【文京区労協】活動レポート

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2009年09月18日 | 文京区労協
なぜ「結の風」なのか
『百姓は昔っから“結い”の心たい』

文京区労協はこの一年、1959年に結成された今の区労協の第1回定期大会から数え50周年を迎えたことを称え、それを冠にして様々な行事を取り組んできました。そして5月30日には、小冊子「50周年のあゆみ」をまとめ、区労協OBの皆様、文京区長はじめ区内外の諸団体から多彩な方々に、ご参集いただき記念レセプションも開くことができました。これも、ひとえに様々な意見の違いも越えて地域で働く労働者の結集体である区労協を大切にしていこうという気持ちの現われではないかと思います。私たちは、これからも内外の期待に応えるべく奮闘していく所存です。
また文京区労協は働くものの生活と権利を守るたたかいだけでなく、地域の皆様とも、幅広くお付き合いさせていただき、街づくりや地域経済の活性化にも努力し、今また社会保障や環境問題にも関心を高めています。
そういう中で様々な人たちとの共通点は文化活動にも現れています。ともに活動する人たちと共に映画や演劇を楽しむことも大変有意義なことであることもわかりました。この1月に取り組んだ『天草四郎』公演は120名の区民と勤労者で感動を共有できました。そして、50周年行事が終ろうとしているこの時期に劇団青年劇場が農業問題(米づくり)を題材にした作品「結の風らぷそでぃ」公演が9月に幕が上がります。
この作品は、「改定農地法」(農地に企業が参入し自由に作物を作り売ることができる)を話題にしつつ、「猫の目農政」と言われる戦後の農業政策や、広がる格差の拡大にも目を向けながら、「農」のありようや人間の生き方を問いかけています。主人公は、27歳の女性・米田結。新しい農業の在り方を、模索し奮闘する姿を、彼女を取り巻く人々たちとともに、人情味あふれる笑いと涙の中に描かれるそうです。
しかも、その主人公の結(ゆい)役に文京地域担当として15年にわたって文京区労協の様々な活動に文化面から貢献してきた秋山亜紀子さんが抜てきされました。
区労協としては、本年1月のわらび座「天草四郎」公演の成功につづき、今回は、人間にとって原点とも言える農業問題(米づくり)を通して、昔から農民がお互いに助け合って生きてきた「結の心」こそが、今日の社会にも求められているのではないでしょうか。その立場から、今回の作品を50周年記念文化行事の有終の美を飾る作品として取り組みたいと存じます。
来る9月18日を文京観劇日として設定し、みなさんとともに観劇しようではありませんか。

観劇後は、役者さんにも参加していただき文化交流会も予定しております。



2009年9月18日(金)
(午後7時開演)

新宿・紀伊國屋サザンシアター



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