介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第2436号 「芸術療法」という言葉、使い心地が悪くないか(鈴木国文)

2009-03-05 11:28:54 | 音楽ケア→別ブログ
【学会誌】
図書館で「日本芸術療法学会誌」を借りました。
(Vol.38 No.1 2007, 2008.10.30発行)

日本芸術療法学会ホームページ

によると、学会誌は年2回の発行だそうです。

借りた号では、
第39回日本芸術療法学会シンポジウムの特集をしています。
(特集テーマ:いま改めて表現の精神病理を問う)

このうち、
鈴木国文(名古屋大学医学部保健学科作業療法学専攻)の
「芸術療法」という言葉、使い心地が悪くないか
ー精神を病むこと、「芸術」、そしてゴミー
を読みました。pp.59-68

【目次】
この論文は、西洋美術史を中心とした写真などの図が22もあり、とてもブログでうまく紹介できませんが、
とりあえず目次をかいておきます。

1 はじめにー絵を描くということ
2 「芸術」という言葉
3 技術から芸術へ
4 芸術が抱えた不安
5 「芸術」と「精神を病むこと」
6 芸術の脱定義と対象
7 おわりにー芸術療法の可能性について

【問うべきは】
著者は、最後に、
○ 芸術がなぜ成り立っているのか?

○ 人は、表現によって何をしようとしているのか?

→近代の様々な原理が問われている今日、避けがたく重要で最高に興味深い問のひとつだろう。

・・と結んでいます。

*写真は、鹿児島県日置市日吉。「見見楽楽~九州ぶらり放浪記~」の2月23日付記事からお借りしました。
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