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「ねずみランド」の思惑

2013年04月09日 | 時事・芸能

現在、国内の著作権の保護は著作者の没後50年までである
それ以降は原則、開放されて自由に引用等が可能になる
青空文庫は著作権が消滅した作家の作品を電子化し、
無料公開している人気のサイトだ

ところが今話題のTPP(環太平洋連携協定)の参加表明で
にわかに雲行きがあやしくなってきた
アメリカは著作権を70年にするよう、
参加国に対して求めているという

そもそもアメリカのこの期間については
ディズニーの盛んなロビー活動によって
延長されたという話がある
2003年にミッキーの著作権が消滅する前に
2023年に延命させる法律制定に成功したのだという

今後も甘い汁を吸いたいという思惑なのだろうか
そんな背景を指してこの法律を
「ミッキーマウス保護法」あるいは「ミッキーマウス延命法」
などと揶揄されているとか

それになんといってもアメリカは著作権大国なのだ
一説には年間10兆円の収益があるそうで
これはやすやすと手放せない金額だ
そう考えると2023年以降もまた
延長されるおそれがあることは容易に推察できる

いや、正直この情報は知らんかった
農業、保険、医療なんかがクローズアップされてるけど
文化的な分野にもTPPの影響があるとはなぁ



ちなみに70年が通っちゃうと
宮沢賢治(1933年没)はセーフで
太宰治(1948年没)はアウト

そして現行では2016年に江戸川乱歩、
谷崎潤一郎の著作権が消滅する

いったいどうなっちゃうのか…やんわりと動向を見守りたい。



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