介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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1513  遺書のオンライン案内まで 【ニュージーランド政府の高齢者政策】

2008-09-04 05:32:38 | 地球→ドイツブログ
【これまでの経過】
ニュージーランドNZの社会福祉・社会保障・社会政策を調べ始めています。
①8/28 世界で実質的にはじめての社会保障法
②8/30 NZに関する日本での研究案内(多くはない)
③9/04 ・・・今日 高齢者政策の体系

NZの先進性を示す指標として、女性参政権があります。(女性に選挙権が与えられる)NZの1893年は世界最初でした
  日本は、これに対して、1945年(太平洋戦争の敗戦後)
この結果、国会議員の女性比率 NZ 32% vs 日本 7%(2003年)

【60s Plus】は、「60歳以上」というわけですが、NZ政府の高齢者政策のタイトルです。
2ページにわたり、5つのカテゴリで21の事項が挙げられています。

5つのカテゴリ:
Ageing   高齢を迎えて
Health & wellbeing   健康・しあわせ
Money & benefits    暮らし(経済的なこと)
Volunteering       ボランティア
Death & bereavement    死を迎える準備

訳は私の意訳。4番目と5番目に特徴がありますね。

【死の準備のためのサイト】
Death & bereavement
(bereavementは、「死んだあと、残された家族をいたわる」の意味)
1.Register a death
2.Wills        *遺書
3.Make your Will online

遺書をオンラインで受け付ける政府のサイトがリンクしています。

今日は、その詳しい内容よりは、NZでは、死の準備とそのあとの家族のケアまで、高齢者政策の体系に入っているということをお伝えしたかったのです。

【これに対して日本では】
厚生労働省のホームページ
トップページに年金記録と「長寿医療」制度の欄がある。
分野別の「介護・高齢者福祉」をみると、「高齢者保健福祉施策情報」とあるので、クリックするとまだ何もかかれていなかった!

高齢者政策は、厚生労働省以外の各省に関連するので、内閣府に「共生社会政策」担当があり、その中の一つに「高齢社会政策」の項目があります。
事務的な表現で政策の体系が書かれているが、NZのような詳しい情報は出てこない。もちろん、人口410万と1億2千万との違いと思いますが・・
*皆さんが住んでおられる市町村のサイトではどうですか?
普通の市町村では遺書のことまではないと思いますが。


*写真は、加計呂麻島。新築祝いに集落で唄い、踊っている。
奄美・加計呂麻島なんでもありBLOGの9月3日の記事から。
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