介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

「場のケア力」(石井秀樹)

2008-05-22 14:38:00 | 園芸ケア
【環境と福祉の統合】
広井良典編『「環境と福祉」の統合ー持続可能な福祉社会の実現に向けて』
(有斐閣、2008年2月)
を読んできました。

第5章から第7章までの3章は、
「環境と福祉」の統合に向けての政策と実践
のⅠのレベル:臨床(ケア)レベル
ということで、
先に第5章「緑地福祉学の構想と実践ー医療・福祉への緑の活用」
(岩崎寛二・千葉大学大学院園芸学研究科)を紹介しました。

第6章 環境療法を超えて/ミリューセラピーの可能性
(浅野房代・東京農業大学農学部)では、医療施設とケア付きの集合住宅の例が紹介された。

【コミュニティ・デザインへ】
第7章は、「暮らしと自然が育む"場のケア力”
     -園芸療法・森林療法からコミュニティ・デザインへ」
と題されて、石井秀樹(東京大学創生科学研究科自然環境学専攻博士課程)
によって、概念の拡大と整理がされている。

第7章では、
○ 見沼田んぼ福祉農園(埼玉県)

○ 石像寺「釘抜地蔵」(京都府)
の2つの事例を紹介している。

【概念の遊びか】
この3つ章を一度読んで感心したのですが、いざ、ブログで要点を紹介しようとして、概念の分類が3つの章とも重なり合って入るようですが、全体としてははっきりわかりませんでした。
というか、「概念の乱発」という印象さえ受けたのです。

緑という「場」にケアの力がある・・という第7章のタイトルの意味するところはわかりました。

【高齢者施設の園芸療法の試みに参加して・・】
写真は、今週19日午前中に、鹿児島市内のあるグループホームで、院生のQさんが展開している「園芸療法の効果」に関する研究の(全12週間の内)5週目の第3グループにボランティアとして参加したときのもの。

詳しくは、

Let's "園芸療法"Horticultural Therapy

の毎週の報告をご覧いただきたいのですが、
その日のメインのさつまいもの植え付けが終わってから、
前の週に植えた野菜の芽を二人でおしゃべりながら(間引きのため)摘んでいるところ。
2人(86歳と82歳)の間で聞いていた私が写真を撮りました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 高齢者福祉学第6講は、明日7... | トップ | 経済が人のためにあるのであ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

園芸ケア」カテゴリの最新記事