介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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1812年ペンシルバニア大学ラッシュ教授

2007-11-14 21:49:47 | 園芸ケア
”Farming for Health”
というタイトルの本
2006年、Springer社刊。
をウェブサイトで見つけました。

そのうち、
第21章 アメリカのおける農業と医療
という長い論文(p309-p343)
からエピソード風に書きます。
著者は、バージニア工科大学のポーラ・ダイアナ・レルフ名誉教授。

1812年 ペンシルバニア大学ラッシュ教授の著述に
「庭いじり作業の対象からはずした収容者(受刑者)はなんとがっかりしたことか」

1817年 ヒラデルフィアのフレンド精神病院が開園。家庭菜園や果実の栽培を取り入れる。

1886年 ニューヨークのカナンに580エーカーの農場を作り、問題を抱えた子どもを収容した。(この農場は、現存する)

1895年 ニューヨークのヘレン・キャンベルは、貧困者が花から強い影響を受けたことを記した。

1942年 ミルウォーキーのダウナー・カレッジの作業療法科に初めて園芸療法の科目が教えられた。

1946-1953年 最初の職業的な園芸療法家。リア・マッカンドリス。
    (カール・メニンガー博士のクリニックで指導を受ける)

1960年 園芸療法に関する最初の著作が刊行される。
  ”Therapy through Horticulture"
著者は、ドナルド・ワトソンとアリス・バーリンガム

1972年 カンサス州立大学園芸学部に学部レベルの初めての園芸療法のカリキュラムが置かれる。(このあと、1970年代に幾つかの大学で教科目に取り入れられる)

アメリカを例に、世の中が次第に「園芸療法」という考え方を受け入れてくる様子を垣間見ることができます。
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