介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第2637号 教科書改訂・田中耕太郎ほか『第7版 はじめての社会保障』

2009-03-26 20:29:05 | 社会福祉
有斐閣の「アルマ」シリーズ。

第7版 はじめての社会保障/福祉を学ぶ人へ

医療・年金・介護など、最近は広く関心をもたれるようになったテーマだが、その概略を体系だって解説した本は少ないですね。

2001年5月に発行されて以来、高い評価を得て、毎年のように改定してきた。
著者の田中耕太郎・椋野美智子両氏は、いまは大学で社会保障論を講義しているが、若い頃に厚生省(当時)で、『厚生白書』の執筆責任者であったので、視野が広く、また制度の実務にも詳しい。
本書は、このお二人が、社会福祉を学ぶ学生に講義を重ねながら工夫して改定してきた。
市販の類書の多くは各章を1人ずつの分担執筆が多く、全体のまとまりがなく読みにくいですが、本書は、2人だけでの執筆で、よく相談して書かれているので、全体のまとまりがいいです。

第7版も、最近の経済事情や保険法の制定(2008年)など、最新の事情を織り込んで改定された。

*2008年 アマゾン社会保障関係ベスト10の第9位にランクされた。
(2008.12.28 第2041号)

*このブログでは、第6版、第5版についても紹介しています。
2008.03.27 第6版について
2007.03.28 第5版について
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2 コメント

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Unknown (たらぴー)
2009-03-28 01:25:33
私の大学の社会保障論担当の先生も、この本をテキストとして使っていました。
ちょうど1年前、私は初めて社会保障全般について勉強する身だったんですが、この本のおかげてスムーズにできました。文章も読みやすく、読み手のことを考えていることが伝わってきます。
政治家もこの程度を知っていれば (bonn1979)
2009-03-28 10:30:07
たらぴー さん
コメントありがとうございます。

学部では少し難しいかなとも思いましたが・・
著者が聞いたら喜ばれるでしょうね。
語りかけの文章と最新情報の追加は本書の特色でしょうね。

社会保障の問題が多くの市民に真面目に語られるにはこの本をさらに平易にしたようなテキストが必要ですね。

ブログなどももっと社会福祉や社会保障のものがあってよいと思います。

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