介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

ヨーロッパの目で考え直す

2007-12-14 13:16:43 | 地球→ドイツブログ
ふしぎですねぇ。

ここのところ
グリーンスパンの本
ハーバードのマ教授のブログ
のように(いずれも、たまたま出会ったものなのですが)
アメリカ人の発信から考えるということが続き
このブログでも
この2人をてがかりにアメリカ的思考方法というか
アメリカの様子をお伝えしています。

私自身は
これまで10回以上もアメリカに行きましたが
結論は、「アメリカは世界の反面教師」というものです。
わかりやすい例として
講義などでもあげるのは
・武器を持つことが憲法上保障されている
 (日本では、秀吉の刀狩・明治維新の廃刀令・戦後の憲法9条)
・公的な健康保険制度がない
 (メディケアなどの例外はあるが。一般の国民の医療への公的なアクセスはない)
経済力第一位の国がこれでは恥ずかしいと思う。
(日本社会は、経済人の発言力が大きいので、アメリカのこういった弱点への理解がない指導層が多いようです)

アメリカの大学、インターネットなどについての世界への貢献は否定できません。
マ教授のブログを見て思うのは、日本のブログのテンプレートは、アメリカの真似だったということです。
(梅田望夫が指摘するとおり、日本の教授のブログはまだまだ・・)

不思議だと思うのは
一種のバランス感覚ですね。
講義でドイツのことを話さなければならないとき以外は
しばらく考えることのなかったドイツのこと
40歳代に3年間、ドイツにいて見聞し、ヨーロッパから日本と世界を考えるという体験をしたことが根っこにあったのか
マ教授のブログを見出したあとで、幾つかのドイツ語のブログにアクセスしてみました。まだ、皆さんに紹介するほどのものはないのですが
そのうち、マ教授のようなレベルのものを見出すことが出来れば
私のブログで紹介し、私のコメントも加えたいです。
テーマは、現在のドイツ(社会・経済・政治)。日本への示唆。
私のホームページの「国際保健福祉学」のドイツの箇所にリンクしているような
サイトの記事や論評もこのブログで紹介したいです。

4月以降
ドイツに関してこのブログで触れたのは6回で、テーマは次のとおりです。
・10/26 ドイツの社会保障(修士の講義の予告)
・10/23 憲法9条に関連して・・軍隊に変わる市民服役をヒントに
・ 9/30 大使館勤務
・ 7/19 原子力発電所の禁止法
・ 6/19 医療費・医療保険(文献の紹介)
・ 4/18 音楽(阿部謹也先生の請売り)
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