介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第1838号 「心の風邪」をひいたあなたに

2008-11-13 12:00:41 | 映画・読書
昨日に続いて秋晴れです。
「晴耕雨読」となれば、外気を吸いたいところですが留守番です。

今朝6時過ぎ
妻がリュックのほかに小さい車のついた荷物袋を引いて出かけました。
3時間はかかる大隅半島の母(私の義母)のところです。
フェリーとバスを乗り継いで3時間あまりかかります。
義母は、90歳一人暮らしです。体は健康です。
認知症の進展にピッチがあがってきた感じです。
お茶を入れるのに(お茶ッ葉の代わりに)わかめをいれていたという。
ヘルパーさんからの電話では、先日は、(お茶ッ葉の代わりに)ふりかけが。
1泊して帰る妻に「今夜も泊まって」というようになったという。
私への電話は「婿殿」への丁重なもので礼儀正しく優しい・・

25年前に老人福祉課に勤務し
大学で長く「老人福祉論」を教えてきました。
認知症(最近までは、ボケとか「痴呆」といってきましたね)のことはある程度知っているつもりでしたが、
実際に身内としてみると、「これまではまったく知らなかった」と反省させられます。
家族は、離れていても心配で、24時間心労が続きます。

私の専門は、政策の比較研究といった抽象的なことで、臨床とか介護とかには程遠いです。
「介護は子育てに似ている」といった有名な講師の言葉を聞いて、「自分には介護を理解するのは無理だな」と落ち込んだ時もありました。

ここからがタイトルの話です・・
最近、身近に、「うつ」の病を経験された方と知り合いになり、これまでは言葉の上での理解でしたが、すこし身近なものになりました。
もちろん、臨床的センスの乏しい私には表面的な理解ですが、お話を読んで、「うつ」だけではなく、社会への姿勢に変化が出てきたように思われます。
うまく表現できないのですが、43歳で「世間から身を引いた」私自身の後半生を理解する手がかりも得たように思います。

以下に、ブログの記事を2点引用します。
*いずれも私のブログにブックマークしています。

うつ病の苦しみ

友人の同僚がうつに。でも必ず回復します!


*写真は、慈眼寺公園、2008.03.24。
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2 コメント

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うつ病 (genesislife)
2008-11-13 19:36:33
今日慈眼寺へ行ってきました。
そんな事はどうでもいいのですが『心の風邪』と聞いてキルケゴールの『死に至る病』を思い出しました。『あなた方は手足の1本も無くなると大騒ぎするのに心が死んでしまうという時何も感じないのですか?』確かそんな事が書いてあったと思います。
うつ病は放って置くと本当に人格が死んでしまい(自殺して実際に死ぬ事も多い)正に(心が)死に至る病ですね。
キルケゴール (bonn1979)
2008-11-14 11:18:14
慈眼寺のコスモスはまだ咲いていましたか?
私は菜の花一色のほうが好きです。

キルケゴール
たしか
デンマークでしたか?
胸像を見た記憶があります。

でも
本の内容は覚えていないし
その書名の由来も初めて知りましたよ。

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