Beech-Stream's Blog

三十路に突入したBUNA(またの名をBunya)のBLOG
「できそうもない、でもやってみる」

信越五岳トレイルランニング110km参加記 その②(当日・前編)

2010-09-28 22:10:59 | ランニング(Trail Running Side)
その①(前日編)はこちら

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9/19(日)

AM3:00起床。

手早く着替え、身支度を整える。

ロングタイツを履くか履かないかで少し悩む。
履くメリット:筋肉の揺れが抑えられるので長時間走った時の足の痛みが抑えられる
履くデメリット:気温が高いと暑い

少し悩んだ結果、ロングタイツを着用して走る事にする。

ニューハレテープのサンプルが参加者に配布されていたので、試しにヒザとカカトに貼ってみる


準備完了後、スタート地点のレストランハイジへ。

ここで、手荷物とデポバッグ(中間66.6km地点の第5エイドで、受け取ることの出来る荷物を預けることが出来る)を預けるのだが・・・。
預ける直前に、財布を確認しようと思い、バッグの中を探るが、財布が見つからない!!

あわててバッグを隅々まで探すが見つけることが出来ず

時間も迫っているので、とりあえず手荷物とデポバッグを預け、レストランハイジにいたSNSの仲間の方たちに一声掛けて、ペンションまでダッシュで戻る
泊まった部屋に入れてもらって、ベッドの周囲を探すが、それでも見つからない。

しょうがないので、ペンションさくらのオーナー夫妻に、もし財布見つかったら連絡下さいとお願いし、レストランハイジまで戻る。
(ペンションオーナーのご主人が、車で送って下さった。ありがとうございました)

財布が有るであろう場所は限られているので、スタートに向けて気持ちを入れ替える。
手早く朝食を食べて、軽くストレッチをし、スタート地点へと向かう。
ボランティア参加のタカモンさん・たかさん・カズさん・Aさんさんが見送ってくれた。

今回トレランSNSからの出走者(皆「TEAM松永」)は私含め15名。
さらにボランティア・ペーサー参加も入れると、20数名の参加者。
見知った方々が沢山参加してくれたおかげで、初参加にも関わらず、すごく心強かった

スタート直前の私。
朝は肌寒いので、アームカバーを着用。



スタート地点で、大学時代の同期のK田にめぐり合う。
同じレースに走ると聞いていたので、会えて嬉しい。少し話しをして、一緒に写真を撮る。

スタート直前のスタートゲート周辺。


スタート直前のやまさんさん


やがてスタート時刻が近づくと、自然にカウントダウンが始まる。
そしてAM5:30、スタート
110kmのちょっと長~い旅の始まり、始まり

ボランティア組の方々が沿道に立って応援してくれた。
ハイタッチをしながら、ゆるゆる走る。

スタート直後の集団。



道はしばらくスキー場のゲレンデの道を行く。初っ端から結構登り坂。
先はまだまだ長いので、ゆっくり歩きながら進む。



途中、ゲレンデを横切る道で、2回目の応援エリア。
・・・何か見知った顔がいるな~と思ったら、松永さんが応援しに来て下さっていた。
モンブラン帰りなのにありがとうございます。
他にもボランティア組の方々が応援をして下さったので、ハイタッチしながら進む。

信越五岳トレイルランニング110kmのマップ。


【スタート~1A(18.5km)】

序盤、ゲレンデ道を過ぎた後は、下り基調の気持ちよく走れるトレイルが続く。
ただ、あまりペースが上がり過ぎると後々痛い目を見る事になるので、ペースは意識して抑え目に。

スタートの財布トラブルでドタバタしてトイレに行けなかった為、7km地点でトイレに入る。
この辺りでsusuga_iさん・ちょろさん・やまさんさんと出会う。

その後も比較的走りやすいトレイルが続く。

大分進み、もうすぐ第1エイドという所で、非常に景色の良い所に出る。

手前に見えるのが野尻湖
向こうに見えるのが、今日この後脇を走る事になる黒姫山など。
あの向こう側まで走るのか~と思うと、何か感慨深いものが。

ちょうど通りかかった奥阿賀のランナーさんとやまさんさん(逆光ですいません)


第1エイド到着。

水やムサシ、パワーバーなどを頂く。
まだそんなに疲れてもいないので、少し補給をして出発。

※区間タイム 2時間15分(7.0分/km×18.5km + 5分休憩)


【~2A(23.9km)】

第1エイドを過ぎると、序盤の難所、斑尾山(1382m)の登り。約400m登る。
さすがに自分の周り(すぐ後ろにやまさんさん)は、登山道を走る人は誰もいない。

しばらくえっちらおっちら登り、頂上へ。
その後はしばらく下りが続く。やまさんさんに前を走ってもらう。

スキー場ゲレンデを下ると、TEAM松永応援看板が。誰だろう・・?


第2エイド到着。
ここではSNSのシバさんが、家族連れで応援しに来てくれていた。ありがとうございます。
多分さっきの看板もシバさんが設置してくれたのだろう。
シバさんは去年の信越五岳参加者でもある。アドバイスなどを頂き、元気をもらう。

ここでコーラを頂く。走る体に染み渡る様で、異常に美味く感じられた。

少し休憩の後、出発。

※区間タイム 1時間05分(10.5分/km×5.4km + 8分休憩) 


【~3A(38.5km)】

しばらくは下り基調の道。
その後、袴岳へのと続く登りの登山道が続く。4回くらいのダミーピークを過ぎながら、ゼイゼイ登る。

ここで、今大会の参加者で最も目立っていたと思われる、全身キノココスプレの「妙高高原おーちゃん」氏に追いつかれる。
信越五岳の下見走についてのブログ記事を参考にさせてもらっていたのと、自分も妙高市出身である事から、声を掛けて少し話をさせてもらう。

袴岳登頂。頂上で休んでいたici yamaさんを一旦追い抜く。

その後は、延々と長い下り道が続く。
地面の柔らかいトレイルの内はまだ良かったが、やがて林道の砂利道になると、めっきりペースが落ち始める。
やはり凸凹のせいで足への衝撃が強く、足にダメージが蓄積した様だ。

ずっと同じペースではしっていたやまさんさんに大きく引き離されてしまう。


この辺からもう足がガタガタになってしまっていた。
途中、頻繁に歩きを入れながら、3Aまでの下り道を進む。
下りだけど、全然楽に感じられない・・・


やがて、林道から視界の開けたところに出る。妙高高原駅の近く、今大会のコースで最も標高の低い場所に出た。
少し走ると第3エイドに到着。


ここではトレランSNSのおはぎさんがボランティアをして下さっていた。声をかけてもらう。
コーラは通常のものが品切れになったらしく、ZEROコーラしかなくなっていたのが悲しい

ここの名物は冷やしトマト。疲れた体に染みる美味しさ。塩をつけてガブリ。


このエイドでザックのハイドレーションパックに水を補給し、持っていたエネルゲン粉末を溶かす。

少し長めの休憩をして、出発。

※区間タイム 2時間23分(9.0分/km×14.7km + 10分休憩)


【~4A(51.5km)】

しばらくの間、五岳名物の1つ「関川沿いの長~い砂利道」が続く。

初めはゆっくり走って進むも、前の下りで大分足を使い果たしてしまっており、走れなくなってしまう。
やむなく延々とダラダラ歩く。
ここで、キノコ姿のおーちゃん氏、そしてici yamaさんに追い抜かれる。
(注:8/7下見走の時の写真)



途中、道沿いの公園のトイレに立ち寄る。

川沿いの砂利道が終わると、少しロード区間があり、再び山の中の道に入る。
途中、ソバ畑の真ん中の道を走る。ソバの白い花が綺麗。

しかし、登り道がしばらく続く為、延々と歩く。

やがて再びトレイル区間。地面が柔らかいと多少走れる様だ。(注:8/7下見走の時の写真)


少し行くと、身を屈めないと通れないトンネルに辿り着く(注:8/7下見走の時の写真)


その後も、登りは歩き、平坦&下りのトレイルはゆっくり走りながら進む。
途中、後ろから追いついてきた奥阿賀のランナーさんに追い抜かれる。


やがて視界が開け、第4エイドに到着。

第4エイドではかなり先を走っていたNしまさんと、奥阿賀のランナーさんが休んでいた。
Nしまさんは胃を痛めていた様だ。大丈夫だろうか?

このエイドの名物は笹寿司。
妙高地域の名物であり、実家でもよく作ってくれているものなので、私にはそんなに珍しいものでもないが、
それでもこういう非日常な空間で食べると、格別美味しく感じられた。

前のエイドでハイドレーションに入れていたエネルゲンが薄かったせいか、すごく不味く感じられたので、一度ハイドレーションの中身を全部捨て、水のみを補給。

全行程の中間地点にも達していないのだが、既に疲れが体に溜まってきている。
ストレッチを行い、色々エイドの食べ物を食べながら、少し長めに休憩。

胃薬を飲んで休んでいたNしまさんに声を掛け、出発。
奥阿賀のランナーさんは先に出発していた。


※区間タイム 2時間47分(11.7分/km×13km +15分休憩)


【~5A(66.6km)】

第4エイドを出る地点で、通過チェックをしていた係員の方から、
「全体で358番目ですよ~」と声を掛けられた。

ずっとここまでダダ歩きの間、追い抜かれる一方だったので、かなり後ろの方だと思っていたのだが・・・。
500人出走として、まだ後ろに150人位いるんだと思うと、ほっとしたような不安なような、何か複雑な気分。

第4エイドのある場所は黒姫高原スキー場。
ちょうどコスモスの満開の季節。赤紫の花が広がる光景に少し癒される。

ここで後ろを振り向くと、遠くに野尻湖、その向こうに斑尾山。
1Aの前はあの斑尾山の辺りにいたのだと思うと、大分走ったな~と実感できた。
(本当に眺めの良いスポットだったのだが、写真撮ってる余裕がなかったのが残念)

ここからはまたしばらく、林道が続く。
砂利道の登り道。やっぱり走れない。
(注:8/7下見走の時の写真)


途中、結構な速さで歩くNしまさんに追い抜かれる。胃薬が効いて元気を取り戻したようだ。
「腰で歩くんだよ~」と、アランさんから教わった骨盤・体幹を生かした動き方で歩いていく。

自分も体幹を生かしたフォームで歩きたかったのだが、
その頃は腰と背筋が痛くて、悲しくもその動きが出来ない状態であった

登りきったあたりが全行程の中間、55km位。

その後、しばらく下りが続き、やがてトレイルに下る道に入る(注:8/7下見走の時の写真)


しばらく下った後、ゴツゴツとしたガレ場の所で足を滑らせる。
転びはしなかったが、右足が吊る寸前の状態になり、しばらく立ち止まって足をストレッチ。
しばらく急な下り道が続く。体勢を崩さない様注意しながら、ソロソロ下る。

下りきった所で、「一度に2人までしか渡れない吊り橋」(注:8/7下見走の時の写真)


その後、発電所の脇を通り、笹ヶ峰牧場までのスイッチバック急登道に入る。
かなりフラフラ、ゾンビ状態で登る。
時々登れなくなり「石化」状態にも陥る・・・


登りきった後はしばらくトレイル、その後笹ヶ峰牧場に出る。
「笹ヶ峰トレイルランニングレース」で走った事のある道。
しばらく歩きが続いたせいか、少し元気が出てきたので、ゆっくりと少しの間走る。

ここで再び、Nしまさんに追いつき、追い抜く。ちょっと体調が悪そうだ・・・。

笹ヶ峰牧場を過ぎ、京大ヒュッテを眺めながら、笹ヶ峰キャンプ場への道をゆっくり進む。

そしてキャンプ場の下り道をフラフラ下ると、林から視界が開け、
夕暮れ近くで暗くなり始めている乙見湖が見えてくる。
ここで第5エイド到着。

この第5エイドにて、私は意外な人物の姿を目にする事になる・・・


※区間タイム 3時間38分(13.4分/km×15.1km +15分)


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その③に続く。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
応援看板に感激! (白悪魔)
2010-09-29 08:45:04
さすが前回出走者!気遣いに元気出ますね!

財布が気になります。
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同感です (ふち)
2010-09-29 17:10:31
そーそー財布。サイフ・・・
すごく気になります。

オチがあることを期待してます。
返信する
Unknown (BUNA)
2010-10-04 21:40:41
>白悪魔閣下

こういうウルトラ系のレースだと、見知った方の応援は本当に元気が出ますね。

>ふちさん

財布は非常に焦りました。
どこから出てきたかはまた後ほど。
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