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【論文締め切りは12月ですが】
勤務する大学院の修士論文の提出締切りは12月のはじめですが、
10月30日に中間報告会で骨子を発表し
10月24日には、その発表要旨を提出する運びです。
私が直接指導を担当しているのは、このブログでもしばしば触れているQさんで
この方のテーマは、「園芸を介在させた認知症ケアに関する一考察」(仮題)です。
*1692号記事参照。完成までは、もう一苦労ありますが、改めて別項で書きましょう。
もう一人、中国からの留学生陳さんは、T教授(社会保障論)の指導を受けていますが、私の学部の講義をTA(ティーチング・アシスタント)として手伝ってくれたり毎日のように会っている関係で、「日本語として誤りがないかどうか、見てください」というわけで草稿に目を通してきました。
*助詞の誤りが多く、助詞という文法のない中国語の特色を知りました。
また、日本の友人などとの「話し言葉」が文章に混入する場合があります・・いずれも今は殆どOKです。
【このブログで】
10月4日付の1648号の記事では、22ページまでの草稿でしたが、
木曜日に50ページ(写真)の草稿を預かって帰りました。
あと残るは数ページの様子なので、ほぼ完成したといってよいでしょう。
彼の場合は、いわゆる文献研究で、調査などを実施したわけではないので、中間報告の後、文献をつけるなどの作業をして完成です。
このブログのカテゴリ「中国」を振り返ってみても、
2008年では
・8/22 研究費で購入した文献のこと
・6/27→ 7/18は、 WTOへの加入後の中国経済の動向についての英文文献講読
・7/12 には、王 文亮先生の本のこと
・5/24 には、徐 林卉先生の本のこと
などを書いています。
2007年度は、修士1年生の時の前期・後期の講義の中で彼の報告を聞いたことを何度か書いています。
【この論文草稿の意義】
いずれ、中間報告での議論や、論文審査を経て、修士論文として確定する時点で詳しく論評してみたいが、
○ 中国の農村と都市の格差を医療の面で明らかにしている
彼自身、荊州という地方出身であり、その厳しい体験が分析の基盤にある。最新の統計資料を駆使している。
○ 近年の経済成長にもかかわらず、なぜ、中国農村の医療が遅れたのかを明らかにした。1985年から2003年までの18年間、中国の農村は自費医療だった。(草稿30ページ)
○ 更に、WTOに加盟した後は、アメリカの民間保険会社が中国へ進出している。このことをどのように受けとめていくのか。
日本における「国民皆保険」政策の理想と昨今の日本医療の不安定な状況なども終盤には触れられる。
【学部の教室で発表】
今度の学部の「社会福祉概論」(第3講、10月16日)では、第2講での中間さんの発表に続き、特別発表シリーズその2として、陳さんの発表を計画している。
勤務する大学院の修士論文の提出締切りは12月のはじめですが、
10月30日に中間報告会で骨子を発表し
10月24日には、その発表要旨を提出する運びです。
私が直接指導を担当しているのは、このブログでもしばしば触れているQさんで
この方のテーマは、「園芸を介在させた認知症ケアに関する一考察」(仮題)です。
*1692号記事参照。完成までは、もう一苦労ありますが、改めて別項で書きましょう。
もう一人、中国からの留学生陳さんは、T教授(社会保障論)の指導を受けていますが、私の学部の講義をTA(ティーチング・アシスタント)として手伝ってくれたり毎日のように会っている関係で、「日本語として誤りがないかどうか、見てください」というわけで草稿に目を通してきました。
*助詞の誤りが多く、助詞という文法のない中国語の特色を知りました。
また、日本の友人などとの「話し言葉」が文章に混入する場合があります・・いずれも今は殆どOKです。
【このブログで】
10月4日付の1648号の記事では、22ページまでの草稿でしたが、
木曜日に50ページ(写真)の草稿を預かって帰りました。
あと残るは数ページの様子なので、ほぼ完成したといってよいでしょう。
彼の場合は、いわゆる文献研究で、調査などを実施したわけではないので、中間報告の後、文献をつけるなどの作業をして完成です。
このブログのカテゴリ「中国」を振り返ってみても、
2008年では
・8/22 研究費で購入した文献のこと
・6/27→ 7/18は、 WTOへの加入後の中国経済の動向についての英文文献講読
・7/12 には、王 文亮先生の本のこと
・5/24 には、徐 林卉先生の本のこと
などを書いています。
2007年度は、修士1年生の時の前期・後期の講義の中で彼の報告を聞いたことを何度か書いています。
【この論文草稿の意義】
いずれ、中間報告での議論や、論文審査を経て、修士論文として確定する時点で詳しく論評してみたいが、
○ 中国の農村と都市の格差を医療の面で明らかにしている
彼自身、荊州という地方出身であり、その厳しい体験が分析の基盤にある。最新の統計資料を駆使している。
○ 近年の経済成長にもかかわらず、なぜ、中国農村の医療が遅れたのかを明らかにした。1985年から2003年までの18年間、中国の農村は自費医療だった。(草稿30ページ)
○ 更に、WTOに加盟した後は、アメリカの民間保険会社が中国へ進出している。このことをどのように受けとめていくのか。
日本における「国民皆保険」政策の理想と昨今の日本医療の不安定な状況なども終盤には触れられる。
【学部の教室で発表】
今度の学部の「社会福祉概論」(第3講、10月16日)では、第2講での中間さんの発表に続き、特別発表シリーズその2として、陳さんの発表を計画している。