介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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社会福祉とは何か

2008-05-15 05:02:36 | 社会福祉
【全体の構成】
『社会福祉をつかむ』(稲沢公一&岩崎晋也)と格闘する
と張り切っていましたが・・

今日でやっと2回目です。

この本の特色は、
「社会福祉とはなにか」という点に絞って
2人の著者が考え抜いたことを基礎に書いた入門書
ということですね。

やさしいようで、結構深いところもある。
基礎的な知識をバランスを持って伝えるということにも気を配っています。

私としては、
学部の新入生に「社会福祉概論」を教えるバックボーンのようなものにしたいです。

全体の構成は
○ 社会福祉という技法  稲沢分担
○ 社会福祉という制度  岩崎分担
○ 社会福祉の理念    稲沢分担

【unit 0】
全部で、8つの章と24のunit とよぶ節からなる。

今日は、冒頭の 「unit 0」の部分(p1-p8、稲沢分担)を読みます。

タイトル    社会福祉とは
サブタイトル  友人を助けることとの違いは何か

構成
○ 友人を助けることを福祉活動とは呼ばない

○ 世界の人口が100人しかいなければ福祉活動はいらない

○ 福祉活動は聖人が行うものではない

○ 福祉活動は社会のみんながかかわる問題を扱う

○ 社会福祉は社会的な関係性をつくりだす

【社会的な関係性・・私の感想と疑問】
この「社会的な関係性」が福祉活動のポイントである・・
というのが序論としての unit 0 の結論のようです。

△ 日本語として意味がわかりにくい?
 「・・的」と「・・性」を含む文章は悪文であると読んだことがある。
 ぼやかす点が2つもあるのですからね。

さすがに、著者は、「社会的なつながり」とも言い直しています。

△ 「社会的な関係性」は、社会福祉以外にも沢山あるのでは?
 この疑問は本質的なものです。

そういえば、
「はしがき」で、(最後の第8章をさして)
「・・さまざまな考え方がぶつかり合い、決して一義的には解答が決まらない渦巻きのなかに自らの思考を投じてみてほしい・・」
といっていた。()

*写真は、5月11日。鹿児島大学郡元キャンパス。農学部あたりで。

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