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第2437号 厚生労働省 第1回有期労働契約研究会 資料

2009-03-05 13:47:05 | 経済
厚生労働省は、今日、3月5日付のホームページで

第1回 有期労働契約研究会(2/23)の資料をアップしています。

【有期労働契約とは】
名前はいろいろですが・・パートタイマー、契約社員、アルバイトなど期間を定めて労働契約を結ぶ場合をさします。

【立法過程の流れ】
本来は、法律は、国家の審議を経て成立します。

法律には、議員提案と政府提案があります。

政府提案の場合は、ふつう「○○審議会」の審議を得てから国会に提出されます。

入り組んだ問題の場合には、審議会に諮る前に「△△研究会」(「懇談会」「検討会」などさまざまな呼称があります)

今日、アップされたものは、このうち、「研究会」に相当します。
*厚生労働省の担当局長(この場合は、労働基準局長)の依頼によって行われます。

【調査・研究と議論の方向付け】
今回の研究会の開催要綱を読むと、
○ 有期契約労働者の就業の実態  →実情はどうなのか?
○ 今後の施策の方向性      →どこまで有期労働契約を認めるのか?
を、「調査・研究」する となっています。

【誰が調査・研究するのか】
資料2では、8名の大学の先生方の名前があげられています。
法学部を中心に、経済学部、公共政策などの学部の先生方が中心です。
*ずばり、社会福祉学の先生は入っていない。(社会学から社会福祉の原理を研究している方が1人)
*東京・関東圏から7人、京都から1人。
→つまり、地方にいて、その地方の労働者の実態を日常的に研究しているような先生は入っていない。

【膨大な資料】
2月23日は第1回ということもありますが、全部で15件の膨大な資料が用意されています。
*昔と違って、その資料をウェブで見ることができるのは時代ですね。

【法案審議のときからでは遅い】
国会の審議が核心を突かない場合が多いのは、多くの法律が、このように、研究会→審議会→政府案 という(長く・詳しい検討の)プロセスを経ているために、国会に法律案で提出されたときには議論の方向がかなり固まっているからですね。

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