介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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1988・ボローニャ・大学大憲章

2008-03-03 13:10:57 | 地球→ドイツブログ
【村田新八】
写真は
村田新八(1836-1877)の生誕地。鹿児島市加治屋町。
2月29日、大学院演習のコンパに出かける際に撮りました。
西南戦争では最後まで残り、西郷の死を見届けて戦死した。
墓が南州墓地の西郷の墓のすぐそばにある。
*明治4年明治6年にかけて欧米視察をした「岩倉使節団」の一行で薩摩から団員となったのは、大久保利通のほかは村田だけでした。

【20年ぶりの資格法改正】
写真とは関係ないのですが・・

日本の社会福祉教育はその理論と技術において、圧倒的にアメリカの影響下にあります。公的な医療保険制度すらないため、社会福祉・社会保障の分野では、アメリカは特異の低い位置づけがされていますから、なぜ、社会福祉教育においてアメリカの影響が大きいのかは考えてみると不思議なことです。

2007年11月、日本の社会福祉関係の基礎的な資格法である「社会福祉士及び介護福祉士法」が20年ぶりに改正されました。現在、この改正を受けて、社会福祉教育も専門性を深めるためのカリキュラムの改正が進行中です。

【ヨーロッパの社会福祉教育】
今日のタイトル
「1988・ボローニャ・大学大憲章」
は、
先日とどいた「日本ソーシャルワーカー協会会報」に掲載されていた岩崎浩三先生の寄稿論文から思いついたものです。
*同協会会報、第53号(通巻103号)、2008-2刊。
岩崎浩三「変わるヨーロッパのソーシャルワーク教育」(p8-p11)
岩崎先生は、同協会の国際委員長をされている。

【大学大憲章】
The Magna Charta Universitatum
を「大学大憲章」と訳している。
1988年に、イタリアのボローニャでヨーロッパ諸大学の学長が署名したこの憲章によって、2010年までに達成すべき目標を決めた。
それまでの数々の過程を「ボローニャ・プロセス」というそうです。

アメリカの対比して、大学の教育力が低下しているとの認識から、ヨーロッパの高等教育の水準を引き上げ、ヨーロッパ内の交流を拡大しよう
という意図がある。現在の加盟国は、46カ国だとのことです。

【学士・修士・博士の3段階】
ヨーロッパの高等教育は各国の文化の相違を受けて違いが大きい。
ソーシャルワーク教育においては、さらに入り組んでいます。

岩崎先生の寄稿では、ソーシャルワーク教育の動向・課程・カリキュラム・実習などについて紹介されています。

*今日は、「ヨーロッパも変わろうとしている」というメッセージだけです。
順次。ウェブサイトなども参照して調べていきます。

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