徒然なるままに修羅の旅路

祝……大ベルセルク展が大阪ひらかたパークで開催決定キター! 
悲……大阪ナイフショーは完全中止になりました。滅べ疫病神

In the Flames of the Purgatory 14

2014年11月18日 23時38分33秒 | Nosferatu Blood LDK
 
   §
 
 岩盤を丸く刳り抜かれて作られた通路は、階段を半ばまで登った時点で進めなくなった――通路を出てすぐのところで爆発が起こったからだろう、熱波が穴の中にも逆流したために通路の出口附近は一度熔けて固まっている。
 だがしかし完全に冷えきったわけではないからだろう、地面は刀鍛冶が火に入れて赤熱した鋼材の様にオレンジ色に輝いており、周囲の地面から立ち上る陽炎がまだ地面がかなりの高温を保っていることを示している――エルウッドが立っている場所も熔けたりはしていないものの、そこはかとなく足の裏が熱い。靴の裏が熔けたりしていなければいいのだが。
「冷えろ」 グリーンウッドが一言つぶやくと同時に灼熱していた石材が急速に熱を奪われ、やがて表面に細かく鉱物が過熱によって沸騰した痕跡を残す石の塊になった。
 おそらくなんらかの精霊魔術だろう――精霊魔術は温度変化や風、引力や斥力、電圧操作など、この『層』の物理法則に基づいた物理現象を操る魔術だから、赤熱する石材の熱を奪って冷却するといった真似も出来るのだろう。
 赤熱し軟らかくなった状態から急激に冷却された床は、ごつごつしてひどく歩きにくい――長大な大身槍の扱いに難儀しながら、エルウッドはグリーンウッドとレイルに続いて通路を抜けた。
 やたらと幅が狭い上に急勾配の階段を昇ってくるのは、ちょっとした重労働だった――背後から何度も悲鳴が聞こえてきたのは、きっと気のせいではない。
「ん? ああ……やっと抜けたのか」 どっこいせ、と年寄りくさい声をあげながらエルウッドに続いて通路を抜けてきたバーンズが、思いきり伸びをする。通路は平均的な身長の人間であれば普通に立って通れるし、身長ほぼ二メートルのエルウッドでも多少かがんでいれば通れる程度のものだったが、身長二メートル三十九センチのバーンズにとってはかなりきついものだったらしい――ずっと中腰でいなければならなかったうえに天井の高さが一定でなかったからだろう、二、三度頭を打ったのか無慙な瘤をさすりつつ、
「まったく気が利かねえな。バリアフリーの精神が足りねえ」
「天井が低いだけなんだから、バリアフリーは関係無いだろ」
 そう突っ込んでから、エルウッドは一歩前に出た。
 周りはそれなりに広い広場だった――のだろうか。
 先ほど投げ込んだ魔術――獄焔細弾ゲヘナフレア・ペレットによって蹂躙し尽くされた広場はかつての痕跡をとどめておらず、今となっては本来どの様な用途に使われていたものか窺うすべもない――出口の周囲は通路の内部同様、まるで熔岩の固まったあとの様に一度熔けてから固まっている。
 その溶融の痕跡はかなりの広範囲に及んでおり、手近な塁壁には熱量によって一度石材が熔けて流れ落ち、地面に広がってから再び固まった跡があった。通路の内部ほどではないにせよやはり蒸し暑いのは、完全に地面が冷えきっていないからだ。
 背後には先ほどは頭上に見上げていた防御城塁――放物線を描いて頭上から撃ち込まれてきた矢玉や投石を防ぐために、回廊状の屋根が設けられる――に近づくと、その下にある内外の城壁が一望出来た。
 分厚い外壁の上には、ガーゴイルが起動したときに放り出した巨大な皿――その周りにはおそらくガーゴイルが皿を支えていたときにその周囲を囲んでいたであろう櫓が五基。櫓のてっぺんからはちょうど星型になる様に角材がたがいに渡されており、五芒星の内側の五角形の部分から死体が吊り下げられている。
「ライル」 ベルルスコーニの発した警告の声に、エルウッドは背後を振り返った。ついでベルルスコーニの視線を追って正面に視線を向けた。
 正面の二十メートルほど離れた場所に高さ十メートルほどの段差があり、壁に張りつく様にして直階段が設けられている――段差の内側から外側に向かう様にして背中合わせに二ヶ所、見たところではかなり勾配がきつく一段一段の幅も狭い。
 嫌がらせの様に登りにくい造りの上に、手摺も無い様な簡素なものだ――その代わりか段差の壁にアンカーが撃ち込まれ、壁に這わせる様にして鎖がついている。ちょうど日本アルプスとかの岩場に設けられた、手掛かりの鎖の様な感じだ。
 落下防止も兼ねた谷側の手摺が無いのは、城砦では当たり前のものだ――つまるところ、落下防止の手摺が無く階段が狭ければ、下から昇ってきた敵兵を突き落とすのが楽になる。
 その階段の上からがしゃりがしゃりと言う音を立てて、瑕ひとつ無い白銀の甲冑を着込んだ騎士が続々と降りてくる――うちひとりが足を滑らせ、かなり高い位置から彼らのいる広場まで六メートル近い高さを落下してきた。
「……」 
 頭から地面に墜落してきた騎士を注視しながら、コメントに困って一同が沈黙する――頸の骨が折れて死んでいてもおかしくないのだが、騎士は平然とその場で身を起こした。
 次々と降りてきた甲冑姿の騎士たちが、階段を守る様に隊列を組んでいく――装備は突撃鎗ランスから槍斧ハルバード戦鎚ウォーハンマー戦斧ウォーアックス長剣ロングソードとまちまちだった。
 これが昼間だったなら、甲冑に日の光が反射してさぞかし勇壮だったことだろうが――そんなことを考えながら、エルウッドは千人長ロンギヌスの槍の柄を握り直した。
「この城の警備の兵か?」 返事を期待しているわけではないのだろうが、レイルがかすかに苦笑の混じった口調でそう話しかけた。一番手前にいる騎士の視界を横切る様に横に歩きながら、レイルが言葉を続ける。
「この城を根城にしている引きこもりどもに用がある。取り次ぎを頼みたい――取り次いでくれんのならば、こちらで勝手に押し通るが」
 レイルとしては、別に返事を期待しているわけではないだろう――おそらく話しかけているのは、相手の正体を測るためだ。
 あの鎧武者たちが人間でないことは疑い無い――エルウッドは最初に彼らが姿を見せた時点で、彼らがまともな人間であるという考えは棄てていた。中身が普通の人間であったなら、先ほど頭から地面に墜落した騎士は死んでいる。
 ほかの騎士たちはまったく反応を示していないが、先頭にいる豪壮な拵えの長剣を腰に帯びた騎士のひとりだけがそれに対して反応を示している。その騎士だけはレイルの動きを目で追う様に頭と上体をひねり、ついで足を踏み変えた。
 つまり、視覚もしくはそれに近い器官は有している――レイルの言葉に反応する様に時折体を震わせていることから察するに、聴覚に近い機能もあるらしい。
「無口な奴だ。しゃべらないのか――それともしゃべれないのか? 私の言っていることはわかっているか?」
その言葉に、戦闘で唯一彼の言葉に反応していた騎士のひとり――否、一体か――が一歩踏み出す。その騎士はまったく人間味の感じられない機械的な、よく言えば訓練された兵士の様な一定の歩幅で歩きながらレイルの前まで歩いてきた。
 レイルの前で足を止め、そのまま彼と視線を合わせる――重い風斬り音とともに繰り出した騎士の抜きつけが、レイルの首を刎ね飛ばしたのはその瞬間だった。
 レイルの気配がわずかにゆがむ――笑ったのだ、きっと。
 騎士の斬撃が薙いだのは、体を沈めてその攻撃を躱したレイルの残像だった――レイルが腰に吊った鞘から抜き放った長剣が、金属の衝突音とともに騎士の胴を薙ぐ。
 だが、その攻撃は無為に終わった――信じられないことに、騎士の胴甲冑には瑕ひとつついていない。騎士はそのまま手にした長剣を振り抜いて頭上で旋廻させ、斬りつけるには間合いが近すぎたからだろう、柄頭をレイルの背中めがけて叩きつけた。
 横に踏み出してその攻撃を躱しながら、レイルが手にした長剣を振るい、がら空きになった騎士の左脇に逆袈裟の一撃を叩き込む。
 その衝撃に圧されて、騎士が数歩後ずさって間合いを取り直した――それを見ながら、レイルがふっと笑う。
「なんだ、一騎撃ちが希望かね?」
 彼はそう言って、一度剣を軽く振ってから構え直した。
 炎を象った外装を備えた長剣の刃に、異変が起こる――刃全体が変色し、鎬に中心に青白く染まり始めたのだ。日本刀の刃紋を思わせるその変色は刃の鎬からじわじわと広がり、やがて急激なグラデーションを経てオレンジ色に変わった。
 同時に、刃の周囲にぱちぱちと細かな電光が走る――天壌焦がす劫火の剣レーヴァンテイン、レイル・エルウッドの霊体武装だ。
「よかろう――ヴァチカン教皇庁聖堂騎士団団長、レイル・エルウッドが相手を務めよう」
 
   †
 
「よかろう――ヴァチカン教皇庁聖堂騎士団団長、レイル・エルウッドが相手を務めよう」
 その言葉に、眼前にたたずんでいる騎士がそれまで地面に触れさせていた長剣の鋒をすぅ、と持ち上げた。
 わずかに手首を返し、長剣の鋒をこちらに向ける。
 くる――胸中でつぶやいた瞬間、騎士の右手が爆ぜた。
 電光のごとき苛烈さと精密機械のごとき正確さで繰り出された刺突が、ヴオンという重い音とともにそれまでレイル・エルウッドの頭があった空間を貫く――わずかに頭を傾けてその一撃を躱し、レイル・エルウッドは唇をゆがめて笑みを浮かべた。
 騎士が手首を返し、突き込んだ長剣をそのまま水平に薙ぎ払う――首を刈りにきた一撃は体を沈めて躱し、騎士がそのままその場で転身して裏側から胴を薙ぎにきた一撃を、彼は今度は後方に飛び退って躱した。
 踏み込みながら、顔を狙って刺突を繰り出す――今度は騎士が、先ほどの彼と似た様な体勢で体を沈めてその一撃を躱した。
Aaaaa――raaaaaaaaaアァァァァァ――ラァァァァァァァァァッ!」 手首を返し、そのまま咆哮とともに真直に振り下ろす――強烈な遠赤外線を放射する天壌焦がす劫火の剣レーヴァンテインの真っ赤な刀身が暗闇を赤く染め、虚空に緋色の軌跡を描いた。
 が――
 騎士は肩口めがけて撃ち込んだ一撃を側面に一歩踏み出す動作で躱し、いったん沈めた体勢から伸び上がる様な動きでこちらの胴を薙ぎにきた。
「ちぃっ――」 毒づいて、彼は空いた左手で騎士の肩口を思いきり突き飛ばした――よろめいた騎士の一撃が、その反動で間合いの離れた両者の間の空間をフリーハンドの線みたいに波打った軌跡を描きながら引き裂いてゆく。
 突き飛ばした反動でいったん後退し――レイル・エルウッドは再び地面を蹴った。
 体勢を立て直した騎士が、無言のままに再び動く――騎士はこちらの撃ち込みを剣の横腹を撃って弾き飛ばし、その反動で横薙ぎの挙動を止めて、そのまままっすぐに突き出してきた。
 サイドステップしてその刺突を躱しながら、同時に手首を返して弾き飛ばされた長剣を引き戻し、騎士の頭を刈りにいく――騎士はその斬撃を体を沈めて躱し、そのまま外側に向かって振り出す様にして横薙ぎの一撃を繰り出してきた。
 だがそれよりも早く、彼は後方に逃れている――前髪がひと房切り落とされ、宙に舞う様を目にして、レイル・エルウッドは口の端を吊り上げて嗤った。
 袈裟掛けに撃ち込まれてきた一撃を、手にした天壌焦がす劫火の剣レーヴァンテインを翳して受け止める――騎士はそのまま鍔迫り合いには持ち込まずにその反動で剣を離し、転身して今度は逆方向からの水平の一撃を撃ち込んできた。
 その一撃は体を沈めて躱し、そのまま胴を薙ぎにいく――全身甲冑を着込んでいるにもかかわらず、低い軌道から逆袈裟に振り抜かれたその一撃を騎士は身軽に跳躍して躱した。ついでそのまま、空中から剣を撃ち下ろしてくる――真直に振り下ろされた一撃を、レイル・エルウッドは水平に翳した天壌焦がす劫火の剣レーヴァンテインで受け止めた。
 速いな――賞賛の言葉を胸中でだけつぶやいて、口元に笑みを刻む。その一撃で相手の攻撃の威力を大雑把に推し量ると、彼は反撃に転じた。
 
   †
 
 騎士がレイルの一撃を跳躍して躱し、そのまま降下の動きに合わせて真直の一撃を撃ち込む――ぎぃん、という音とともに、レイルがその斬撃を水平に翳した天壌焦がす劫火の剣レーヴァンテインで受け止めた。
「あ――」 リーラが小さく声をあげる。追い詰められているとでも思ったのか。
 だがレイルが笑っている――レイルが笑っている。笑みを崩さぬまま、彼は反撃に転じた。
Wooaaaraaaaaaaaaaaaaオォォォアァァラァァァァァァァァァァァァッ!」
 咆哮とともに、押し込んできていた騎士の剣を弾き飛ばす――体勢を崩して後方に後ずさった騎士に向かって苛烈に踏み込み、レイルが追撃を撃ち込んだ。
 撃ち込まれた袈裟掛けの一撃を、騎士が長剣を翳して受け止めた――だが受け止めた体勢が悪かったためにさらに体勢を崩し、振り抜いたまま切り返して撃ち込まれた次撃を受け止めて完全にバランスを崩す。
 防がれようがそんなことはどうでもいい――攻め続ければいずれは防ぎ損ね、その積み重ねが致命傷をもたらす。迎撃のために繰り出した斬撃のことごとくがその角度の適切を欠き、一撃が撃ち込まれるごとに騎士の手にした長剣の刃がぼろぼろと欠けてゆく。
 伝説の剣と同じ名を持つレイル・エルウッドの霊体武装天壌焦がす劫火の剣レーヴァンテインは刀身が高熱を帯び、それが遠赤外線の形で周囲に放射されている――普通の武器でこれと切り結ぶと、接触の際に伝わった熱で焼き鈍りが起こって表面硬化された鋼がただの鉄に戻ってしまう。あの騎士の手にした長剣が見る間にぼろぼろになっているのは騎士の扱いが悪いだけでなく、先ほど飛び降りざまの一撃を受けたときにたがいの得物が長時間接触したために焼き鈍りが起こり、あの剣の刀身がちょっと組織密度が高いだけの鉄の塊に戻ってしまっているからだ。
 しっ――歯の間から呼気を吐き出しながらさらに撃ち込んだ一撃を、騎士は後方に跳躍して躱した。それはおそらく苦肉の策であっただろう。いったん間合いを離して体勢を立て直そうと――
 だが、騎士の後退動作よりもレイルの追撃のほうが速い――再度その気配が笑みの形に揺らぎ、次の瞬間には繰り出された連続刺突が騎士の胸元を襲っていた。
 一撃目は防御に翳した長剣を弾き飛ばし、二撃目と三撃目は騎士が上体をひねったために目標をはずす。続く四回目は、正確に胴甲冑と草摺の隙間から胴を貫いた。
 天壌焦がす劫火の剣レーヴァンテインの刀身が放射する熱波が騎士の肉を焼く異臭が、離れた場所にいても漂ってくる――レイルが仰向けに倒れ込んだ騎士の胴体から引き抜いた天壌焦がす劫火の剣レーヴァンテインを軽く振り、そのまま肩に担ぎ直した。
 ったく、我が親父ながら――
 こめかみを左手で揉んで、ライル・エルウッドは肺の奥から深々と息を吐いた。
 脾臓と腎臓、それに腸の一部も引き裂いている。あの角度で突き込めば、死亡は確実だ――多少狙いをはずしていたとしても、近づけただけで紙が燃え出すほどの高熱を常時放射している天壌焦がす劫火の剣レーヴァンテインを突き立てられれば傷口周囲の組織ごと消し炭にされる――少なくとも人間か、それに近い生物であれば。
「ほう」 少しだけ感嘆の混じった声をあげ、レイルが天壌焦がす劫火の剣レーヴァンテインの柄を握り直す。地面に倒れていた騎士が、何事も無かったかの様に平然と身を起こしたからだ。
 騎士はぼろぼろに刃毀れした長剣をまじまじと注視してから、もう使えないと判断したのかそれを適当に投げ棄てた。投棄した長剣が地面に触れるよりも早く、青白い電光と金色の粒子を撒き散らしながら消滅し――発生した金色の粒子がしゃりしゃりと音を立てながら渦を巻き、騎士の手の中へと流れ込む。
 次の瞬間には、先ほど投げ棄てたのと寸分違わぬ形状の長剣がその手の中に再構築されていた。
「――ほう」 それを目にしたグリーンウッドが、いかにも珍しいものを見かけたといった声をあげる。
「なんだ、あれは?」 ベルルスコーニの問いに、グリーンウッドがそちらに視線を向ける。
「錬金術の応用だろう。物質の組成を組み換えて鉱物元素の構造を変換し、長剣を構築する」
 こんなふうにな――グリーンウッドがそう続けて、左手を軽く翳してみせる。次の瞬間周囲の虚空から金銀の粒子が凝集し、複数の曲線を組み合わせた兇悪な形状の長剣を形成した。
「この剣の場合は空気を材料にしたんだが、あの鎧は投棄した長剣そのものを材料に使ったんだろう。ただ、物質構造をいったん素粒子レベルまで完全に分解して再構築する工程を個体レベルで制御するのは難しい。俺は例外だが、おまえたちのヴィルトールでも無理だ――おそらく結界を構築しているのと同じ魔術装置が、それを代行しているんだろう。つまりあの鎧自体も、魔術装置と接続されていることになるが」
 その説明が終わるのを待っていたかの様に、階段を守る様に布陣していた騎士たちが次々に自分の獲物を翳して足を踏み出す。
「今までのは小手調べ、というわけだ」 笑いながら、レイルが天壌焦がす劫火の剣レーヴァンテインを軽く振る。彼は外套のポケットから取り出した聖書のページを足元にばら撒きながら、少しだけ笑みを深くした。
「――まあ、それはこちらも同じことだがね」

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« In the Flames of the Purgat... | トップ | In the Flames of the Purgat... »

コメントを投稿

Nosferatu Blood LDK」カテゴリの最新記事