介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第2207号 神も仏も棄てた宗教者:世界初の比較宗教学者

2009-02-04 12:32:44 | 映画・読書
【読んでいます・・】
新潮選書からでた
『不千斎ハビアン』は、あまり宗教には知識のない私が読んで大変勉強になりました。
もとはといえば、毎回、このブログでご紹介しています新潮社の読者向けPR雑誌『波』2009年2月号の著者の釈 徹宗氏の短いエッセイを読んだのがきっかけです。p.36

【著者】
1961年生まれ。住職。兵庫大学准教授。

【テーマとなっている人物】
ハビアン 1565年頃、北陸に生まれる。
最近になって取りあげられている。
主著に、
『妙貞問答』と『破堤宇子』がある。
最初は、禅宗、次いでキリスト教、さいごにキリスト教も棄てた。

【評価】
世界初の比較宗教学者という高い評から
宗教を知識として利用した男といった酷評までさまざま

【現代性】
先行きの見えない世界
宗教観の対立を止揚する可能性を示唆
現代にスピリチュアル・ムーブメントとの類似点と相違

【人間性】
子どもの頃、いまでいうハンセン氏病だったが、お寺で治してもらい仏門へ
最後は、キリシタンの女性と駆け落ちしている
・・という人生

【文献】
多くの思想家、宗教者、作家、研究者が巻末にあげられています。
芥川龍之介
井上円了
遠藤周作
川合隼雄
岸本英夫
新村出
鈴木大拙
林羅山
柳田邦男
山本七平
コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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ぜひ読ませていただきます。 (岩清水)
2009-02-04 22:00:22
勉強不足で、不千斎ハビアンを知りませんでした。ぜひ読ませていただきます。
ありがとうございました。
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