Run, BLOG, Run

http://d.hatena.ne.jp/bluescat/

「魅力的な雑誌」/ビッグ・イシュー

2004年05月25日 16時32分35秒 | 想在
 ここ数ヶ月、御茶ノ水駅から会社に向かう途中、いつも 「なぞ」 に出くわす。

 おじさんが手売りしている雑誌のようなもの。

 「“Big Issue”, 最新号です」、 「“Big Issue”, 今月は、George Michael です」 などとかけ声をあげているが、なぜ、街角で手売りという販売形態をとっているのだろう? しかもなぜ、ピチピチの gal ではなく、おじさんが? そしてそして、失礼ながら、おじさんと George Michael は結びつかない ... などと、疑問をいだいていた。

 日常生活に埋もれてしまって、調べてみる気にまでならなかったのだけれど。

 先日、新宿駅付近を歩いていたら、そこにも “Big Issue” を売っているおじさんがいた。 渋谷に行ったら、そこにも。 友人に訊いたら、中野駅付近にも、荻窪駅付近にもいたという。

 そこで、例のごとく、 Google 先生におたずねしてみたところ、下記のサイトにたどりついた ...
 (たどりついた、とか言って、検索結果の一番上に出てきただけなのだが ... )


 『ビッグイシュー日本』 


『ビッグイシュー』 は英国で大成功し世界(24の国、50の都市・地域)に広がっている、ホームレスの人しか売り手になれない魅力的な雑誌のことです。ビッグイシューの使命はホームレスの人たちの救済(チャリティ)ではなく彼らの仕事をつくることにあります。


 むむ。 そういった目的や指針のある雑誌だったとは ... 。 私は、「ホームレス」 の問題にあまり明るくないので、うかつに口を出すべきではないかもしれないが。 こういった雑誌ならば、もっと多くの人に知ってもらっていいのでは。 と思った次第。

 街角で “Big Issue” を売っているあのおじさんたちは、仕事をしたい、自活したい、という希望をもってやっているのだろう。

 web の情報によると、「具体的に、最初は一冊200円の雑誌を10冊無料で受け取り、この売り上げ2,000円を元手に、以後は定価の45%(90円)で仕入れた雑誌を販売、55%(110円)を販売者の収入とします。」 とのこと。

 がんばってたくさん雑誌を売って、ちょっとずつ蓄えていけば、社会復帰も夢ではないのかもしれない。

 今までは、ほんのすこし気になりながらも、いつも通り過ぎてしまったけれど、明日の朝、おじさんを見かけたら ... 一冊買ってみようかな ..... ?





 BGM:
 Tom Waits ‘Big in Japan’
 ( "big" しか つながりがないけれど ... )

 1999年に発表されたアルバム、 “Mule Variations” に収録。
 この曲は、日本ではいまだに大物扱いされている、落ちぶれたスターを揶揄した辛辣な歌 ...
 Tom Waits, おっさんになっても punk だ ...
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« グッド・ヴァイブレーションズ | トップ | きれいなおにいさんは好きで... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
テレビみないんだっけ? (persempre)
2004-05-25 16:41:52
byrdieさんは、 テレビ見ない人だっけ?



かなり、前からニュースになってます。

ホームレスの人しか、うれないんですってね。 
返信する
ぐわん (byrdie)
2004-05-25 19:49:32
こんにちは。

そうなんですか。

テレビを観なくなって早や数年 ... 。

付き合う仲間も音楽バカの人たちばかりなので、情報にうといんですよね ... 。

web の検索結果で7000件くらい出てきたので、結構知られているのかな、とは思っていましたが ...

かなりまえから話題になっていたのですね。



ともあれ、興味はあるので、一冊買って読んでみたいと思います :)

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

想在」カテゴリの最新記事