LOVE - GOLDEN APPLE

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ゲノム編集がもたらす社会

2016-09-05 22:37:23 | 日記
ここ数年によく聞くようになってきたゲノム編集という言葉。

最近も、ゲノム編集のおかげで2倍速で育つトラフグとか受粉せずにできるトマトとかが話題になっています。

このゲノム編集、思い通りに標的遺伝子を改変する技術ということ。その技術を「CRISPR/Cas9」というのだそうですが、近い将来のノーベル賞候補と言われています。
昔は遺伝子の編集をしたくても、殆ど偶然に頼った技術だったようですが、このCRISPR、膨大な遺伝子の中から狙った遺伝子にピンポイントで切り込みを入れることが可能ということです。ですから、切ったり貼ったり思いのままにできる、ということですね。

SankeiWebより

ゲノム編集、様々なところに応用が可能みたいですが、最も注目を浴びているのが医療分野での使用です。
それがどれくらいすごいのか。

例えばエイズ。エイズウイルスに感染後、多くの薬を飲まなければいけなかった人が、このゲノム編集によりリンパ球がエイズウイルスに結合しにくくするようにしたところ、驚くべき変化が現れたということです。内服薬だけでは絶対に得られることができなかった免疫力を手に入れることができたのです。

他の病気に対しても今、数多くのベンチャー企業がアメリカあたりにはできていて、ゲノム編集を使った治療法の開発に血みどろの戦いを繰り広げているようです。

そんなこんなで、この技術を使えば、人間の寿命も500歳!!とまでも言われています。

500歳!!
本当にそこまで生きられるのでしょうか?

でも、旧約聖書あたりでは300歳だの500歳だのという年齢が出てくるので、今の人類も太古に戻るのか、なんて思っちゃっています。。。。

が、人間だけ寿命が伸びていいのか、という不安もあります。何しろ、昨今の全世界的な気象変動のことを考えると他にも目を向けなければいけないところがたくさんある印象です。
病気も治って寿命は伸びたはいいけど、気象変動のおかげで長生きができなかった、なんて本末転倒に思えてしまいます。

長生きできるんだったら、それなりの環境整備も必要になってくるでしょう。

また、受精卵などに対するゲノム編集の危険性もあります。
が、中国は生殖医療の分野でのゲノム編集の研究を推進しているようです。はあ〜〜、これって恐ろしい。歯止めがきかなくなりそうです。一体どういう新人類が誕生するんでしょう。

技術が進化するのは良いですが、2050年、2100年の世界ってどうなっているのか不安でもありますが、楽しみなところもあります。







9月4日(日)のつぶやき

2016-09-05 04:49:44 | リオオリンピック