写真は、奄美の網野子峠から。徒然なる奄美 2010.04.14 からお借りしています。
【きっかけ】
「笑わせたなんぼの介護福祉士」のJUNKOさんが第22回の国家試験(2010年1月)で社会福祉士の資格をとられた(合格発表は、3/15)。
その後1ヶ月間の新鮮な印象を今日のブログに書いておられます。
ここには、社会から見た社会福祉の問題点といったものも潜んでいます。
そこで、これまで書かれたさまざまなブログ(といってもさしあたりブックマークしているブログ)から
社会福祉士について触れられた重要な記事をリンクしてみます。
笑わせてなんぼの介護福祉士2 2010.04.15
が、今日の私の記事のきっかけです。
かなりの難易度の国家試験であるのに世間的な評価がいまひとつという側面を新鮮な視点で照らし出しています。
【社会福祉士の問題点】
社会福祉士については、例えば、「masaの介護福祉情報裏板」では、すでに5年以上前に、
2005.12.13
2005.12.14
で、社会福祉士資格の持つ問題点を踏み込んで整理しています。
社会福祉士という資格が行政の発意で提案されたところに問題の深さがあるようです。
岩清水日記 2009.10.06
は、社会福祉士会の会合を聞きながら、この点に触れています。
【光も少しさしてきた】
社会保険診療報酬(医療費)の算定の際に、社会福祉士資格をもっていることが参酌されることになった。
masaの介護福祉情報裏板 2008.02.21
日本社会福祉士会が検討してきた「専門社会福祉士」という動きもある。
*この点は、最初にあげたJUNKOさんの記事の末尾にも触れられている。
名古屋で医療ソーシャルワーカーをしているtahi_tiさんの最近のブログでもこの点に触れられていた。
MSW Lab Blog 2010.04.13
【希望】
行政側からの動向ではなく、専門職自身からの地道な努力がネット上も現れてきた。
JUNKOさんの記事も引用している又佐氏の記事
ライセンスとシステムは両輪 2010.04.12
には、専門職としての社会福祉士自身の手によって打開しようとする意欲を読み取ることができます。
最後に紹介するのは、社会福祉士ではないのですが、スーパーバイズの必要性という観点で注目したい記事(事例研究)です。
著者のどりーむ氏は、ケアマネジャー。
2010.04.14
この記事には、現在すでに8件(6人)からのコメントが寄せられています。
【きっかけ】
「笑わせたなんぼの介護福祉士」のJUNKOさんが第22回の国家試験(2010年1月)で社会福祉士の資格をとられた(合格発表は、3/15)。
その後1ヶ月間の新鮮な印象を今日のブログに書いておられます。
ここには、社会から見た社会福祉の問題点といったものも潜んでいます。
そこで、これまで書かれたさまざまなブログ(といってもさしあたりブックマークしているブログ)から
社会福祉士について触れられた重要な記事をリンクしてみます。
笑わせてなんぼの介護福祉士2 2010.04.15
が、今日の私の記事のきっかけです。
かなりの難易度の国家試験であるのに世間的な評価がいまひとつという側面を新鮮な視点で照らし出しています。
【社会福祉士の問題点】
社会福祉士については、例えば、「masaの介護福祉情報裏板」では、すでに5年以上前に、
2005.12.13
2005.12.14
で、社会福祉士資格の持つ問題点を踏み込んで整理しています。
社会福祉士という資格が行政の発意で提案されたところに問題の深さがあるようです。
岩清水日記 2009.10.06
は、社会福祉士会の会合を聞きながら、この点に触れています。
【光も少しさしてきた】
社会保険診療報酬(医療費)の算定の際に、社会福祉士資格をもっていることが参酌されることになった。
masaの介護福祉情報裏板 2008.02.21
日本社会福祉士会が検討してきた「専門社会福祉士」という動きもある。
*この点は、最初にあげたJUNKOさんの記事の末尾にも触れられている。
名古屋で医療ソーシャルワーカーをしているtahi_tiさんの最近のブログでもこの点に触れられていた。
MSW Lab Blog 2010.04.13
【希望】
行政側からの動向ではなく、専門職自身からの地道な努力がネット上も現れてきた。
JUNKOさんの記事も引用している又佐氏の記事
ライセンスとシステムは両輪 2010.04.12
には、専門職としての社会福祉士自身の手によって打開しようとする意欲を読み取ることができます。
最後に紹介するのは、社会福祉士ではないのですが、スーパーバイズの必要性という観点で注目したい記事(事例研究)です。
著者のどりーむ氏は、ケアマネジャー。
2010.04.14
この記事には、現在すでに8件(6人)からのコメントが寄せられています。
このことに関しては来週にも僕のブログ記事で内容をまとめ、僕なりの考えを示したいと思っていたところです。
コメントありがとうございます。
しっかりとソーシャルワークを行っておられる社会福祉士も多いかと思いますが
「認定専門社会福祉士」が今後
展望切り開いていけるものかどうか。
貴ブログでの評価に期待しています。
*特段のご連絡もせずにリンクしていますこと
お許しください。
これまでの歴史的な経緯はありましょうが,二十数年の時を経て,延べ12万人の有資格者が居るということは大きいと思います。
とかく社会福祉士について語るブログとか掲示板のコメントにはネガティブなものが目立つ印象がありますけれども,ここは,ぜひとも建設的な議論を期待したいと思います。
とは、twitterでフォローしていただいているかたから
いただいた言葉です。
コメントさせていただこうとしたところ、
やけに長くなってしまったので、
記事にさせていただくとこにしました。
今回このようなブログを書きましたのは、当たり前のことですが、社会福祉士の視点ということではなく、社会福祉士と一緒に老健施設で働いてきた介護職員の視点ということで思ったことをつらつらと書かせて頂きました。
介護福祉に従事する者の大多数はおそらく自分の立ち位置や専門性と言ったものに疑問を感じている人なのではないかと思います。
頑張って国家資格を取っても専門性が見当たらず待遇もほぼ変わらず、寝ないで勉強しても加算の取れない民間資格であれば、上から「自分で勝手に取ったんでしょ」と言われてしまう。
私が思うに、介護福祉の現場で働く職員は「報酬」「遣り甲斐」「待遇」のどれかが良ければ踏ん張れると思うんです。
現状では生活するのに厳しい、疲れて勉強する時間がない、そんな中、国家資格取ったのに何も変わらない・・・「遣り甲斐」のみで身を粉にして働いている人が多いのに、その「遣り甲斐」さえ感じられなくなれば離職率が上がっても仕方ないのかなと思います。
不透明であればあるほど「将来どうなるんだろう?」とその不安が離職率を高め、また「もらっている給料分だけ働けばいいや」と利用者の人権すら考えないような介護職員が生まれてしまっているのも事実だと思います。
虐待、いや虐待だけでなく見えない虐待も確かに存在しています。
責任と誇りを持って働きたいですね。
せっかく取得した資格ですから、ケアマネも社会福祉士も自分が得た知識や経験が「生かせる」現場で働きたい。
そんな現場を見つけるのは至難の業かもしれません。
ライセンスはそれのみでは働かない。
己の誠実な働き自己研鑽と現場のシステムの後押しがあって生かされていくものなんじゃないか。
そんな思いで書きました。
それでもなんとなく使命感というか、「この仕事」とというよう気持が大きく占めていましたが、今はそういう気持が実現できるくらいのことがこの正解にもあたり前に整備されるくらいの動きが必要だと痛感します。
憲法にもうたわれていることを担うものの生活が、家庭が設計できないということとはどんなことなのだろうかと考えてしまします。
その状況においても社会福祉士は、置かれた状況でさまざまにその機能は発揮していく必要があります。使命と価値と希望、これを大切にしたいものです。
うちは吹けば飛ぶような施設なので、社会福祉士は私しかおらず、社会福祉士としての業務より経理的なことが大勢をしめつつ、送迎やトイレ介助もやるというなんでも屋となっています。
その上で、私が思う社会福祉士とは、介護福祉士と違って、「資格と現場」が直結せず、「資格と権利擁護をはじめとする倫理」が直結している資格なだけに、一般に資格をアピールするのは難しい資格であると思っています。
個人的には、何の権利を擁護するのかというブレ無さと予算があればとは思いますが、自分の能力の無さと現実の壁に、、、というところです。