「政治を国民の手に」国民会議

政治を国民の手に取り戻すために、腐りきった菅政権や検察、裁判所などの実態、権力と癒着したマスコミの横暴を暴きます。

政権交代へのうねり

2007年11月17日 | Weblog
ここ1、2年の政界の動きを見ていると国民は「政権交代」という歴史的転換点の真っ只中にいるように見える。事の始まりは偽メール問題で政治的未熟さ露呈して退場した前原代表に代わって選ばれた小沢代表の登場である。小沢代表は就任早々「政権交代」を掲げ「民主党議員の足腰強化」と「国民のためになる政策」に力を入れた。

一方自民党は国民に人気があるという理由で小泉を総理に祭り上げたが、小泉は仇敵の経世会をぶち壊しただけでなく自民党の政権政党としての政治能力も崩壊させてしまった。小泉の後を継いだ安部も官僚敵視や「政治と金」にまつわる閣僚の辞任や自殺、「年金」問題などの処理で政治的未熟さを露呈し参議院選挙で大敗した。

外交面でも「拉致問題」で強硬姿勢をとり続け交渉は膠着状態に陥り、また「テロ特措法」でも、自民党が過去あいまいにしてきた憲法解釈が安部を窮地に追い込み政権を放棄せざるを得なくなった。一方、民主党の小沢は党内分裂の芽を抱えながらも「生活が第1」を掲げた参議院選挙での勝利により党内の求心力を急速に高めた。

参議院選挙で大敗した自民党は今まで好き勝手にやっていた国会運営が行き詰まり、役人に作らせた法案を嘘八百で糊塗し成立させることが困難になっている。そのため安部総理の後を継いだ福田政権は「民主党と話し合う」として「政策協議」や「大連立」などの奇策で民主党の抱きこみを始めている。

しかし防衛省や厚労省などに見られる政官業癒着の構造に対し、政権交代の声は日増しに強まっている。未熟な民主党議員も「大連立」騒動で緊張感が生まれ、次期衆議院選挙に対する危機意識も芽生えてきたようだ。どうやら政権交代に向けた最後の決戦が始まろうとしているのかもしれない。