【精神障害のある人の利用施設】
高木邦明教授他の編著『障害者福祉の研究課題と方法』(学文社)
を読んでいます。
今日は、
編者の一人でもある茶屋道 拓哉担当
「第4章 精神障害のある人の利用施設の現状と課題」(p49-p76)です。
*茶屋道氏は、九州看護福祉大学専任講師。
【対照的な2つの県】
人口10万対精神病床数(2005年10月1日現在)
全国平均 277.3床
一番高い県 鹿児島県 573.8
一番低い県 神奈川県 165.4
【社会復帰施設の設立主体】
鹿児島県 多くは、医療法人により設置
神奈川県 多くは、社会福祉法人や市町村
○小規模作業所(神奈川県では、「地域作業所」)
鹿児島県 8箇所
神奈川県 153
○家族会
鹿児島県 22箇所
神奈川県 47
【母体病院】
この第4章では、鹿児島県と神奈川県の両極を対比して考察している。
2003年に、鹿児島県における社会復帰施設 29
神奈川県 〃 23
に対して、郵送法で調査を行った。
(回収率:鹿児島県 55.2%、神奈川県 39.1%)
○それぞれの施設に「母体病院があるか否か」の回答:
鹿児島県 すべての社会復帰施設において、母体病院がある。(しかも近接)
神奈川県 2施設(22%)
【施設利用を本人が決める際の理由】
主治医からのすすめ 病院職員(PSWなど)からのすすめ
鹿児島県 35.9% 11.4%
神奈川県 7.0% 35.2%
【退所後の動向】
再入院 アパートで生活 グループホームへ入居
鹿児島県 38.2% 18.3% 9.2%
神奈川県 26.1 43.5 21.7
【感想】
この調査結果の底流には、鹿児島県における社会福祉サービスの課題が潜んでいる。
*写真は、キャンパス1号館前から鹿児島湾を望む。遠くに大隅半島の山。
高木邦明教授他の編著『障害者福祉の研究課題と方法』(学文社)
を読んでいます。
今日は、
編者の一人でもある茶屋道 拓哉担当
「第4章 精神障害のある人の利用施設の現状と課題」(p49-p76)です。
*茶屋道氏は、九州看護福祉大学専任講師。
【対照的な2つの県】
人口10万対精神病床数(2005年10月1日現在)
全国平均 277.3床
一番高い県 鹿児島県 573.8
一番低い県 神奈川県 165.4
【社会復帰施設の設立主体】
鹿児島県 多くは、医療法人により設置
神奈川県 多くは、社会福祉法人や市町村
○小規模作業所(神奈川県では、「地域作業所」)
鹿児島県 8箇所
神奈川県 153
○家族会
鹿児島県 22箇所
神奈川県 47
【母体病院】
この第4章では、鹿児島県と神奈川県の両極を対比して考察している。
2003年に、鹿児島県における社会復帰施設 29
神奈川県 〃 23
に対して、郵送法で調査を行った。
(回収率:鹿児島県 55.2%、神奈川県 39.1%)
○それぞれの施設に「母体病院があるか否か」の回答:
鹿児島県 すべての社会復帰施設において、母体病院がある。(しかも近接)
神奈川県 2施設(22%)
【施設利用を本人が決める際の理由】
主治医からのすすめ 病院職員(PSWなど)からのすすめ
鹿児島県 35.9% 11.4%
神奈川県 7.0% 35.2%
【退所後の動向】
再入院 アパートで生活 グループホームへ入居
鹿児島県 38.2% 18.3% 9.2%
神奈川県 26.1 43.5 21.7
【感想】
この調査結果の底流には、鹿児島県における社会福祉サービスの課題が潜んでいる。
*写真は、キャンパス1号館前から鹿児島湾を望む。遠くに大隅半島の山。