介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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どんな人によって年金政策が検討されているのか?

2008-07-09 15:02:25 |  年金
年金の議論に入る前に・・

【決めるのは国会ですが・・】
年金制度は
厚生年金保険法など
法律で根幹を決めています。
ですから、制度の基本は国会で決まっているわけです。
(強行採決とか、政治の場面での内容は別の議論として・・)
*国会議員で、年金制度に詳しい人は何人かはいますね。

【政府案の提出】
その法律の原案は
政府が閣議の決定を得て国会に出すわけです。
閣議での発議者は、担当大臣(厚生労働大臣)です。
条文の法律的な吟味といった立法技術に属することは
内閣法制局という専門組織が審査します。
*担当参事官(課長級)は、しばしば各省からの出向者です。

【各省原案】
内閣法制局に提出する法律の原案は
各省の担当局、年金制度ですと、年金局が作成します。
*最高指揮官・責任者は、年金局長です。
No.2(次長格)には、担当の審議官がいます。
*その下で、実際の作業をするのは、「年金課」です。
年金課長が、その作業の責任者です。

【審議会の年金部会】
この年金局の作業の際に
社会保障審議会年金部会の審議が大きな役割を果たすわけです。
昔と違い、
この年金部会の審議内容(議事録)と提出資料は公開されています。
*多少の時差がありますが、インターネットで公開されています。
(このブログも、それを利用して考えてみようというわけです)

【どういう方が審議会の委員なのか?】

社会保障審議会年金部会委員

に、18名の名前がのっています。
(平成20年4月1日付)

18人の内訳をみてみましょう。

○ 大学の先生           8人 *役所のOB、全国紙記者OB 各1

○ 大きい会社の経営者(財界代表) 3人

○ 小規模な法人(農業、有限)の経営 2人

○ 労働組合の全国組織の幹部    2人

○ 全国紙の論説委員など      2人

○ シンクタンク研究員       1人

○ 国民生活センター理事長     1人 (元経済企画庁事務次官)

【委員の特色】
・研究者が多い。(社会福祉学を専攻している研究者はいない)

・メディア関係が、3名いる。

・17名は、東京圏である。
  (1人は、新潟の農業法人経営。この方は、他にも政府の委員を多く務めている)

・女性は、3名。
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