介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

社会政策の政治的意味【栃本一三郎】

2008-05-26 22:16:32 | 社会福祉
【『社会福祉研究』をみつける】
勤務する図書館に、
『社会福祉研究』がおいてあった。
最新号は、第101号、2008年4月号。(写真。デザインは変わりませんね)
鉄道弘済会刊、年3回刊(確か昔は季刊だったような?)

この雑誌は、
この間、取り上げた『ソーシャルワーク研究』(相川書房)とならんで
伝統ある雑誌で、主に政策関係の論考が多い。
ひさしぶりに手に取りました。

今日は、この雑誌が、これから図書館で読める、ことを確認しただけなのですが、
「特別企画 社会保障制度の再構築ー改革の争点ともたらすものーⅣ」

座談会 社会保障制度の近未来を展望する
とあったので、これだけはと思い読みました。

実は、ブログに書くほどの内容ではないのですが、
2度も見直して、1箇所、なるほど、と思ったことを書いて返却します。

【社会政策の政治的意味】
それが、タイトルの
「社会政策の政治的意味」(これは私がまとめていま書いてみたことば)
ということ。

司会の、栃本一三郎教授(上智大学)のことば pp.73-74

○ 「社会政策は国家の規制のかけ方、あるいは規制そのもの」

○ ヨーロッパでは、社会政策は、社会をどうするかという政治上のコンフリクトと妥協(栃本先生は、「社会領域の政治」といっている)

○ 日本には、この伝統がなく、合意形成が不十分のまま規制をかけてしまう

【それ以外の議論は・・】
実は出席の先生は、司会の栃本先生以外は、東大・同志社大などの超有名な先生が3名です。(専門は、経済政策。雇用政策。家族問題)

長い座談会ですが、とても「近未来の社会保障」が展望できたとは思えませんので、紹介はしません。

*ただ、社会福祉政策の研究には、欠かせない雑誌だということをお伝えしたかったです。
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