介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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外国の話だと思っていたら

2007-12-08 07:01:07 | 地球→ドイツブログ
【経過】
グリーンスパンの本
第14章から第17章読みました。
(p293-p345)
これだけ読むのに9日間かかった。
ということは、1日5ページのペース。
あと150ページ残っているので、年内は無理ですが
正月休みには読み終えそう。
もともと、内容よりは「英語の勉強」を目標にしてきたので
辞書を引き引き、大事なところはゆっくり音読
というやり方です。
英語学的な知識はないですが、今まで読んだ英語の中では
江戸っ子弁的な小気味のよさ?を感じます。
(邦訳だと、1週間で読めるとは思うが・・)

【中国】
・1978年に市場主義への転換 p295
・市場主義にも文化の違い 例:中国にはゴルフ場があるがロシアにはない p298
・p302では、the vast rural population は
 barely sharing in the boom とある。(農村は経済成長から取り残されている)
・農村から都市への人口移動は、年率1.4%で、これが生産性の上昇をもたらしている
・人民公社の社会保障機能が民営化されてきた。
・rapid increase in the concentration of income 所得格差の増大 p310
・政治的な開放がないと長期的な経済の成長は望めない p310

【東南アジア・インド】
・インドでは、ネール政権の16年間にフェビアン社会主義が定着した。
・インドのITは騒がれているが、その雇用は全雇用の1%にすぎない。
・成人の40%は、文字が読めない。
・強い官僚制を打破しないと、経済の発展はない。

【ロシア】
・プーティンの狙いは、ロシアを世界市場へ組み込むこと
・石油と天然ガスへの依存は、「オランダ病」の兆候を生んでいる。
・資本主義の安全弁は、民主主義だ。(ロシアでは、まだ不十分)

【南アメリカ】
・アルゼンチン、ブラジル、メキシコ、チリーなど
・economic populism
・これは、市場による資本主義とは違うもの
(複式簿記と単式簿記の違い)
・この「大衆資本主義」の特色は、財政を考えないところ
・南アメリカは、市場資本主義に最も遠い地域だ。

【日本への教訓】
この4つの章では日本のことには触れられていないが・・
今の日本の政治状況とよく似ていることが多く、驚きながら読んだ。
(世襲政治、財政を考えないバラマキ、官僚政治の既得権保持・・)
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