介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

第3601号 『奄美生活誌』を買う

2010-03-30 11:22:10 | 奄美大島
昨日、
恵原義盛『復刻・奄美生活誌』(南方新社)を買いました。
5800円+税と高いのですが、いつも新書ばかりではと思いました。(本文だけで)441ページ。
(写真。貝は、奄美大島の古仁屋で求めたものです)

奄美生活誌

1973年刊、復刻:2009年12月
*著者の恵原義盛先生は、1978年に亡くなっておられます。

☆この本の読後感:
(ネットのカスタマレビューから。横浜市「真照屋」氏、2010.01.03)
「九州と台湾の間に繋がる「海の上の照葉樹林帯」の島々の不思議さは以前から感じていたが、この本を手にしていくつかのことがき理解できた。それは挿絵を見ることでより想像が容易となった。マレー諸島からボルネオ、ミンダナオ、ルソン、台湾と移動してきた人と文化がこれら列島を経由して南九州へと伝搬し、他方、半島から北九州、近畿地方へと伝わった人と文化が日本全土に広がるなかで、これらの島々にもかぶさってきた。南方からの影響は、ことば、歌垣などの芸能、カミ信仰と集落の構造、民謡・民話、醗酵食品の多様さ、竹や木の民具、高倉などの建物に見られ、北方からの影響は新しい米作技術とその道具類、演芸、寺社建築、中世の丁寧語、精緻な機織り、などに伺うことができる。これらがそのまま昭和三十年代後半まで残されていたからこそ「奄美に日本の古代を見る」と研究者の間で言われたのだろう。一方で近現代史をみるとこの独特な地理的位置がもたらした悲劇があったことも知らねばならないと感じさせられる。また希少生物など自然環境保護の問題も緊急を要するようだ。出版社の図書目録でそれらの一部を知ることができた。引き続き読破していたきい。」

第3579号 2010.03.20
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第3600号 矛盾を抱えながら... | トップ | 第3602号 年度の終わりに »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

奄美大島」カテゴリの最新記事