シン・ゴジラ、ラジオを聞いていたらかなり評判が良いというので観に行ってきました。
映画生活の評価でも81点という高評価という事も気になっていました。
岡谷スカラ座です。
その結果はというと、
🍎🍎
かな。
ものすごく良かったという訳でもありません。オリジナル、つまりゴジラ一作目をリスペクトしている点にプラスして伊福部さんもリスペクトしているところで評価しました。
また、大人向けの映画ですね。お子様向けでは有りません。
前半部分は話がだらだらしていて、眠くなりそう。殆どお笑いのような内容で、ゴジラという映画がこれでいいのか、なんてつっこみを入れたくなりそうでした。
ゴジラの活躍が政府筋よりもSNSで拡散されている内容のほうが正しいという状況はほんとう?
また、主な政府筋の首相、閣僚の方々が逃げる最中にヘリコプターもろとも墜落して亡くなってしまう、ってどこかのアメリカ映画にもあったような内容だなあ、と思いながら鑑賞。
でも進化したゴリラが颯爽と伊福部ミュージックとともに活躍?する姿には興奮しました。
これぞ、ジャパニーズゴジラです。
今回の映画のどこがゴジラ第一作目をリスペクトしていたかですが、ゴジラの登場の仕方や前半の政府閣僚さんたちのゴジラに対する意見交換の場面でしょうか?オリジナルとほぼ同じような描き方と思いました。
(ここで菅井きんが出てくるのかと思いましたが、当然ですが、出てきませんでした。)
また、三葉虫などの話もあったように記憶していますが。。。
この辺りを確認する意味でももう一回見てみたいです。
後半、残された人たちが頑張るのですが、どうやってこの進化したゴジラを倒すのかと興味津々。
が、そこは21世紀版ですね。とっても科学的というか、はっきり言ってよくわかりませんでした。
また、最後、ゴジラの体内に液体を注入する場面へと進む訳ですが、ここら辺、もうちょっと工夫が欲しかった。
何台ものクレーン車に取り付けられた器具の先端がゴジラの口の中に伸びていき、それを遠くから見守る長谷川博己さんの苦悩の表情が交互に写って、最後、ゴジラが動かなくなる、という展開なんですが、イマイチ、スリルがないというか。。
一体なにやっているの、という印象。
それで、えっ、ゴジラ退治?というあっけない幕切れに思えてしまいました。
ここら辺、もうちょっとゴジラの口の中を大写しにするとかなんとか、手に汗握るようなエンディングに出来なかったんでしょうかね。
また、ゴジラという未曾有な怪物が現れているにも関わらず、登場人物皆さんをあまりにも軽く描きすぎているのが気になりました。ドラマ性が 全くありません❗️
この映画ってお笑い??
はっきり言って、全て手抜きのような印象。
それでもこの映画がヒットしているのは、進化したゴジラと伊福部ミュージックの賜物ではないでしょうか。
最後エンドロールに合わせて流れてくる伊福部さんのゴジラのテーマ曲。新しく録音した割にはなんかおかしい、と思ったら当時の音源をそのまま使用しているとか。そのせいかどうか、誰も立ち上がる人は居ませんでした。
まさに伊福部さんの音楽有ってのゴジラ、ジャパニーズゴジラですね。
こういところは、アメリカでは作れません。
シン・ゴジラ、海外でも上映されるという事ですが、この内容の映画で海外では大丈夫なのかと心配になりましたが、案の定、海外での評価は低いようです。(アメリカでは10月に封切りのようです。)
というのも、前半部分が長過ぎる事が原因になっているようです。私も映画を見ながら、日本政府内の事がこれほど長く描かれていていいのかしら、と思っていました。日本人でもよくわからない専門用語が多いし、セリフばかりが長過ぎて眠くなりそう。
海外の人にとっては、日本政府云々よりももっとゴジラをみたいようですが、前半部分を削ってでもゴジラの活躍をもっと見させて欲しかったのだと思います。(ついでに私も)
これって、予算がないからこうしたというようにも取られてしまうかも。
また、石原さとみが演じた役柄そのものが不必要に思えました。
どうしてこういう登場人物が必要?意味なし!
加えて、石原さん自身、英語がうまいとも言えませんし。。。
というような事をもう一回確認してみたいですね。
多くの有名人をチョコチョコと出演させたお陰で内容が薄っぺらになってしまった作品。
『シン・ゴジラ』予告