介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第2146号 介護サービス施設調査結果から【厚生労働省】

2009-01-23 20:47:21 | 介護福祉
写真は、奄美大島ホノホシ海岸。
ツアーガイド アマミアン の1月23日付の記事からお借りしました。


今日1月23日、厚生労働省は、ホームページにおいて、

平成19年 介護サービス施設・事業所調査結果の概況 をアップしています。
介護保険制度によるサービスを提供している施設や事業所の概要ですが、グラフなども加えて平易に解説しています。

以下は、私が関心のある事項をザッとみてみました。

○ 介護保険法による3つの形態の施設  総数は11,935箇所である
  そこで生活している高齢者は、約80万人である。

○ 介護保険施設の分布は、地域格差が大きい。
  全国平均は、65歳以上人口10万人に占める施設入居者数でみて、3049人。
 私がいま住んでいる鹿児島県では、3635人
 全国的に多いのは、徳島県 4550人 第2位は(私が生まれた)富山県 4333人
 少ないのは、東京都で2219人・・・・(比率でいって)徳島県の半分

○ 要介護度
 介護を要する程度を「要介護度」(介護度5が最も重い)であらわしています。
 「平均介護度」という指標が調べられています。
 介護老人福祉施設(昔の特養) 3.80
 老人保健施設         3.25
 介護療養型医療施設      4.30
 という風に施設のタイプで差がはっきりしています。

 年次推移で見ると、重度化がはっきりしています。
  介護老人福祉施設の場合:
     平成15年  3.63
     平成17年  3.74
     平成19年  3.80

○ 認知症の比率
 例えば、介護老人福祉施設の場合、40.5万人の在所者のうち、38.9万人
 つまり96%は認知症です。

○ 退所者の経路という調べもあります・・・「その施設からどういう理由で退所したのか?」

 介護老人福祉施設  63%は死亡 31%は医療機関  自宅へ帰ったのは1.6% 
 老人保健施設    31%が自宅へ帰っている 死亡は4%だけ 医療機関 45%
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