【文京区労協】活動レポート

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3.9労働契約法学習会

2006年03月09日 | 文京春闘
 「労働基準法」があるのに厚生労働省は「労働契約法」という法律を作ろうとしています。これは別名『首切り、賃下げ自由化法』と呼ばれています。文京春闘は3月9日(木)夜、茗台区民プラザで¥労働法制学習会』を開き40名が参加しました。


きつい仕事帰りの夜の学習会のため
受付横には菓子パンとお茶を用意しました
その隣りではの尾花さん(元あゆみ出版)が
書籍コーナーで『働くルールの学習』(きょういくネット発行)を普及しています
とてもすばらしい本ですよ(この日完売)


受付にはビッグな東京土建の滝沢さんと文京区職労の岡村さん


定刻時間1分前会場に到着された本日の講師・笹山弁護士


春闘共闘の三役は議長が児童館のお仕事
副議長が医療現場や建設現場のため
開会に間に合いませんでした
司会が開会もかねてのあいさつ


会場が駅から離れており、そのうえ雨で、出足が鈍いようです


文京春闘学習会での講師は2年前の「成果主義賃金学習会」に続いて
2度目の笹山先生
自己紹介から始まりました


学習会レジメや資料に目を通す参加者の真剣なまなざし


時間がたつに連れ会場も埋まってきました


なかなか内容と親しみやすい話に、受講者から大きな拍手が


講演が終ると次々に手が上がり質問と感想が
まず、医療現場で働く日医大の鈴木さんは
思わず「これは『奴隷法』と呼ぶべき」と


区役所で働く川内さんも
「財界は目先の利益しか考えていないのでは」との意見


地域から参加の中嶋さんも
「国会での動きやナショナルセンターの取り組みは」と質問


出版労連の藤井さんからも
「労働契約法」の危険な内容について意見


質問に的確に答える笹山先生


若者の質問にも懇切丁寧に答える笹山弁護士


園長の組合敵視攻撃とたたかう
たんぽぽ保育園分会の日下分会長


55歳過ぎの労働者の賃金カット攻撃を発言する協和出版の岩鼻さん


担当するたんぽぽ保育園や協和出版からの発言に
照れる笹山弁護士


充実した話のやりとりに大きな拍手


閉会の挨拶は、川内文京春闘議長


学習会の後は、書籍コーナーでお買い上げ
笹山・井上弁護士共著「フリーターの法律相談室」(平凡社新書)
笹山・新谷・前澤共著「働くルールの学習」(きょういくネット)
それに坂本修先生の「憲法その真実」(学習の友社)
などがよく売れておりました


 新進気鋭といっても過言でもない笹山弁護士のさわやかな語り口調は、たいへんわかりやすく、小難しい「労働契約法」といった硬い言葉を、私たちにわかりやすく話してもらいました。
 しかし、その内容は、資料編に掲載されてるような「働く人を人とも思わない」とんでもない内容です。油断すれば法案として通常国会に出されるとも限りません。
経営者だけに都合のいいこんな法律ができるようでは憲法だって改悪されてしまいます。坂本先生の著作などを勉強し、憲法改悪や労働契約法制の実現阻止のために立ち上がらなければ。
 それにしても今夜の学習会の名簿には青年ユニオンや一般の方、大学生、弁護士修行中の人なども参加していて今後の労働組合活動のあり方も考えさせられる学習会でした。

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