大家族・長期村の日々奮闘記

ぶなの森自然学校の,子ども長期自然体験村の日々のできごと報告です。

態勢づくり

2013-08-09 23:05:50 | 13夏

 ものづくりチームには小さい学年の子どもたちが多く参加しています。その子達への達成感・満足度と年齢の高い子への達成感・満足度をどう演出してゆくか・・・。 目標まで自力で移動するというプログラムであれば、お互いの助け合いもあり、チームとしての達成感がありますが、「何かを作る」という過程は経験の差、その年齢ができることとできないこともあり、チームビルディングをする難しさがあります。
 
 基本的には学年を分けてゆくしかないのかもしれませんが、スタッフとしては できれば子ども同士の助け合いができる場にもしたい。スキルを身につけさせるプログラムなのか、子ども達なりに考えて、一生懸命やれればそれでいいのではないか、スタッフ間で導き方への意見が相反する事態が起こりました。コンセプトメイキングの段階でのすり合わせが、私達に足りなかった・・・、

しかし、反省する時ではない。
「生身の子ども達が今、目の前にいるんだ!」 
「俺たちの使命は・・・何か・・・」

 
子ども達に、普段と異なる「遊びの場・学びの場」を提供すること。
子どもは多くの人と出会い、自然とのふれあいながら「遊ぶ」ことによって色々なことを学びます。長期村の活動では、もちろん楽しいこともたくさんありますが、思い通りにならないこともあります。けんかもあります。家も恋しくなること、悲しいことや悔しいことでで泣いたり、怒ったりすることもあれば、愉快なことや思わぬスタッフの人間性に触れて驚いたり、笑ったり、みんなで一緒になって遊び、生活をします。

 その中から、人を思いやること、協力すること、自分の思いも伝えることなど「他者との関わり方」を学び、自然の多様性、美しさ、危険への察知や対処方法を体験的に学び、さらに自らが創造的に発展的に遊ぶ工夫や知らないことにチャレンジする勇気を養います。

 小学校1年生から中学3年生の参加者32名、高校生ボランティアに世界各国の大学生を含めて合計43名が、私達が対象にしている「今、目の前にいる生身」の人々です。

20代のコアスタッフ達にとってもチャレンジの2泊3日が始まります。

高木




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