昨日は、知人の女の子が、アメリカン・スタイルのバーで、出張ライヴをやる、というので、観に行った。
繁華街のなかにあるバー。
ステージが、通りのほうに面している。 通りを背にして、歌い手さんがうたっているので、お客さんは、通りのほうを向くことになる。
お店は、ガラス張り。
歌を聴きながら、ステージのほうを見ていると、通りを歩いている人と、目が合ったりして、ちょっぴり照れくさい。
はじめての感覚。 お客さんであるはずの私たちが、なんとなく、見世物になっているような気分 ... ???
知人の女の子のユニットは、ギター / ヴォーカルの女の子と、キーボードの女の子の二人組。
(この話(笑って、おどけて ... )に出てくるユニット ... )
いわゆる、Kiroro ふうと言っていいのかしら。 さわやかな、春風のような歌を聴かせてくれるグループなのであるが。
うたっているのをじっと見つめていたら。 向こう側の通りで、黒地に白のラメラメ・ロゴが入った T シャツに、細身のジーンズをはいた女の子が立っているのが見えた。 通りを歩いてきたサラリーマンふうの男性に、いかにもな つくり笑顔を浮かべて、声をかけているのである。
あ! 呼び込みの女の子だろうか。
なんて思っていたら、似たようなスタイルで、似たような雰囲気の女の子が、ワラワラとやって来て、行き交う男性に片っ端から声をかけはじめた。
う~ん、ステージのさわやかな歌声と、そのバックで繰り広げられている人間模様が、合わない、合わない。
うしろが妙に気になってしまって、歌に集中できないよお ... なんて思っていたら。
そんなことになっているとは、つゆ知らず、の ヴォーカルの女の子が、
「いつもはオリジナル曲ばかりうたっているのですが、今日は、カヴァー曲を用意してきました。 たぶん知らない人はいない、と思います。 良かったら、いっしょにうたってください」
なんて言って、はじめたのは、H2O の 「想い出がいっぱい」。
いやあ、さわやかだねえ。 いい曲だ。
... しかし、やっぱり背景が気になるよお!
そして、歌が盛り上がり、ついにサビのところまで来たとき!
黒い T シャツの女の子が、キャッチに成功したらしく、人の良さそうなサラリーマンのおじさんの腕に手をからめながら、通りを足早に去っていった ... 。
♪オトナの階段のぼる~、キミはまだ、シンデレラさ~
しあわせはだれかがきっと~、はこんでくれると、信じてるね~
私は、いっしょに観に来ていた仲間たちのほうへそっと目をやってみた。 やはり、みんな気になっていたらしく、黒い T シャツの女の子の行方を固唾を飲んで追っていたので、思わずふきだしそうになってしまった。
そんな秋の夜のひとときであった。
BGM:
Anita O'Day ‘Love for Sale’
(Love for Sale には、いろいろな解釈があるけれど ... )
繁華街のなかにあるバー。
ステージが、通りのほうに面している。 通りを背にして、歌い手さんがうたっているので、お客さんは、通りのほうを向くことになる。
お店は、ガラス張り。
歌を聴きながら、ステージのほうを見ていると、通りを歩いている人と、目が合ったりして、ちょっぴり照れくさい。
はじめての感覚。 お客さんであるはずの私たちが、なんとなく、見世物になっているような気分 ... ???
知人の女の子のユニットは、ギター / ヴォーカルの女の子と、キーボードの女の子の二人組。
(この話(笑って、おどけて ... )に出てくるユニット ... )
いわゆる、Kiroro ふうと言っていいのかしら。 さわやかな、春風のような歌を聴かせてくれるグループなのであるが。
うたっているのをじっと見つめていたら。 向こう側の通りで、黒地に白のラメラメ・ロゴが入った T シャツに、細身のジーンズをはいた女の子が立っているのが見えた。 通りを歩いてきたサラリーマンふうの男性に、いかにもな つくり笑顔を浮かべて、声をかけているのである。
あ! 呼び込みの女の子だろうか。
なんて思っていたら、似たようなスタイルで、似たような雰囲気の女の子が、ワラワラとやって来て、行き交う男性に片っ端から声をかけはじめた。
う~ん、ステージのさわやかな歌声と、そのバックで繰り広げられている人間模様が、合わない、合わない。
うしろが妙に気になってしまって、歌に集中できないよお ... なんて思っていたら。
そんなことになっているとは、つゆ知らず、の ヴォーカルの女の子が、
「いつもはオリジナル曲ばかりうたっているのですが、今日は、カヴァー曲を用意してきました。 たぶん知らない人はいない、と思います。 良かったら、いっしょにうたってください」
なんて言って、はじめたのは、H2O の 「想い出がいっぱい」。
いやあ、さわやかだねえ。 いい曲だ。
... しかし、やっぱり背景が気になるよお!
そして、歌が盛り上がり、ついにサビのところまで来たとき!
黒い T シャツの女の子が、キャッチに成功したらしく、人の良さそうなサラリーマンのおじさんの腕に手をからめながら、通りを足早に去っていった ... 。
♪オトナの階段のぼる~、キミはまだ、シンデレラさ~
しあわせはだれかがきっと~、はこんでくれると、信じてるね~
私は、いっしょに観に来ていた仲間たちのほうへそっと目をやってみた。 やはり、みんな気になっていたらしく、黒い T シャツの女の子の行方を固唾を飲んで追っていたので、思わずふきだしそうになってしまった。
そんな秋の夜のひとときであった。
BGM:
Anita O'Day ‘Love for Sale’
(Love for Sale には、いろいろな解釈があるけれど ... )
遠慮せずに消してください
んで、このコメントも
サクッとでOKです
ジャズ・スタンダード曲の歌詞を日本語に訳している
ひとがいます。
http://www02.so-net.ne.jp/~jamtoast/love-for.html
すごく素敵な文章が載っていますので、
ぜひ、ご覧になってください。
あえて残す方向で ...
(わーん、ゴメンナサイ?!)
URL のサイト、拝見しました。
えと、Ken さんのお知り合いのかたですか!
すごく、わかりやすい訳と解説で、参考になりました。
ほんとにすてきなページですね。
年代順を追って、ジャズの名作の詩世界を旅できる ... 。
これから、じっくり堪能したいと思います。
ありがとうございました!
ある意味その出来事も想い出ですよ
ひとつの場所で、想い出が2つ・・・
はっ!
想い出がいっぱい・・・?
女の子バンド、いいですよね。
わたしもあこがれたものです ... (しかし、協調性がないので ... )
> ある意味その出来事も想い出ですよ
そうですね。音と映像が、一体化して記憶のパッケージに閉じ込められることがよくあるのですが、これから、「想い出がいっぱい」を聴いたら、彼女たちのライヴのことを思い出しそうです。
> はっ!
> 想い出がいっぱい・・・?
まさに!