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鬼怒川の災害が教えてくれる事

2015-09-11 21:37:25 | 災害
昨日来の鬼怒川の災害。かってないほどの被害になりました。

ここ最近は、「40年住んでいるけれど、こんな災害は初めて」というような被災者の声を多く聞きます。それだけ、最近の災害の規模が以前とは変わってきているのだと思います。
産業革命以来の大気中のいろいろな物質が巻き起こしてきた地球の気温の変化と関係が深いのではないでしょうか。

このように考えると、すべての災害が人災のように思えてしまいます。

昨年、広島で土石流が起きたところは昔から蛇落地悪谷などと呼ばれていて、ひとたび災害が起きると大変なことになると恐れられていた土地だったようです。今回の災害が起きた川は鬼怒川。そのまま読めば鬼が恐れる川、というふうになるでしょうか。鬼も恐れるくらいの川という事ですから、ひとたび災害が起きると大変なことになると恐れられていた川かもしれません。
いつもは穏やかに流れている川が、一旦荒れると鬼が怒ったように荒々しくなる事から、鬼怒川と名付けられたという謂れがあるようです。
(それだけではなく、毛野国がなまった、絹を良く洗っていた事に由来あるいは水源が鬼怒沼だから、という説もあるようです。)

まあ、そういう事もあり、近代では堤防をしっかりつくって、というような護岸工事をしてきたのだと思いますが、それすらも打ち砕いてしまうようなもの凄い水の流れでした。

それにしても、辺り一面水だらけ。沼になったという表現もありましたが、今後、更に雨が続くような天気予報があるので、この地域がどうなるのか、大変心配です。
多くが新しいような家ですが、住宅地を新たに作っていたのでしょうか?

一体、今回の被災者の皆さんはいつあの地域に戻れるのか、先の見通しが全くたたない状況です。これ以上ひどくならないよう、関係者の皆さんには対策をしっかりとお願い致します。


例のソーラーパネルがあったところは越水したという情報もあるので、これこそは人災の可能性があると思います。こんなところにもソーラーパネルと驚きましたが。
ソーラーパネル設置ため、堤防を削ったということです。ソーラーパネルの事だけ考えて、堤防を削り、高さを低くしたらどうなるか、とは考えなかったのでしょうか。
また市も私有地なので何も言えなかったような説明をしていましたが、なんかおかしい話です。

ところで、どこもかしこもソーラーパネル、って本当にこれで良いのかしら?
ソーラーパネル、設置するときは簡単ですが、廃棄するときはとんでもないくらい大変のようです。というのも、ソーラーパネルにはヒ素、鉛、カドミウムなどの有害物質を沢山含んでいるんです。ですから、寿命になったといっても簡単には捨てられません。産業廃棄物なんです。私の友達も屋根を貸してくれ、と業者が来たけれど、こういう事を聞いたので、、ソーラーパネルにはしなかったと言っていました。
2030年頃には、このソーラーパネルなどのゴミ問題がもの凄い事になるのではないのか、とも言われています。

今回の災害でひょんな事から注目されたソーラーパネル。補償問題になりそうな感じもしますが。。

災害にあわれた方々は本当に大変だと思いますが、災害から人間はいろいろな事を学ばなければいけないのだと思います。