スカッ晴れ♪

大阪からノーコン乱投 発信

向田さんが脚色すれば

2022年03月07日 | 映像関連

偶然に動画を見つけて久しぶりに
観たドラマ、松本清張「駅路」。
4度、制作されているようで、
注目の二作が脚本に向田邦子。

原作がある脚色は儲からないので
脚本家はカネに窮しないかぎり
関わりたくないものですが、
清張の原作に惚れ込んだのか

原作・松本清張
脚本・向田邦子

こんな素晴らしい組み合わせが
実現したドラマでした。
向田ドラマで昵懇である演出の
和田勉さんの尽力かと思います。

ドラマのタイトルは向田さんの
最後の自画像」となっています。

 

驿路 駅路 Ekiro 纪念松本清张(Seichō Matsumoto)诞辰100年特别企画系列 中文字幕

 

youtube#video

 

NHK和田勉演出では、福村慶子役に
いしだあゆみ、これも興味深いですが
フジ系制作のでは最近話題の朝ドラで
人気再燃の深津絵里。

銀行の支店長をも歴任した小塚貞一は
心待ちにしていた定年を迎えて某日に
旅行に出たきり消息を絶つ。
妻が警察に届け出て呼野刑事の捜査が
始まる。

捜査の第一段階として、彼に女は?
となるが誰しもが、それは無いと👄を
揃える。
仕事一筋、実直、地味・・・
それが小塚への周囲の印象だった。

・・・・・
これ以上は言わないほうが良いので
しょうか。
関心があればチャイナ字幕が余計ですが、
画面下部を無視して動画を御覧下さい。

よくある事ですが原作とドラマの関連に
自分は興味ありません、原作は原作、
ドラマはドラマの楽しみを感じ取れば
良いと考えています。

ポロっと大事な事を呟けば・・・
福村慶子は原作では重要な存在では無い
のです。
原作とドラマの違いで此処は良かったと
感じたのは何より原作では感じ取れない
音楽であり、引用された

佐藤春夫の、
「よきひとよ」

よきひとよ はかなからずや
うつくしきなれが乳ぶさも
いとあまきそのくちびるも
手をとりて泣けるちかひも
わがけふのかかるなげきも
うつり香の明日はきえつつ
めぐりあふ後さへ知らず
よきひとよ 地上のものは

切なくもはかなからずや

この引用に「アルハンブラ・・」の
音楽が絡めば、物語の骨格が必然に
語られずとも表れて来ますね。

タルレガ(タレガ): アルハンブラの思い出(Tarrega: Recuerdos de la Alhambra)

「アルハンブラの思い出」は、スペインの作曲家、タルレガ(タレガ)によるギター作品です。""アルハンブラ""とは、スペインのグラナダにある宮殿...

youtube#video

 

こんな音楽が似合うドラマとなると・・・
やはり昭和の時代まで・・・でしょうか。

 

 


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