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宮崎県の高齢者福祉施設:10%は園芸療法をやっている

2008-02-14 09:53:14 | 園芸ケア
【南九州大学の調査】
きのう
大学院の演習で
1年生のQさんから
「園芸学会雑誌」の2002年別冊1(学会要旨)
のコピーをもらう。
同誌、p323.

南九州大学の調査。
小浦誠吾先生(現在は、九州保健福祉大学)と園芸学部学生による調査。

【宮崎県の高齢者福祉施設】
134件を対象に調査。
116件の回答、つまり回収率80.6%と高い。

報告によると、
この高い回収率の背景には、
事前に電話で話をして了解を得てから施設長または事務長宛に
返信用封筒を入れて郵送したとのこと。

【調査内容】
・園芸活動を取り入れているかどうか
  →園芸療法を認知している:70.8%
  →園芸療法を実際にやっている:10.4%

・取り入れている場合には、その活動状況
・取り入れていない場合には、その阻害要因

・園芸療法を行っていない施設95施設に対して、導入の意思を聞く。
  →導入の意思あり。     16.8%
  →検討中/検討の余地あり  58.9%
  →導入の意思なし      24.2% 

・どのような療法を実施しているか(複数回答)

【音楽療法が普及している】
作業療法    43.4%
理学療法    61.3

音楽療法    66.0
園芸療法    10.4  *箇所数で11箇所。
動物介在療法   4.7
芸術療法     9.4
芳香療法     0
乗馬療法     0

*作業療法と、理学療法については昭和40年(1965)に国家資格ができている。

【鹿児島県では?】
この宮崎県での調査の詳細はわかりませんが、
「療法」に対する関心があります。

宮崎県では、前にも書きましたが、
宮崎大学、南九州大学、九州保健福祉大学
で、園芸療法に関するカリキュラムがある。
*鹿児島県にはない。

これまでの関係者へのヒアリングを総括すると
鹿児島県下でこのような調査をすること事態、まだ時期尚早の感があります。
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