介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

アメリカの大学教員は高齢化している

2008-07-09 17:12:01 | 地球→ドイツブログ
【桜島も暑いです】
写真は
昨日の

鹿児島散歩

からお借りしています。

夏の鹿児島の雰囲気がでていますね。
今日も夏日です。
自宅にいます。
PCの部屋にはエアコンはなく扇風機が熱風をかき混ぜています。

【アメリカの先生のブログ】
アメリカのシカゴ大学の

ベッカーとポスナーのブログ

は、ほぼ週に1回の寄稿です。

最新の記事は
7月6日です。

The Graying of College Faculties

(アメリカの)大学教員は高齢化している

というタイトルです。

【要点は】
その要点は、

○ アメリカでは、1994年の年齢による雇用の差別禁止法により
大学教員も定年がなくなり、高齢化が進んでいる。

○ 1969年には、教員の23%が50歳以上であったが
  2005年には、教員の50%が50歳以上となっている。

○ 提案として、この法律を(大学教員について)改正して、定年制とした方がいいのでは。
 *競争をさせることによる活性化
 *若手教員の採用の促進

*これまでのところ、両先生のこの記事に対して、あわせて15件のコメントが寄せられています。

【感想】
これは、アメリカの話ですが、

○ 歳をとることが教員としていいのかどうか、身体的に、精神的に、あるいは思想的に・・今回のブログでは、いろいろの視点で論じられていて面白かった。

○ 雇用差別の禁止は(アメリカのように)進めるべきですが

○ 日本でも、(旧国立大学を65歳で定年になって)私立大学では70歳まで定年が多い。・・・私も、その恩恵を受けているわけです。

○ その代わり(少ないながら)年金の支給は(働いているということで)停止している。

○ (日本での)大学という組織の根本問題は、時代の変化に対応できないこと、大学の使命である基礎研究をする力はそがれていること、です。
 *例えば、老教授が、教材用の大量の印刷を一人でするのが当たり前という実態がある。(今勤務している大学だけではなく・・)
 ・・・管理部門にコストが多くかかっている会社のようなものですね。
 
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2 コメント

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理化学研究所 (genesislife)
2008-07-09 22:28:04
 そういった『象牙の塔』的閉塞感を打ち破るべく生まれたのが理化学研究所ですね。

 そのお陰で現在の科学立国日本が有ると言っても過言ではないと思います。

 長岡半太郎、寺田寅彦、湯川秀樹、朝永振一郎…皆理研出身者です。

 そこでは権威に関係ない若者たちの自由な議論・研究が盛んに行われていました。

 私が学生だった30年ほど前までは高齢の教授が息も絶え絶えに何十年も使ったノートの板書でロクに講義もせず授業を消化するといった事が往々にありました。

 それに対する反動が今有る訳ですが。

 「アメリカはアメリカ」

 そう割り切っていいのでは?

 なんて無責任な事を言ってしまいましたが。

 有能な人材は年齢に関係なく世間が放ってはおかない筈。
世間は見ている (bonn1979)
2008-07-09 22:50:01
そうですか
理化学研究所のそういった役割は知りませんでした。

組織は
生き物である段階からは衰退していきますね。

急に
大分の教育界のこと、その余波の大きさを思い出しました。
できるだけ「教える」などという世界からは遠ざかろうと40数年前に大学生の頃思ったのですが。
人生の皮肉は面白いですね。

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