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「『神宿る島』宗像(むなかた)・沖ノ島と関連遺産群」世界文化遺産への登録 -- 神域を侵されないように。

2017-07-18 23:58:30 | 社会
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界遺産に登録されました。

世界遺産に登録されるというのがどのくらい重要なことなのか全くわかりませんが、その名を世界に知ってもらうのには良い機会と思います。また、日本人でも、宗像大社ってどこにあるの?沖ノ島ってなに?というように全く知らない人も多いので、こういう機会に恵まれたことは良かったな、と素直に思います。

当初、様々な理由から沖ノ島と3岩礁以外は除外、なんて勧告されていたようですが、これはあまりにも宗像大社の信仰を無視している、日本の神道を全く理解できていないような機械的な判断だと思いました。

宗像大社は海辺近くの辺津宮、そこから5kmくらい離れた大島そしてさらに50kmくらい離れた沖ノ島と3つ揃って宗像大社なのです。祀られている御祭神にもそれは現れています。



沖津宮



中津宮



辺津宮




沖津宮に田心姫神(たごりひめのみこと)、中津宮に湍津姫神(たぎつひめのみこと)、辺津宮に市杵島姫神(いちきしまひめのみこと)が鎮座しています。
天照大神と素戔嗚尊の誓約(うけひ)によって生まれたとするこれら三女神。



宗像というのは、この三女神が揃っての宗像、この三宮が揃っての宗像ですから沖ノ島とその周辺だけでは宗像の神域とは言えないんですね。

面白いことに、この三女神を御祭神としている神社には厳島神社があるのですが、ここも世界遺産に登録されているのです。その影響で、また、海に浮かんでいるような鳥居の幻想的な風景もあり、多くの外国人観光客が訪れているとか。

三女神は弁財天の本家とも言われている存在で、名声、立身出世にご利益があるということです。今回、宗像大社も世界遺産に登録され、その存在を世界に知ってもらうきっかけになったということは、今後の日本はますます発展するということでしょうか?なんて思ったりもしてしまいますが。。

が、心配なのは、この沖ノ島が韓国からそう遠く離れていないということ。
沖ノ島は島全体が遺跡のような感じで、ここほれワンワンではないですが、地面をちょっと掘れば古代の遺物が埋まっているらしいです。こういうことが知れ渡ってしまうと、そのうち、変な輩が半島や大陸から秘密裏にこの島まで来てしまうのではないのかという心配もされています。
島の防衛はどうなっているのでしょうか?そこが心配。でも、古代から今まで、そのようなことはなかったと思うので、この心配が稀有に終わると良いと思っています。

キリスト教中心の世界において、神道というとどうも下に見下されている印象があります。彼らには八百万の神々という概念、またそういうものに対する信仰心というものが全く理解できないようです。このため、日本以外の国々では、神道とはどういうものかさっぱりわかっていないと思うのでそこはしょうがないと思いますが、宗像が今回世界遺産に登録されて、日本人も信仰深いということをわかってもらえるのではないのかと思います。
厳島神社は観光地化されてしまっていて、外国人の人には信仰とは結び付きにくいかもしれませんね。

長野からははるか遠くの宗像大社。また再び、訪れてみたいです。





Okinoshima, Japan 4K (Ultra HD) - 宗像・沖ノ島関連遺産群アーカイブス

7月17日(月)のつぶやき

2017-07-18 04:20:04 | TOKYO2020