橘木俊詔『安心の社会保障改革/福祉思想史と経済学で考える』(東洋経済新報社、2010.9.30)
を買いました。
橘木先生は、京都大学を経て現在は同志社大学。経済学の立場から社会保障政策に関する研究・著作が多い。
第3837号(2010.08.10)では、『日本の教育格差』(岩波新書)を紹介しました。
民主党政権になって1年過ぎましたが、社会保障政策に関して統一的な社会保障政策が示されず、研究者からもまとまった著作がないままでしたので、自分の頭を整理するにふさわしいと思いました。
・ 国際比較研究の視点
・ 各国・日本について、社会保障政策の歴史を踏まえている
・ 経済学の方法による実証的な分析と方向の提示
・ 社会保障政策を、社会思想や政治過程などの側面からとらえている
といった特色があります。
現在、勤務する大学で、介護福祉コース1年生を対象にした「現代社会と福祉」という総合的で入門的な講義を担当しています。(旧カリの「社会福祉概論」)
社会福祉士国家試験に備えるという意味での基礎的な講義を行っています。先週木曜日の復習テストの結果では、学生達は試験問題の要点だけを覚えるのでなくもう少し背景の説明を知りたいと思っているようでした。
このブログでは「介護福祉の話」として、介護福祉の基本問題を扱っていますが、私自身は介護の現場で働いているわけではないので、中心は「介護福祉政策」ということになります。橘木先生のこの新著は、介護福祉政策を含む日本の社会保障政策を全体的に考察している点で、このブログで何回かに分けてとりあげていくための素材にぴったりの本だと思いました。
*介護専門職の社会的意義など私自身がもっとも関心をもつテーマには詳しくは触れられていません。
章立ては、以下のようになっています。(キーワード風に要約しています)
第1章 イギリス
第2章 ドイツ
第3章 北欧
第4章 アメリカ
第5章 日本
第6章 改革の方向
節の数では、14です。1週間に1節、あるいは、もう少しゆっくりのペースで、この本を読みながら、ネットの情報をリンクしたりして進めてみましょう。
を買いました。
橘木先生は、京都大学を経て現在は同志社大学。経済学の立場から社会保障政策に関する研究・著作が多い。
第3837号(2010.08.10)では、『日本の教育格差』(岩波新書)を紹介しました。
民主党政権になって1年過ぎましたが、社会保障政策に関して統一的な社会保障政策が示されず、研究者からもまとまった著作がないままでしたので、自分の頭を整理するにふさわしいと思いました。
・ 国際比較研究の視点
・ 各国・日本について、社会保障政策の歴史を踏まえている
・ 経済学の方法による実証的な分析と方向の提示
・ 社会保障政策を、社会思想や政治過程などの側面からとらえている
といった特色があります。
現在、勤務する大学で、介護福祉コース1年生を対象にした「現代社会と福祉」という総合的で入門的な講義を担当しています。(旧カリの「社会福祉概論」)
社会福祉士国家試験に備えるという意味での基礎的な講義を行っています。先週木曜日の復習テストの結果では、学生達は試験問題の要点だけを覚えるのでなくもう少し背景の説明を知りたいと思っているようでした。
このブログでは「介護福祉の話」として、介護福祉の基本問題を扱っていますが、私自身は介護の現場で働いているわけではないので、中心は「介護福祉政策」ということになります。橘木先生のこの新著は、介護福祉政策を含む日本の社会保障政策を全体的に考察している点で、このブログで何回かに分けてとりあげていくための素材にぴったりの本だと思いました。
*介護専門職の社会的意義など私自身がもっとも関心をもつテーマには詳しくは触れられていません。
章立ては、以下のようになっています。(キーワード風に要約しています)
第1章 イギリス
第2章 ドイツ
第3章 北欧
第4章 アメリカ
第5章 日本
第6章 改革の方向
節の数では、14です。1週間に1節、あるいは、もう少しゆっくりのペースで、この本を読みながら、ネットの情報をリンクしたりして進めてみましょう。