 う~ん、トランプねえ。 そんなふうに考えていたのか。 いろんな人がいろんなものを人生にたとえているけれど。 人生は 「クッキーの缶」 とかいうのは、村上春樹の小説に書いてあったかしら。

 それにしても、二年前から文体 (というほどのものでもないが) が、ほとんど変わっていない。 しっかし、クライなあ。 そのころは、息をするのもくるしいほどの深淵にいたのかもしれない。 いまとなっては、かるく笑いとばせてしまうけれど、こんなことを考えながら、乗り越えていたのか、と、いろいろ考えさせられた。 じぶんをふりかえるうえでも、こういった記録は、竹頭木屑、大切なもののようだ。

 もし、万が一、わが身にまたなにかふりかかったら、おんなじ思いをむねにいだいて、乗り越えようか?

 そう。 いまの私は、きっと、「ババ」 を捨て去ることができたのだろう。 そのために、多くの 「カード」 を犠牲にしたような気がするけれど。 指先からこぼれおちるように、いろんなものを失った。 まあ、それも仕方がない。 また、いい 「カード」 がめぐってくるのを、ゆっくりと待とうか。

 いや、もしかすると、すでに、最強の 「カード」 を手に入れたのかな ... 。 「彼」 という、ハートのエースを ... ね。



 BGM:
 The Who ‘Baba O'Riley’
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ビートルズ記念日 / イン・マイ・ライフ

2004年06月29日 23時44分33秒 | 音楽
 今日は 「ビートルズ記念日」 か。

 一九六六年のこの日、The Beatles が日本にやってきた、とのこと。

 そのころ、私はカゲもカタチもなかったけれど、メンバーがはっぴを着て成田空港(?)に降り立った映像は何度か観たことがある。

 その日から、三十八年もの月日がながれたのか ... 。



 ところで。 The Beatles の曲で、好きなものはいろいろあるのだが。 なんとなく、いまの気持ちにいちばんぴったりしているのは、“Rubber Soul” に収録されている、‘In My Life’ であろうか。

 John Lennon がリード・ヴォーカルをとるこの曲。 John Lennon の声のすばらしさを堪能できる曲のひとつとしても、好きである。

 また、歌詞がいいのだ。


思い出の場所。 すでに失われてしまったものもあれば、そのまま残されているものもある。

そんな場所でともに過ごした恋人や友人。 そのなかには、今は亡き人もいれば、健在の人もいる。

みな、じぶんのいとしき場所・人。

けれども、そんな大切なものも、「きみ」 とは比べものにならない。

このあたらしい恋のことを想えば、その思い出のもつ意味も、色あせてしまう。

ふと思い出にひたることもあるけれど、いまは、 「きみ」 をだれよりも愛している。

―― 以上、意訳 (異訳?)。 歌詞はこちらで。



 過ぎ去った過去を思い出して、ふいに泣きたくなることもある。 後悔、無念、哀惜のなみだを流すことも。

 しかし、取り戻すことのできぬ過去にすがりつくように泣き暮らしていても、決して帰ってはこない、ということを、おのずと知ることになるのか。

 だからこそ、私たち は、「いま」 を愛して生きていかなくてはならないのだろうか? と、考えるのである。

 どんなに悔しくても、どんなに惜しくても、歯を食いしばって、「いまがいちばんさ」 と言ってみせなくてはならないのだろうか? と。



 余談だが、先日、友人のライヴを観に行ったら、ヨッパライのお客さんがいて、アンコールで ‘In My Life’ をうたってくれ、と、訴えていた。

 その人にも、いとしき場所・人があるのだろうか。 そして、それらよりも愛する 「いま」 があるのだろうか。 寝ても醒めても、ならぬ、酔っても醒めても、愛しつづけるような ... ?



 trackback to;
 『風の色』 - 「ビートルズ記念日」
 『亀オヤジの迷走日記』 - 「ビートルズ来日」 (2004.6.30 追記)


 * 今日は、サン=テグジュペリさんのお誕生日でもあるようだ。


過去とは成就された全体、
かつて未来としてあったものを
乗り越えた全体であろう
(『手帖』)


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料理をおいしくする最上のソース

2004年06月29日 16時46分56秒 | 現実と虚構のあいだに
 今日は、職場の女性と昼をとった。

 私の後輩にあたる人で、隣りの座席。 この人は ふだん弁当持参なのだが、今月いっぱいで退職することになっているため、さいごに職場の周りの店で食べておきたいと言うので、案内して差し上げることに。 われらの上司の女性も同伴することになった。

 わが後輩曰く、「パスタが食べたい」 とのことで、私は、数日前に訪れて印象的だったイタリアンの店へ連れて行くことにした。

 路地裏にひっそりとある、こじゃれたお店。 会社から十分ほど歩く。 きっと社内では私しか知らないであろう。 値段は ちと高めであるが、せっかく案内するのなら、味がちゃんとしていて、ほかの人が知らないような店が良かろうと思ったのだ。

 強風にあおられながら、てくてくと歩き、やっと店についたのだが、満席のようだった。 帰りかけたら、今あいたばかりの座席があるとのことで、どうぞ! と、女性店員に案内された。

 テーブルのまえまで行くと、その女性店員は、わが上司に向かって、とてもぶっきらぼうに 「大きい人は奥に座ってね」 とのたまった。 わが上司は、なんというか、ちょっとふっくらとした人なのである。 それは本人も認めていると思うのだが、他人に言われると、やはりショックであろう。

 女性に対して容姿のことを発言するときは、とくに慎重にならねばならぬと思うのだが、同じ女なのに、そんなことも分からないのだろうか? といぶかしくさえ思った。

 江戸っ子ふうのチャキチャキしたおばさんなので、悪気はないのだろうが ... 。 ばか丁寧で慇懃無礼なのも、なんだかなあ、という感じだが、はっきりしすぎているのも ... 。

 いまにして思うと、それこそいやな前兆だったのかもしれない。

 私が前回訪れたときには、女性店員の方が二人いたのだが、今日は一人しかいない模様。 どうやら、一人で調理し、一人で給仕もしなければならないようで、明らかにいっぱいいっぱいな感じだった。

 とりあえず座席に着いたが、まだ私たちのまえに食事をしていた人の皿やグラスが片付けられていないので、わが後輩が、それらを片付けやすいようにテーブルの端に寄せていたら、その女性店員 ―― おそらくシェフ 兼 店主であろう ―― が、「いいから、置いといて! ああ、もう、さわらなくていいから!」 と、いらだたしそうにそれを制した。

 わが後輩がきょとんとしていたら、「片付けにくいから、ちょっとこっちに立って!」 と言って、わが後輩を立たせて一気に片付けると、ばたばたと調理場へ下がっていった。

 彼女は、やや表情を曇らせたが、気にしまいとするように冗談っぽく言った。 「なんだか忙しそうですね ... 。 手伝ってあげたくなっちゃう」。

 ―― しかし、それがかえってシェフの神経を逆なですることになったようで、その後、彼女は猛攻撃を受けることになるのであった。

 私は、その店に連れてきた責任を感じ、それ以上いやな雰囲気にならぬよう、むやみやたらとしゃべりまくり、料理が出てくるのを待った。 ああ、早く出てこないものか。 そういうときに限って、なかなか出てこないものであるが。

 そのうち話しづかれてしまい、所在なく、店内を見回してみた。 シェフの、おそらくイタリアで撮ったと思われる写真が飾ってあった。 となりには、にっこりと微笑むイタリア人と思われる男性が。 ふたりとも、白衣を着て、コック帽をかぶっている。 きっと、イタリアに料理の修行に行っていたことがあるのだろう、と想像した。

 待つこと三十分くらいだろうか、ようやっと出てきたパスタには、トマトを赤ワインで煮たようなソースがかかっていた。 高級そうなモツァレラチーズ、とても色のいい青菜、香ばしそうな揚げたパン粉などが添えられていて、まさにこだわりの一品という感じ。 シェフは、それぞれの素材について、誇らしげに解説して、去っていった。

 しかし。 わが後輩はお酒が飲めないので、ワイン煮込みのソースでは、ひょっとして食べられないのでは ... と気になったが、彼女は、「おいしい」 とひとこと言って、黙々と食べた。 ... 本当は苦手な味だったのかもしれない。

 ソースに関しては、味の好みがわかれるかもしれないが、パスタのゆで加減は、さすが、申し分なかったので、私は、内心ほっとした。 どんなにいそがしくても、パスタをきちんとゆであげる。 あたりまえのことかもしれないけれど。 料理人としての誇りのなせる業であろうか? 口は少々悪いかもしれないが、料理の腕はたしかなのだろう、と、感心した。

 やがてパスタを食べ終えてしまうと、わが後輩は、たぶん、くせなのだと思うのだが、皿をすこし脇へ寄せた。 すると、台所からシェフが すごい勢いでやってきて、皿を下げていった。

 つづいてデザートとコーヒーが出てきたのだが、わが後輩がコーヒーを飲もうと、カップを回して持ち手の向きを変えたら、またまたシェフが飛んできて、こう言った。

 「ちょっと! いい? コーヒーっていうのはね、スプーンでかき混ぜてから向きを変えるのよ! そうしやすいように ちゃんと考えて置いてるんだから!」

 ものすごいいきおいに圧倒されながらも、わが後輩が、

 「あ、いえ、わたし、お砂糖もミルクも入れないので、かき混ぜないんです ... 」 と言いかけると、シェフは、

 「だったらいいわ!」 と言って、スプーンをうばって下がっていった。 それから三たび、すっ飛んできて、

 「それからね! 和食じゃないんだから、皿を動かしたりするのもダメなのよ! マナーってものも知らないの?!」 と言い放った。

 ―― 私の気のせいかもしれないが、わが後輩の目がきらりと光ったように見えた。

 彼女はなんでもないふうを装って、無邪気に笑った。

 私は、お行儀のいいところで食事をする機会には とんと恵まれていないので、そういった作法のことはわからないのだが、そんなにめくじらを立てて怒ることだろうか? と不思議な気持ちがした。

 マナーなどというのは、人を不快にさせないようにする 「思いやり」 とか 「気配り」 のことなのではないか、と思うのだが。

 なにがあったのかしらぬが、若くてかわいらしい女の子に八つ当たりでもしているようにしか思えないけれど。 あのシェフの態度こそが、マナー違反なのではないかしら。 どんなに料理の腕がすばらしくても、どんなにいい食材を使っていても、それでは台無しなのではないか?


   「料理をおいしくする最上のソースは、笑顔である」 ―― なんつって。


 もう、二度とあの店に行くことはないだろう。

 わが後輩が、あまり気に留めていないことを、願う。



 (初出: 2004.2.24 再出: 2004.6.29)



 BGM:
 Barbara Acklin ‘Am I the Same Girl’
 (Dusty Springfield や Swing Out Sister のカバーなどが有名だろうか?)

  ―― Why don't you stop, and think it over?


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オトコをそそる口紅の色

2004年06月28日 23時48分20秒 | 覚書
 「チュウ」 がらみで。 オトコをそそる口紅の色、なんてものがあるのだろうか? とか、ふと考えた。

 ふつう、食欲をそそる色、とされているのは、「赤」 なので、ファーストフード店やラーメン屋、居酒屋、などでは、赤を基調とした色使いの店構えのところが多い。

 じゃあ、真っ赤な口紅をつければ、いいの?

 けれど。 もしかすると、なにもつけていない、そのままの色が、いちばん、いいのかな? とも思う。 そのまんま、素の色が。

 ところで。 「ペアキス大会写真館」 とか 「キスの記録」 なんてタイトルの web ページがあると、つい、勘違いしちゃの、ワタシだけじゃない、よね ... ?



 関連リンク:
 『キスに関する国際比較』
 (ほんとかな ... ?)



 BGM:
 Original Love ‘Seppun’
 (あまりヒネらずに、そのまま)

 (あるいは)
 Shinya Oe with Johnny Thunders “Great Big Kiss”
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はじめてのチュウ

2004年06月28日 16時13分41秒 | 覚書
 私の友人 (というか彼)。 近々、お子ちゃまたちのまえで歌をうたうことになったとか。

 そいで、「はじめてのチュウ」 でも うたってやろか、ということにしたから、歌詞をしらべてくれろ、と言ってこられた。

 歌詞をしらべるのはお安い御用なので、ちょちょいと検索をかけて、プリントアウトして差し上げた。 これで、「はじめてのチュウ」 を憶えて、演奏当日うたってあげれば、子どもたちも大よろこびか。

 しかし。 「はじめてのチュウ」 公式ページ (?) があるのにもおどろいたが、歌詞に二番があるのもびっくりした。 「ラジオ体操第二」 があるのを知ったときのような衝撃か。

 あ。 いちおう、ご存知ない方のために説明しておこ (念のため)。 「はじめてのチュウ」 は、フジテレビ系で放映されていたアニメ、『キテレツ大百科』 のエンディング・テーマ (しらべてみると、オープニング・テーマでも使われていたことがあるらしい)。 子ども向け番組のはずなのに、よく練られたストーリーとキャラクターが受けてか、幅広い世代に人気があった (と思う)。

 そのとき私は、すでに子ども番組を観るような年齢ではなかった (中高生くらい?) にも関わらず、日曜の夜、家にいるときは、よく観ていたのだが、いつものように本編を観終って、そのままぼけっとしていたら、とつぜんはじまったのが 「はじめてのチュウ」。 あんしんパパなる歌手 (?) が、なぜか、超高音に機械処理された声で、中学生みたいな青臭い詞をうたっているのが、おどろきでもあり、新鮮でもあった。 そして、単純なようでありながらも、そのメロディーの良さが、やけに耳に残ったものだった。 (『キテレツ大百科』 は、オープニング、エンディングともに質の高さで定評があったようだ)

 それ以来、その歌を聴くのもたのしみとなったものであるが、いつのまにか放映が終わってしまったのもあって、ここ数年のあいだにすっかりわすれていたので、彼には、思い出させてくれて、ありがとう、と言いたい。

 果たして、いまの子どもたちが 『キテレツ大百科』 を知っているのかどうか、わからないけれど。 いい歌、というのは、うたいつがれていくものなので、よろこぶのではないかな、と思う。 ライヴ演奏、うまくいくといいよね。

 ところで。 ファーストキスといえば、レモン味とかイチゴ味、なんてことを言っていたような気がするのだが、昨今の若者はどうなのだろう? (言っていることがおやじくさいかな? 私)

 いまどきの若者カップルは、路上抱擁、路上キスなど、あたりまえなのだろうか? いやいや、気持ちはわからないでもない。 でも、そんなに始終ベタベタしていると、「ファーストキスの味」、「あの瞬間のトキメキ」 を、わすれちゃうかもね?! ... なあんてね。(やっぱりおやじくさい?!)



 関連情報?

手にするなら、尊敬のキス
ほほにそっとするなら、厚意のキス
額にするなら、友情のキス
くちびるにやさしくするなら、愛情のキス
まぶたにするなら、憧憬のキス
てのひらにするなら、懇願のキス
腕の首にするなら、欲望のキス
さて、その他は、狂気の沙汰


 これ、出典がいまひとつ不明だが、グリルパルツァーというドイツの識者が言ったことばのよう (ご存知の方、いらしたら、ぜひお知らせください ! )。 いろいろ身に覚えのあるような、ないような ... 。 なにげないキスのひとつにも、こういったものがあらわれてしまうのか。 キスするほうも、されるほうも、ちょいと考えてみたいところか ... 。



 BGM:
 Hi-STANDARD ‘My First Kiss’
 (たまには(?)、ストレートに。 これは、「はじめてのチュウ」 を英語詞で、パンキッシュにカバーしたもの。 原曲の良さを再認識できる)
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『激情』 / ラララララ

2004年06月27日 02時30分28秒 | 想在
 今日 (正確にいうと、昨日)、劇団ポツドールの 『激情』 を観に 「劇場」 に行ってきた。
 (すいません ... 。 ダジャレ好きなので ... )

 まったく前情報、のようなものをもたずに、無の状態で臨んだ。

 なんというか、わすれかけていた、若かりしころの 「こそばゆさ」 みたいなものを思い出させていただいた。

 男と女の、かなしさ、せつなさ、そして、「しょうもなさ」 (もちろん私も有している) を、まざまざと見せつけられたような感じ。

 こんな、「どうしようもなさ」 をかかえながら、多くの人たちが、それぞれじぶんの人生を歩んでいるのだろうか?

 テレビドラマのような日常ではなく。 ダメダメすぎて、叫びだしたくなるような日常を ... ?

 ああ。 せつないなあ。 人間なんて、ラララララ。

 ラララランララ、ラン、ラン、ラン ... 。

 けれども、私たち は、どうしようもなく、生きていかなきゃ、ね ... 。


 


 * 明日 (正確にいうと、今日) は、劇団 BLUES TAXI の公演を観に行く予定 ... 。
 * 演劇にひたる週末、というのも、いい。



 trackback to;
 『劇団ポツドールBlog』 - 「のぞき見た人々が置いていくもの」



 BGM:
 James Brown ‘It's a Man's Man's Man's World’
 (リンク先は、“James Brown & Ray Charles” で)
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猿渡美咲ローズ

2004年06月25日 23時48分26秒 | 診・換・占
 『オリジナルカクテル占い』

 氏名を入力すると、名まえにちなんだ(?)オリジナル・カクテルのレシピを教えてくれるのだが。 なんとなく、今日、記事にした “your real japanese name generator!” で出た結果、"猿渡美咲" で試してみた ...


あなたのオリジナルカクテルは、名付けて
「猿渡美咲ローズ」
です!


~ 作り方 ~
1. アロンアルファ30mlとリアップ30mlをカップに入れて良くシェイク

2. 水道水をゆっくり注ぎます

3. よく冷やして召し上がれ


あっさりしていて飲みやすいカクテルです。


 ... 飲めるか~~!!!



 BGM:
 Rod Stewart ‘Shake’

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あなたの本当の日本語の名まえ/ your real japanese name generator

2004年06月25日 12時43分35秒 | 診・換・占
 先日、日本人の名まえを英語ふうに言ったらどうなるのか? などという記事を書いたのだが。 web 上をふらふらしていたら、おもしろそうなものを発見した。


   “your real japanese name generator!”


 英語の名まえを、日本名 (漢字) に変換してくれるもののよう。

 ネタ元は、Excite のニュース (『海外のブログで日本名変換ジェネレーターが話題に』)。

 上記の Excite のニュースでは、担当者さんがアクション映画好きなのか、シュワルツェネッガーさんやドルフ・ラングレンさん、 ジャン・クロード・ヴァン・ダムさんなどを変換させていたが、せっかくなので、ほかのアクション・スターも変換させてみようか。
 (ぜんぜん関係ないが、ドルフさんを、たまに、ラルフ・ドングレン と言いまつがえそうになる)



 とりあえず、シルヴェスター・スタローンさんの場合 ...

Sylvester Stallone
  清水 Shimizu (clear water) 拓海 Takumi (open sea)

 かっこいい !


 では、スティーヴン・セガールさんもいってみるか。

Steven Seagal
  石川 Ishikawa (stone river) 健太 Kenta (healthy and plump)

 う~ん。 「和」 な感じ?!


 「インディ・ジョーンズ」 シリーズが印象深い、渋めのスター、ハリスン・フォードさんは ...

Harrison Ford
  石丸 Ishimaru (round stone) 聖人 Masato (sacred person)

 さすが、日本名もシブイ?!


 ロック・ミュージシャンもいってみようか。

 かつては蝙蝠(こうもり)を食べていたりしたけれど、いまやすっかりお茶の間(?)の人気者、オジーさんとか、どうでしょう?
 (※「おじいさん」 ではありません)

Ozzy Osbourne
  猿渡 Saruwatari (monkey on a crossing bridge) 翔 Shou (soar)

 う~ん。 イイ!? ほんとにサルワタリな感じする?! (失礼)


 世界三大メガネっこの一人(?)、Elton John さんは ...

  長谷川 Hasegawa (long valley river) 海斗 Kaito (big dipper of the ocean)

 ハセガワさんかあ ... 。



 女性もいってみようか。 とりあえず、手始めに、マドンナさんは ...


Madonna
  山田 Yamada (mountain field) 歩 Ayumi (walk, deeper meaning: walk your own way)

 歩さんか ... 。すてきかも。


 Excite では、ブリトニーさん (Britney Spears) を変換させていたから、ライバル(?)のクリスティーナ・アギレラさんも ...


Christina Aguilera
  藤原 Fujiwara (wisteria fields) 歩 Ayumi (walk, deeper meaning: walk your own way)

 おおう。 Madonna と同じ名まえ ! しかし、姓が 「藤原」 というのは、もちろん、あのヒトを意識したものなのだろうか?


 ついでに、アヴリル・ラヴィーンさんは ...

Avril Lavigne
  藤原 Fujiwara (wisteria fields) 千秋 Chiaki (very fine in autumn)

 わあ。 また、「藤原」。 うむむむ。 プログラムした人の好みなのだろうか?!
 (たしか、Avril という名まえは、「四月」 という意味だと聞いたことがあるのだが、「秋」 なのね)


 個人的に好きな女優さん、ということで、ジョディ・フォスターさんとか、どうかしら ...

Jodie Foster
  浜野 Hamano (seaside field) 明日香 Asuka (fragrance of the bright day)

 あら。 すてきなお名まえ。 いいなあ。


 『チャーリーズ・エンジェル』 の人たちはどうかしら?

Cameron Diaz
  山下 Yamashita (under the mountain) 恵美 Emi (blessed with beauty)


Drew Barrymore
  原 Hara (wilderness) 弓美 Yumi (beautiful bow, as in bow and arrow)


Lucy Liu
  吉国 Yoshikuni (good fortune country) 久美子 Kumiko (eternal beautiful child)


 ふむむむ。



 ... とまあ、勝手に人様のお名まえを変換してみたのだが(大丈夫かな?)、いちおう、じぶんの本名をローマ字入力して変換させてみた。 あまり興味ある方いらっしゃらないと思うが、おもしろかったので、ついでに載せておこう ...


**** ******
   猿渡 Saruwatari (monkey on a crossing bridge) 美咲 Misaki (beautiful blossom)

 本名とぜんぜんちがうけれど。 (私もサルワタリだった ... )


 ID およびハンドル の byrdie を変換させてみたら、


byrdie
   黒川 Kurokawa (black river) 三千代 Michiyo (three thousand generations)

 渋っ ! 外国人のネット上の知人に、byrdie と名乗ったら、こーんなシブイ印象を与えてしまうのかな ... ?!





 BGM:
 Holly Cole ‘Calling You’
 (たまには jazz でも ... 。 Holly さんは、「長谷川 幸子」 さんだった)
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ご当地度チェック !

2004年06月24日 12時10分42秒 | 診・換・占
 『日々呟く』「県民性なのか」 をお読みして、ふと思い出した。

 去年くらいに、一部で (?) 流行ったものだけれど。


   あなたの血中ご当地度は? - 『ご当地の踏み絵』


 私は、○○県出身なのだが、東京暮らしが長いので、「東京人チェック!(非東京生まれ)」 をやってみた。

 うん。 ぜんぶあてはまるわけではないが、設問が可笑しい。 ああ~、そういう人もいるよね。 という感じで妙に納得。

 私は、「都会の根無し草 (rootless cosmopolitan)」 を勝手に気取っているので、あまり地域性にこだわりはないつもりだが、やはりかくしきれないのが、「血中ご当地度」 なのか ... 。

 ほかの県も、さらりとのぞいてみたところ、よくわからないが、なんとなく書き方がおもしろくて、笑ってしまった。 うまいな~。

 ところで。 「愛知人チェック!」 は、ファイル名が nagoya.html になっている。

 愛知といえば、名古屋なのか ... 。

***


 夏になると、わが家では、かならず高校野球を観ていた。 母が好きなもので。 せみがみんみん鳴く昼下がり、母が、じりじりと食い入るようにテレビの画面に観入っていた光景を思い出す。

 もちろん、応援するのは、じぶんの県の代表であるが。 県代表が負けてしまった場合は、なぜか、近い県で勝ち残っているチームを応援していた。 そのチームが負けてしまうと、その次に近いチームを応援していた。 そこも負けてしまうと、さらに次に近いチームを ... 。 そうして、さいごには、ぜんぜん関係ない、遠くの県を応援していた。 少しでも近いほう、とか、親戚が住んでいる県とか、旅行しに行ったことがある県とか。

 なんなのだろう? この、おばちゃん的感覚、と、幼心に思ったものだったが、今となっては、そんな母がかわいいなあ、と思うのである。

 土着性というか、地域性というか。

 じぶんが生まれ育った地。 好きな人の住んでいる地域、出身地。 はじめて行った外国。 すてきな思い出のある場所。

 人は、特定の 「土地」 に対する思い入れ、というものを、多かれ少なかれ、みな持ち合わせているものなのだろうか ... ?

***




 * 『日々呟く』 の trackback 先、はじめま略 goo BLOG 実験部長の 『BLOGはじめますた』 - 「勝手にランキング!日本沈凹地図その2」 にも trackback,送っちゃえ♪



 BGM:
 Tom Petty and the Heartbreakers “Southern Accents”
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